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全体集計関数

データセット全体のすべてのイベントを対象に値を集計する関数です。

全体集計について

ケース集計が単一のケース内で処理するのに対し、全体集計はデータセット内のすべてのイベントを対象に計算します。次のような分析が可能です:

  • 全体の合計や平均の計算
  • 個々のイベントやケースと全体の基準値との比較
  • 全体に占める割合の計算

よく使うパターン

  • 全体統計:

    allSum(Revenue)           // Total revenue
    allAvg(ProcessingTime)    // Average processing time
    allCount()                // Total number of events
  • 全体に占める割合:

    caseSum(Amount) / allSum(Amount) * 100   // This case as % of total
    Amount / allSum(Amount) * 100            // This event as % of total
  • 平均との比較:

    Duration - allAvg(Duration)              // Difference from average
    Duration / allAvg(Duration)              // Ratio to average
  • 条件付きの全体集計:データの一部を対象に集計します:

    allSumIf(Amount, Region == "Europe")     // European total
    allAvgIf(Duration, Priority == "High")   // High-priority average
    allCountIf(Status == "Completed")        // Completed count
  • 外れ値の特定:

    if(Duration > allAvg(Duration) + 2 * allStdDev(Duration), 
       "Outlier", "Normal")

allSum

(attribute)

データセット内のすべてのイベントについて、数値属性の合計を計算します。

パラメーター
attribute number 合計する属性
戻り値 数値
例
allSum(Revenue) → すべてのケースの売上合計

allAvg

(attribute)

データセット内のすべてのイベントについて、属性の平均を計算します。

パラメーター
attribute number 平均を計算する属性
戻り値 数値
例
allAvg(ProcessingTime) → 全体の平均処理時間

allMin

(attribute)

データセット内のすべてのイベントの最小値を返します。

パラメーター
attribute number 最小値を返す属性
戻り値 数値
例
allMin(StartTime) → データ内で最も早いタイムスタンプ

allMax

(attribute)

データセット内のすべてのイベントの最大値を返します。

パラメーター
attribute number 最大値を返す属性
戻り値 数値
例
allMax(Amount) → データ内の最大金額

allCount

()

データセット内のイベント総数を返します。

戻り値 数値
例
allCount() → イベント総数

allMedian

(attribute)

データセット内のすべてのイベントの中央値を返します。

パラメーター
attribute number 中央値を返す属性
戻り値 数値
例
allMedian(Duration) → すべての所要時間の中央値

allStdDev

(attribute)

データセット内のすべてのイベントの標準偏差を計算します。

パラメーター
attribute number 分析する属性
戻り値 数値
例
allStdDev(ProcessingTime) → 処理時間の標準偏差

allCountDistinct

(expr)

データセット内のすべてのイベントについて、値の種類数を数えます。

パラメーター
expr any 値の式
戻り値 数値
例
allCountDistinct(Resource) → 一意なリソース数

allSumIf

(attribute, condition)

条件に一致するすべてのイベントの値を合計します。

パラメーター
attribute number 合計する属性
condition boolean 絞り込み条件
戻り値 数値
例
allSumIf(Amount, Region == "Europe") → ヨーロッパのケースの合計金額

allAvgIf

(attribute, condition)

条件に一致するすべてのイベントの値の平均を計算します。

パラメーター
attribute number 平均を計算する属性
condition boolean 絞り込み条件
戻り値 数値
例
allAvgIf(Duration, Priority == "High") → 優先度が高い項目の平均所要時間

allCountIf

(condition)

条件に一致するすべてのイベント数を数えます。

パラメーター
condition boolean 件数を数える条件
戻り値 数値
例
allCountIf(Status == "Completed") → 完了したイベント数

allMinIf

(attribute, condition)

条件に一致するすべてのイベントの最小値を返します。

パラメーター
attribute number 最小値を返す属性
condition boolean 絞り込み条件
戻り値 数値
例
allMinIf(Price, Category == "Premium") → プレミアム商品の最低価格

allMaxIf

(attribute, condition)

条件に一致するすべてのイベントの最大値を返します。

パラメーター
attribute number 最大値を返す属性
condition boolean 絞り込み条件
戻り値 数値
例
allMaxIf(Duration, Activity == "Approval") → 承認にかかった最長時間

統計関数

すべてのイベントにおける値の分布を分析する統計関数です。

  • パフォーマンスの層を特定:

    パーセンタイルは0から1までの小数で指定します(0.25=25パーセンタイル):

    if(Duration < allPercentile(Duration, 0.25), "Fast",
       if(Duration < allPercentile(Duration, 0.75), "Normal", "Slow")
    )
  • 外れ値の特定:平均から標準偏差の2倍を超えて離れた値:

    if(abs(Amount - allAvg(Amount)) > 2 * sqrt(allVariance(Amount)),
       "Outlier", "Normal")
  • 基準値との比較:

    Duration > allPercentile(Duration, 0.9)   // Is this in the top 10% (slowest)?

allPercentile

(attribute, percentile)

すべてのイベントを対象に、属性のパーセンタイルを計算します。

パラメーター
attribute number 分析する属性
percentile number 0から1までの割合で指定するパーセンタイル(0.95 = 95パーセンタイル)
戻り値 数値
例
allPercentile(Duration, 0.95) → 全体の所要時間の95パーセンタイル

allVariance

(attribute)

すべてのイベントを対象に、属性の分散を計算します。

パラメーター
attribute number 分析する属性
戻り値 数値
例
allVariance(Amount) → すべてのイベントにおける金額の分散

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