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フィルターの使い方

フィルターの使い方

フィルターを使うと、データの一部に絞って分析できます。すべてを一度に見るのではなく、重要なケース・期間・パターンにフォーカスしましょう。


フィルターを使う理由

フィルターは、次のような具体的な問いに答えるのに役立ちます。

  • 「この地域の受注はどうなっている?」
  • 「直近の四半期のプロセスのパフォーマンスは?」
  • 「最も長い経路をたどったのはどのケース?」
  • 「失敗したケースの共通点は?」

フィルターなしでは平均や合計しか見えません。フィルターを使えば特定のセグメントを切り出して比較できます。


フィルターパネル

フィルターパネルは dashboard の左側にあります。

[IMAGE: FilterPanel.webp]

  • Content: 適用中のフィルターと追加ボタンを表示したフィルターパネルのスクリーンショット
  • Alt text: “適用中のフィルターを表示する ProcessMind のフィルターパネル”

フィルターパネルの操作

ControlAction
+ Add Filter新しいフィルターを追加するメニューを開く
Active Filters現在適用中のフィルター一覧
X on filterそのフィルターを削除
Clear Allすべてのフィルターを一括削除
Eye Icon削除せず一時的にフィルターを無効化

フィルターの追加

フィルターの追加方法は3つあります。

1. フィルターメニューから

  1. フィルターパネルで + Add Filter をクリック
  2. フィルターのカテゴリを選択
  3. フィルターの種類を選択
  4. 値を設定して適用

2. チャートから

  1. 任意のチャートのセグメント(例:棒グラフのバー)をクリック
  2. 表示される Filter ボタンをクリック、またはセグメントをダブルクリック
  3. 選択内容に基づいて自動でフィルターが作成されます

3. プロセス図から

  1. プロセス内のアクティビティやコネクションをクリック
  2. コンテキストメニューで Filter をクリック
  3. 適用するフィルタータイプを選択

Quick Filter

チャートやプロセス要素をダブルクリックすると、見ている内容に基づくフィルターを最も手早く作成できます。


フィルターの種類

ProcessMind ではフィルターをカテゴリごとに整理しています。

共通フィルター

すべてのプロセスで使えるフィルターです。

ケースフィルター

プロセス経路の出現頻度で絞り込みます。

  • スライダー範囲: 全体の X%〜Y% で発生する経路に従うケースのみを含める
  • ユースケース: まれな例外ケースを除外して主流のプロセスに集中、または逆に珍しいバリエーションだけを抽出する

Followed By フィルター

アクティビティの順序に基づいて絞り込みます。

OptionMeaning
Directly Followed ByアクティビティAの直後にBが発生する
Indirectly Followed ByアクティビティAの後、しばらくしてBが発生する
Not Directly Followed ByAの直後にBは発生しない(後で起こる可能性はある)
Never Followed ByAの後にBは一度も発生しない

ユースケース: 出荷前に承認されていないケースの特定や、手戻り(リワーク)ループの検出。

期間フィルター

期間で絞り込みます。

[IMAGE: PeriodFilter.webp]

  • Content: 日付範囲を選べる期間フィルターのスクリーンショット
  • Alt text: “ProcessMind の期間フィルター(日付範囲の選択肢付き)“
オプション説明
カスタム期間開始日と終了日を指定
指定した年の全データ
四半期特定の四半期のデータ
特定の月のデータ
特定の週のデータ
日付と時刻日付と時刻を細かく指定

活用例: 今期と前期を比較したり、特定のインシデント発生期間に絞って分析できます。

バリアント フィルター

プロセスの経路(バリアント)で絞り込みます。

[IMAGE: VariationFilter.webp]

  • Content: さまざまなプロセス経路を表示するバリアント フィルターのスクリーンショット
  • Alt text: “ProcessMind のバリアント フィルター(プロセスのバリアント表示)“
  • バリアント一覧: プロセス内の固有の経路を一覧表示
  • 指標: 各バリアントのケース件数、平均時間などを表示
  • プレビュー: バリアントをクリックすると、その経路をハイライト表示
  • 複数選択: 複数のバリアントを含める/除外できる

活用例: 「ハッピーパス」と問題のあるバリアントを比較できます。

標準属性

すべてのデータセットで利用できる標準的な Process Mining 指標:

  • Start Time: ケースの開始時刻で絞り込み
  • Cost: ケースのコストで絞り込み(利用可能な場合)
  • tCO2e: カーボンフットプリントで絞り込み(利用可能な場合)

データセット固有のフィルター

データに含まれる属性に基づくフィルターです。

  • 顧客区分、地域、製品カテゴリ
  • ステータスコード、優先度
  • データセット内の任意のカスタム項目

アップロードしたデータによって内容は異なります。


フィルターの管理

適用中フィルターの確認

適用中のフィルターはフィルターパネルに表示されます。各フィルターには次が表示されます。

  • フィルターの種類と名前
  • 現在の条件
  • 削除(X)ボタン

フィルターの削除

  • 個別に削除: フィルター横の X をクリック
  • 一括で削除: フィルターパネル上部の Clear All をクリック

一時的にフィルターを無効化する

Eye Icon をクリックすると、削除せずに全フィルターを一時的に無効化できます。これにより以下が可能です。

  • フィルターあり/なしのビューを素早く比較
  • フィルターの影響を確認
  • 設定を崩さずオン/オフを切り替え

再度アイコンをクリックすると有効に戻ります。


フィルターセットの保存

複数のフィルターの組み合わせを保存して、あとから再利用できます。

[IMAGE: SaveFilters.webp]

  • Content: フィルターセット保存ダイアログのスクリーンショット
  • Alt text: “ProcessMind のフィルターセット保存ダイアログ”

フィルターの保存方法

  1. 必要なフィルターを設定
  2. フィルターパネルの Filter Set アイコンをクリック
  3. 名前を入力して Save をクリック

保存したフィルターの読み込み

  1. Filter Set アイコンをクリック
  2. 一覧から保存済みフィルターセットを選択
  3. 現在のフィルターがその内容に置き換わります

Bookmarks Include Filters

より完全な状態を保存したい場合は Bookmarks を使いましょう。フィルターに加えて、ビュー設定・ズーム・チャート設定も保存されます。


セレクター

セレクターは見た目はフィルターに似ていますが、役割は異なります。データを除外するのではなく、分析をどの切り口で見るかを選ぶための機能です。

[IMAGE: Selectors.webp]

  • Content: 地域や製品などのディメンションを選べるセレクターのドロップダウンのスクリーンショット
  • Alt text: “分析ディメンションを選択する ProcessMind のセレクター”

フィルターとセレクターの違い

フィルターセレクター
Purposeデータを除外して絞り込む視点(切り口)を選ぶ
Effectケース数が減る集計やグルーピングが変わる
Example「欧州だけを表示」「地域別に内訳表示」
Result該当ケースが少なくなる同じケースを別の見せ方で表示

セレクターの仕組み

セレクターは、チャートや指標のグルーピングや表示方法を切り替えます。

  • Region selector: 地域別の内訳で指標を表示
  • Product selector: 製品ごとのパフォーマンスを比較
  • Team selector: チーム間のパフォーマンスを比較
  • Time selector: 日/週/月などの時間粒度を選択

利用できるセレクターは、データセットで設定されたディメンションに依存します。

セレクターの使い方

  1. セレクターのドロップダウンを探します(通常は dashboard 上部またはチャート設定内)
  2. クリックしてドロップダウンを開く
  3. 分析の切り口にしたいディメンションを選択
  4. 選択内容に合わせてチャートや指標が更新されます

セレクターとフィルターの併用

セレクターとフィルターは組み合わせて使います。

  • まずフィルター: 見たいケースに絞り込む
  • 次に選択: そのケースをどう切り分けるか選ぶ

: Q4 にフィルターしてから、地域セレクターで Q4 内の地域別比較を行う。

Exploring Dimensions

セレクターの値を切り替えてパターンを探ってみましょう。地域・製品・顧客タイプでパフォーマンスが大きく異なることがあります。


フィルター活用のコツ

フィルターの組み合わせ

複数のフィルターは AND 条件で動作します。ケースは適用中のフィルターすべてを満たす必要があります。

: 期間フィルター(1月)+ 地域フィルター(欧州)= 1月の欧州のケースのみ

追加順序は関係ありません

フィルターはどの順番で追加しても構いません。どれを先に追加しても結果は同じです。

ケース数に注意

フィルターを追加するとケース数は減っていきます。絞り込みすぎると、分析に十分な件数が残らない場合があります。

ケース数インジケーターで、現在のフィルターに一致する件数を確認しましょう。

まず全体、あとで深掘り

最初はフィルターを最小限にして全体像を把握し、その後、答えたい問いに合わせて段階的に絞り込みましょう。


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