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組織設定の管理方法

組織と環境(テナント)の構成

構成の概要

本マニュアルではアプリケーション上の「environments」(環境)を指しますが、これは技術的には「tenants」(独立インスタンス、個別設定・ユーザー・データを持つ)です。

これは複数環境(テナント)を持つ組織の構成例です。組織管理者がすべての環境を管理し、それぞれに専任の管理者がいます。ProcessMind導入には最低1つのテナントが必要です。

セットアップ構成図 - テナントと環境の関係

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組織設定・統計情報は組織管理者のみ閲覧可能です。 統計情報ではご契約プランに関連する利用状況が分かります。

組織のセットアップ

組織のセットアップは、ProcessMind の初期設定で最初に行う重要なステップです。組織管理者が次の内容を設定します:

  • Organization Name(組織名):システム上での組織の識別に使います。
  • Contact Email(連絡先メールアドレス):組織への連絡用メールアドレスです。
  • Allow Login Changes(ログイン変更の許可):ユーザーが認証で利用できる ID プロバイダーを環境管理者が選択できます。無効にしている場合は組織管理者だけが変更できます。選択肢:
    • Microsoft:Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)による認証。
    • Google:Google アカウントを使った認証。

    warning

    環境レベルで最低1つ以上のログインオプションを有効化してください。有効化しないとログインできません。

組織統計情報

組織統計情報では、ユーザー数やストレージ使用量などプランに関連するリソースの利用状況をまとめて表示します。現在の契約プランの上限や消費状況がすぐ分かります。

組織統計情報 - 利用状況サマリー

ユーザーの設定

組織管理者は環境ごとにユーザーを直接追加し、ロール(権限)を割り当てできます。利用可能なユーザーロール:

  • Organization Admin:全環境を管理し、グローバル設定や環境管理者の割り当てを行います。
  • Environment Admin:担当する環境内でユーザー・設定・テーマを管理します。
  • User:環境にアクセスして利用します。

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すべてのユーザーは必ずいずれかの環境に割り当てられます。組織管理者は1ユーザーを複数環境へ割り当て可能です。組織管理者は自動的に各環境に追加されますので、複数環境の管理に便利です。

この方法で環境を設定すれば、ProcessMind なら各テナントごとに安全・柔軟・拡張性の高い運用を実現でき、組織管理者による一元管理も可能です。