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データセット設定ガイド

データセットのアップロードと設定画面マニュアル

データセットをアップロードすると、データセット画面が表示されます。この画面でProcess Mining分析向けにデータの解釈方法を設定できます。画面はいくつかの重要なセクションに分かれ、データセットの管理やカラムへの属性割り当て、ファイル情報の確認ができます。

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1. 表示名

画面左上の表示名フィールドでは下記が可能です:

  • データセット名の編集:内容を分かりやすく表す名前(例:「Customer Orders Data」「Incident Reports」など)へ変更できます。

2. データセットのアップロード

中央にはデータセットアップロードエリアがあります。

  • ファイルをドラッグ&ドロップしてアップロード
  • またはボックス内をクリックし、PCからファイルを選択
  • アップロード後、このエリアにファイルの詳細が表示されます。

3. ファイルプロパティ

右側のプロパティパネルでアップロード済みファイルの詳細を確認できます。

  • ファイル名:アップロードしたファイル名(例: P2P event log.csv
  • アップロード日時:ファイルがアップロードされた正確な日時
  • ファイルサイズ:ファイルサイズ(例:7.89Mb
  • Info)アイコンでシステムでのファイル利用状況の詳細も確認可能
  • 行数:データセットに含まれる行数(例:50,000 行)
  • 最終更新日:アップロード前にファイルが最後に更新された日(例:2024年2月28日

このセクションで正しいファイルがアップロードされているか確認できます。


4. 設定用タブ

データセット名とアップロードエリアの下にタブが並んでいます。

  • Process Mining(現在アクティブ)
  • Attributes
  • Activities
  • Data

各タブでデータセットの様々な設定ができます。ここではProcess Miningタブについて説明します。


5. Process Miningタブ

Process Miningタブでは、データセットのカラムを必須・任意フィールドにマッピングできます。これによりツールが分析時にデータを適切に解釈できるようになります。

必須フィールド

  1. Case ID

    • 各プロセスインスタンス(または「case」)を一意に識別するIDです。
    • ドロップダウンでCase IDに該当するカラムを選択してください(分析で必須)。
  2. Activity

    • 分析対象となるアクティビティやイベント(例:「Order Created」「Payment Processed」)を示します。
    • プロセス内活動を表すカラム(例:「activity_due」)を選択してください。
  3. End Time

    • アクティビティやイベント発生時刻のタイムスタンプです。
    • 終了時刻に該当するカラム(例:「system_created_on」)を選んでください。

任意フィールド

  1. Start Time

    • アクティビティの開始時刻を表します。
    • データセットに開始時刻があれば、ドロップダウンから対応するカラムを選択します。
  2. User

    • アクティビティ実行者や部門、システムなどです。
    • 該当データがあれば、そのカラムを選びます。
  3. Cost

    • 各アクティビティやイベントのコストです。
    • コスト情報がある場合は、そのカラムをマッピングしてください。
  4. CO2

    • 各アクティビティのCO2排出量(可能な場合)。
    • 環境影響を記録したい場合は該当カラムを選択します。

6. その他タブでの追加設定

Process Miningタブで必須・任意フィールドを設定した後は、以下のタブから追加設定が可能です。

  • Attributes:属性の追加やカスタマイズ
  • Activities:ワークフロー分析のためのアクティビティ設定
  • Data:分析前にデータの確認やクリーニング

最終ステップ

  • 選択内容を確認し、正しいカラムが適切なフィールドにマッピングされているか確認しましょう。
  • マッピング後、設定済みデータでProcess Mining分析を進められます。

これらのステップにより、データセットが分析に最適な状態となり、ProcessMindでのプロセスマイニングから有益なインサイトが得られます。