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プロセスチャートで可視化・分析

チャート

ProcessMindは、データの可視化と分析のための強力なチャートオプションを提供します。これらのチャートは迅速な洞察、トレンドの特定、データに基づいた意思決定を可能にします。以下に、現在サポートされているチャートタイプと利用可能なカスタマイズオプションを示します。


チャートタイプの選び方

プロセスダッシュボードのチャート種類

  • Bar Charts(バー チャート)
    活動数や所要時間、スループットなど、カテゴリーやグループを横並びで比較するのに最適です。離散データ比較の可視化に向いています。

  • Column Charts(カラム チャート)
    時系列データやカテゴリごとの指標を縦方向に比較し、トレンドや頻度分布を分かりやすく表示します。時間ベースのデータ分析に最適です。

  • Line Charts(ライン チャート)
    ケースのスループットなど、連続データの推移や変化、進捗を見せるのに適しています。

  • Area Charts(エリア チャート)
    ラインチャート同様ですが、線下のエリアを塗りつぶし、変化量や累積効果を強調可能です。

  • Pie Charts(パイ チャート)
    プロセスでのアクティビティタイプ構成比など、全体に対するパーセンテージや比率表示に適しています。

  • Donut Charts(ドーナツ チャート)
    パイチャートのバリエーションで、中央に追加情報を表示できます。比率を強調したままセンターでコンテキストを示す用途に最適です。

  • Radial Bar Charts(ラジアル バー チャート)
    データを円形にグループ分けし、視覚的に魅力的な形式で表現できます。コンパクトなスペースで複数データを比較するのに便利です。

  • Gauge Charts(ゲージ チャート)
    KPIや目標への進捗、ケース数の達成度を一目で見せるのに最適です。

  • Text Charts(テキスト チャート)
    主要指標や数値をテキスト表示します。視覚チャートと並べてKPI等サマリー用に活躍します。 テキストチャートはMarkdown記法で太字・イタリック・テーブル・画像等も表現できます。詳しくは こちら 。 さらにexpressionによるメトリクスや計算値との組み合わせで動的なコンテンツ生成も可能です。説明は こちら

  • HTML Frames(HTMLフレーム)
    外部や動的なコンテンツ、カスタムチャート・レポート等、標準で未対応のビジュアルもダッシュボード内に埋め込めます。

プレフィックス付きチャート

これらはデータレベルのチャートで、ProcessMindで設定されて利用可能です。これには以下が含まれます

  • ケースプレフィックス付きチャート
  • イベントプレフィックス付きチャート
  • 持続可能性メトリックチャート

これらのチャートは、共通の要素を持つ限り、単一または複数のデータセットの属性にアタッチできます。


チャートカスタマイズオプション

ProcessMindの各チャートは、以下のオプションでカスタマイズできます:

一般

  • チャートタイトル:
    チャートのタイトルを自由に設定できます。未設定の場合は、紐付けられた属性名がデフォルトになります。

  • チャートタイプ:
    現在のチャートタイプを、対応する他のタイプに簡単に切り替えできます。

  • カラム属性: Gauge ChartsText ChartsHTML Frames では利用不可)
    チャートで表示する属性を選択します。これらの属性はデータセットごとに色分けされ、特定要素を簡単に見分けられます。

  • テキスト: Text Charts のみ利用可)
    入力項目でMarkdown記法を使い、見出しやリスト、太字・斜体などのリッチテキストを設定できます。詳しいマニュアルは こちら 。 また、指標や計算の式と組み合わせて動的なコンテンツ生成も可能です。詳細は こちら

  • HTML: HTML Charts のみ利用可)
    カスタムHTMLをチャート内に埋め込めます。これにより情報表示や外部データ連携が柔軟に可能です。 DARK/LIGHT モード対応のテンプレートも自動付与。 テキスト欄同様、「${metric}」や「${total - metric}」などの式や要素も利用できます。


Metric(指標)

各指標の詳細はMetricドキュメントをご覧ください:

Metricガイド
指標の活用ガイドで、チャートに効果的に設定する方法をご紹介します。
  • Norms Settings(標準値設定):

ゲージチャートに「良」「注意」「警告」などの独自の基準範囲を自由に追加できます。Norm Settingsパネルから範囲を編集・登録してください。 (標準値は必要な数だけ設定可能)

image 標準値設定の手順:

  • 新しい標準値の追加 「+ Add」をクリックして新規行を追加します。
  • 名称 範囲名を入力します(例:Low、Medium、High)。編集画面で区別しやすくなります。

開始 / 終了

  • 開始: 範囲の下限。未指定で右のドロップダウンから「Minimum」を選ぶと最小値に。
  • 終了: 範囲の上限。未指定、「Maximum」で最大値に。 オプション

各境界の横にあるドロップダウンで動作を指定します。

  • Minimum/Maximum:チャート全体の最小値/最大値に連動します。
  • Normal:入力した数値をそのまま採用。

色見本をクリックして範囲ごとに色を選択します(例:Low=緑、Medium=オレンジ、High=赤など)。配色はチャートカラー設定で変更できます。

  • 塗りつぶし 塗りつぶしON/OFFで、背景帯にするか線のみか選べます(棒グラフ・カラムチャートのみ)。
  • 削除 ゴミ箱アイコンで範囲を削除します。

チャート上での標準値の表示例(ゲージチャート) image

Normsを設定すると、ゲージが色分けされた弧で区切られます。値はポインタおよび中央数値で示されます。 例:ゲージで3区分(Low: 最小〜100[緑]、Medium: 100〜110[橙]、High: 110〜最大[赤])。

120中87ならポインタは緑帯に入り、「Low」範囲内=正常であることが示されます。バー色も自動反映。

このように設定すると、指標が範囲内か・しきい値に近いか・逸脱しているかがすぐに分かります。


フィルター & 並べ替え

  • チャートフィルター:
    チャートデータにフィルターを適用し、特定の情報にフォーカスできます。 image ダッシュボードのフィルターセクションで利用可能なすべてのフィルターをチャートに適用できます。これらのフィルターは既存フィルターの上に追加されますが、「Apply Filters」をオフにすると、そのチャートにだけ静的に適用されます。

  • データフィルター:
    オープン、クローズ、またはすべてのケースでフィルターが適用できます。

  • 並べ替え方法:
    並び順(自動、昇順、降順など)を選択します。

  • 上位X件の表示:
    チャートに表示するデータ数の上限を設定できます。

  • 全体フィルターの適用:
    グローバルフィルターをこのチャートにも適用するか選択します。

  • アプリ時間フィルター:
    チャートに時間フィルターを適用するか指定します。


ラベル
  • データラベルを表示:
    チャートポイントの上にラベルを表示するかどうか切り替えます。
  • X軸ラベルの表示:
    X軸ラベルを有効または無効化し、カスタマイズします。
  • Y軸ラベルの表示:
    Y軸ラベルを有効または無効化し、カスタマイズします。
  • 凡例の位置:
    凡例の位置を設定します(上、下、左、右)。

スタイル

  • 塗りスタイルカラー:
    チャートは多様な塗りスタイルでカスタマイズできます。
    • グラデーション: 全体にグラデーション効果を適用。
    • ソリッド: データセットを元に単色で表示。
    • モノクローム: データセットから選んだ単色を使います。
    • モノクロームグラデーション: 単色にグラデーション効果を組み合わせます。
X-ray

これらのチャートタイプとカスタマイズオプションを活用することで、ProcessMindは特定の分析ニーズに合った高度にカスタマイズされたビジュアルを作成し、明確で実行可能な洞察を提供します。