倉庫管理データテンプレート

SAP拡張倉庫管理
倉庫管理データテンプレート

倉庫管理データテンプレート

このテンプレートでは、SAP EWMの倉庫管理プロセスを分析するために必要なデータの収集方法を体系的にご案内します。イベントログに含める属性とアクティビティ、データ抽出の具体的な手順をまとめています。ボトルネックを効率よく見つけ、マテリアルフローを最適化するのに役立ちます。
  • 詳細な分析に推奨される属性
  • プロセス全体で追跡する主要なアクティビティ
  • SAP EWMからデータを抽出する手順
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

倉庫管理の属性

倉庫管理プロセスを詳しく分析するために、イベントログに含めることを推奨するデータフィールドです。
5 必須 6 推奨 10 任意
名前 説明
倉庫オーダー
WarehouseOrder
リソースが実行する一連の倉庫タスクをまとめる、倉庫オーダーの一意の識別子です。
説明

倉庫オーダーは、倉庫内で商品を取り扱うエンドツーエンドのプロセスを追跡するための主要なケース識別子です。出荷品のピッキングや入荷品の棚入れなど、作業単位を表します。各倉庫オーダーには、1つ以上の倉庫タスクが含まれます。

プロセスマイニングで倉庫オーダー単位に分析すると、特定の作業単位のライフサイクル全体を把握できます。ボトルネックの特定、作成から完了までのサイクルタイムの測定、1つの物流指示に関連するアクティビティ全体の流れの把握に役立ちます。

重要な理由

関連する倉庫アクティビティをすべて結び付ける中核的な識別子です。これにより、1つの作業単位を対象としたエンドツーエンドのプロセス分析とサイクルタイムの測定が可能になります。

入手先

通常は、/SCWM/WHOなどのSAP EWM倉庫オーダーヘッダーテーブルにあります。

例
200000145200000146200000147
アクティビティ名
ActivityName
「ピッキングタスクの作成」や「出庫計上」など、倉庫管理で発生した具体的なアクティビティまたはイベントの名前です。
説明

この属性は、倉庫管理プロセスにおける個々のステップまたはイベントを表します。アクティビティはプロセスマップを構成する要素であり、作成、確認、梱包、積み込み、商品の移動などのタスクを示します。

アクティビティの順序や頻度の分析は、プロセスマイニングの基本です。プロセスフローの可視化、一般的な経路とまれな経路の特定、標準手順からの逸脱の検出、遅延や手戻りの原因となる工程の特定に役立ちます。

重要な理由

プロセスの各ステップを定義し、プロセスマップの基礎となります。プロセスフロー、逸脱、ボトルネックの分析にも利用できます。

入手先

ステータスの変更、イベントメッセージ、または倉庫オーダーやタスクに関連するトランザクションログから導出します。たとえば、/SCWM/ORDIM_C(確認)などのテーブルや、/SCWM/WHOおよび/SCWM/ORDIM_Oのステータスフィールドを解釈して取得します。

例
ピッキングタスクの確認棚入れタスクの作成入庫計上倉庫オーダーの完了
ソースシステム
SourceSystem
SAP EWMの本番環境など、データの抽出元となるシステムを示します。
説明

この属性は、倉庫管理データの発生元となる記録システムを示します。複数のシステムを使う企業環境では、追跡可能性とコンテキストを確保するため、データの発生元を明記することが重要です。

分析では、複数のシステムにまたがる可能性のあるプロセスを区別したり、地域ごとに異なるシステムのプロセスを比較したりできます。データの来歴が明確になり、監査にも対応しやすくなります。

重要な理由

複数のSAP環境や連携システムがある場合に、データの来歴を明確にし、追跡可能性とコンテキストを確保します。

入手先

通常は、データの抽出、変換、ロード(ETL)の際に追加する固定値で、特定のSAP S/4HANAまたはEWM環境を示します。

例
SAP_EWM_PROD_EUS4H_US_100EWM_APAC_PRD
最終データ更新
LastDataUpdate
このレコードのデータがソースシステムから最後に更新された時刻を示すタイムスタンプです。
説明

この属性には、データがソースシステムから最後に抽出された時刻が記録されます。分析対象データの鮮度を把握するための重要な情報です。

分析やダッシュボードでは、データがいつの時点のものかを把握することが、適切な判断に欠かせません。このタイムスタンプにより、リアルタイムの情報を見ているのか、特定時点のスナップショットを見ているのかが分かり、データの最新性に関する認識をそろえられます。

重要な理由

データの鮮度を示すため、プロセス分析がどの時点の状況を反映しているかを把握できます。

入手先

通常は、データ抽出(ETL)の際に生成・追加されるメタデータフィールドです。データのロード時刻を示します。

例
2023-11-01T02:00:00Z2023-11-02T02:00:00Z
開始時刻
EventTime
アクティビティまたはイベントの開始時刻を示すタイムスタンプです。
説明

この属性には、特定の倉庫アクティビティが発生した正確な日時が記録されます。イベントの順序付けや、イベント間の所要時間の算出に使う主要な時間情報です。

プロセスマイニングでは、開始時刻をもとにケースごとのイベントを時系列に並べます。サイクルタイム、待ち時間、処理時間の算出に使われ、パフォーマンス分析、ボトルネックの特定、SLAの監視に欠かせません。

重要な理由

イベントを時系列に並べ、サイクルタイムや所要時間など、時間に基づくパフォーマンス指標を算出するうえで重要なタイムスタンプです。

入手先

通常は、/SCWM/ORDIM_C(例:フィールドCONF_TIMESTAMP)などのイベントテーブルや確認テーブル、または倉庫オーダーやタスクに関連するステータス変更ログにあります。

例
2023-10-26T10:00:00Z2023-10-26T10:15:30Z2023-10-26T11:20:00Z
ユーザーID
User
アクティビティを実行または確認した倉庫担当者やユーザーの識別子です。
説明

この属性には、倉庫タスクを実行した担当者のユーザーIDが記録されます。ピッキングを確認した担当者、梱包ステーションの梱包担当者、棚入れを確認したフォークリフト運転者などが該当します。

このデータは「リソース・設備稼働率」ダッシュボードに欠かせません。個人やチームのパフォーマンス分析、研修ニーズの特定、倉庫スタッフ間の業務負荷の調整に役立ちます。

重要な理由

作業を特定の担当者にひも付けることで、ユーザーやチームごとのパフォーマンスを分析できます。リソース管理や業務負荷の調整にも役立ちます。

入手先

通常は、倉庫タスクの確認データにあります。たとえば、/SCWM/ORDIM_CテーブルのフィールドUNAMEです。

例
JSMITHARODRIGUEZOPERATOR_05
倉庫オーダーステータス
WarehouseOrderStatus
「完了」や「キャンセル」など、倉庫オーダーの現在または最終のステータスです。
説明

この属性は、倉庫オーダーの最終結果を示します。オーダーが正常に完了したか、キャンセルされたかを把握することで、プロセスの成功率を分析し、未完了の理由を特定できます。

多くの分析で重要なフィルターとして使われます。たとえば、倉庫のエンドツーエンドサイクルタイムを計算する際は、通常、完了したオーダーのみを対象にします。また、キャンセルされたオーダーの頻度や原因を調査する際にも役立ちます。

重要な理由

ケースの結果を示します。完了したオーダーとキャンセルされたオーダーを区別して絞り込めるため、サイクルタイムや処理量を正確に分析できます。

入手先

ステータスフィールドは通常、倉庫オーダーヘッダーテーブル(/SCWM/WHO)にあります。

例
完了処理中キャンセル
倉庫オーダー種別
WarehouseOrderType
棚入れ、ピッキング、内部補充など、目的に応じて倉庫オーダーを分類します。
説明

倉庫オーダー種別は、物流上の役割に応じてオーダーを分類します。種別によってプロセスの経路や求められるパフォーマンスが異なるため、この区別は重要です。

分析では、絞り込みや比較に使う主要な切り口になります。たとえば、「倉庫オーダーの処理量・件数」ダッシュボードでは、この属性を使って入庫(棚入れ)と出庫(ピッキング)のパフォーマンスを分けて表示し、倉庫業務をより適切に把握できます。

重要な理由

入庫と出庫など、プロセスの分類ごとに分析を分けられます。比較の関連性が高まり、インサイトを得やすくなります。

入手先

倉庫プロセス種別に基づいて決まり、通常は倉庫オーダーヘッダーテーブル/SCWM/WHOにあります。

例
ピッキング棚入れ補充保管
優先度
Priority
倉庫オーダーに設定された優先度です。緊急度を示し、「高」「中」「低」などで表されます。
説明

この属性は、業務上の重要度や緊急度に基づいて倉庫オーダーを分類します。たとえば、優先度の高いオーダーには、速達便や重要な生産資材の供給が含まれ、迅速な処理が必要です。

優先度は、「優先オーダーの処理遵守状況」ダッシュボードとKPIの重要な分析軸です。優先度で絞り込み、パフォーマンスを分類することで、重要度の高いオーダーが予定どおりに処理されているかを確認し、倉庫業務を事業目標に沿って進められます。

重要な理由

緊急度の高いオーダーがサービス水準を満たしているかを優先的に分析・監視できます。顧客満足度にも直接影響します。

入手先

優先度は元となる納品文書に設定し、倉庫オーダーに引き継ぐことができます。/SCWM/WHOなどのテーブルで確認できる場合があります。

例
高中低
品目番号
MaterialNumber
倉庫タスクで取り扱う製品または品目の一意の識別子です。
説明

この属性は、移動、ピッキング、梱包、受領の対象となる品目を示します。製品の特性に基づいて倉庫のパフォーマンスを分類・分析するための重要な切り口です。

品目番号で分析すると、棚入れに時間がかかる製品、ピッキングミスが多い製品、品質検査が必要な製品などを特定できます。「入庫・棚入れパフォーマンス」や「品質検査リードタイム」のダッシュボードに欠かせない情報です。

重要な理由

製品ごとにプロセスデータを絞り込み、分類できます。取り扱い、保管、品質管理に関する製品固有の問題を特定するうえで重要です。

入手先

通常は、品目マスターデータに関連付けられた/SCWM/ORDIM_Oなどの倉庫タスクテーブルにあります。

例
FIN-1001RAW-2050SFIN-300-A
終了時刻
EventEndTime
アクティビティまたはイベントの完了時刻を示すタイムスタンプです。
説明

この属性には、特定の倉庫アクティビティが終了した日時が記録されます。単発のイベントでは開始時刻と同じ場合が多い一方、梱包や積み込みなど、所要時間を測定できるアクティビティでは異なることがあります。

終了時刻を個別に記録すると、各アクティビティの処理時間を正確に算出できます。「ピッキング・梱包効率」など、特定の工程にかかる時間を分析するパフォーマンスダッシュボードで、時間を要しているタスクを特定する際に役立ちます。

重要な理由

個々のアクティビティの所要時間を正確に算出できるため、時間のかかる工程や多くのリソースを要するタスクの特定に役立ちます。

入手先

個別のイベントでは、開始タイムスタンプと同じ場合がよくあります。長時間にわたるタスクでは、/SCWM/ORDIM_Cなどのテーブルに別のフィールドがある場合や、後続のステータス変更から導出する場合があります。

例
2023-10-26T10:05:00Z2023-10-26T10:25:45Z2023-10-26T11:20:00Z
エンドツーエンドサイクルタイム
EndToEndCycleTime
倉庫オーダーの作成から完了までにかかった合計時間です。
説明

このKPIは、倉庫オーダーのライフサイクル全体にかかる時間を測定します。倉庫業務全体の効率と処理速度を把握するための重要な指標です。

この指標は「倉庫のエンドツーエンドサイクルタイム」ダッシュボードの中心となります。KPIを継続的に追跡し、オーダー種別や品目などの軸で分類することで、業務全体にわたる構造的な非効率を特定し、プロセス改善の取り組みがもたらした効果を測定できます。

重要な理由

倉庫プロセス全体の効率を測る主要なKPIであり、業務パフォーマンスを俯瞰できます。

入手先

ケース単位で、最初のイベント(「倉庫オーダー作成」)のタイムスタンプを最後のイベント(「倉庫オーダー完了」)のタイムスタンプから差し引いて算出します。

例
8640017280043200
使用機器
EquipmentUsed
倉庫タスクの実行に使うフォークリフトやハンドパレットトラックなどの機器を識別する情報です。
説明

この属性は、倉庫タスクに割り当てられた、または使用された荷役機器を示します。特定のフォークリフト、自動搬送車(AGV)、台車の種類などが該当します。

このデータは、「リソースと機器の稼働状況」ダッシュボードと「機器稼働率」KPIの基礎となります。どの機器がどのタスクにどれだけ使われたかを追跡することで、管理者は稼働状況を分析し、保守を計画できます。また、車両の台数や構成について、データに基づいて判断できます。

重要な理由

機器の稼働状況と効率を分析し、車両管理の最適化やリソース不足の特定に役立ちます。

入手先

SAP EWMでリソース管理が設定されている場合、この情報は倉庫タスクまたはオーダーの詳細に保存されていることがあります。SAP Extended Warehouse Managementの文書をご確認ください。

例
フォークリフト07AGV-02台車15
保管場所
StorageLocation
商品を移動する先または移動元となる、保管棚などの倉庫内の具体的な場所です。
説明

この属性は、倉庫タスクに関係する物理的な場所を示します。たとえば、ピッキング元の棚や棚入れ先の棚が該当します。大まかなエリアから具体的な棚の位置まで指定できます。

保管場所ごとに分析すると、ピッキング率の高い「ゴールデンゾーン」や、遅延やエラーが頻発する問題エリアなど、業務に関するインサイトが得られます。また、「ピッキングルート遵守状況」の分析に使い、倉庫内での作業者の移動を把握することもできます。

重要な理由

倉庫内の位置情報を示し、移動効率、棚へのアクセスのしやすさ、ピッキングルートの最適化を分析できます。

入手先

通常、/SCWM/ORDIM_Oなどの倉庫タスクテーブルにあり、移動元(VLPLA)と移動先(NLPLA)の棚情報が含まれます。

例
01-02-03梱包ステーション01出庫ゾーンA
倉庫タスク
WarehouseTask
倉庫オーダーを構成する個々の倉庫タスクの一意の識別子です。
説明

倉庫タスクは、商品を保管棚から梱包ステーションへ移動するなど、特定の商品の移動を実行するための指示です。倉庫オーダーには、1つ以上の倉庫タスクがまとめられます。

タスク単位で分析すると、倉庫業務をより細かく把握できます。特定の移動におけるリソースのパフォーマンス、アクセスしにくい保管棚、個々のピッキングや棚入れアクティビティの効率を分析できます。

重要な理由

倉庫オーダー全体の中から個々の移動やステップを調べられるため、分析をより細かい粒度で行えます。

入手先

/SCWM/ORDIM_O(タスクデータ)や/SCWM/ORDIM_C(確認データ)などの倉庫タスクテーブルにあります。

例
300000451300000452300000453
実績数量
ActualQuantity
倉庫タスクについて、ユーザーが確認した品目の実際の数量です。
説明

この属性は、倉庫作業者が実際に取り扱い、確認した数量を示します。棚からピッキングした数量、棚入れした数量、入庫時に数えた数量などが該当します。

実績数量と計画数量の比較は、「在庫差異分析」の基本です。両者の差異は、調査が必要なプロセス上の例外を直接示します。これは業務の正確性を測る指標であり、「在庫精度率」や「ピッキングエラー率」のKPIにも使われます。

重要な理由

実際に取り扱われた数量を示す値です。計画数量と比較することで、業務の正確性を測り、エラーを特定できます。

入手先

倉庫タスクの確認データにあり、たとえば/SCWM/ORDIM_CテーブルのNDIFF(差異数量)などのフィールドに格納されるか、確認済み数量から算出されます。

例
10049250
希望完了日
RequestedCompletionDate
優先度の高い倉庫オーダーについて、完了希望日を示します。
説明

この属性は、倉庫オーダーのサービスレベル合意(SLA)または目標完了日を定義します。実際の完了時刻と比較し、オーダーが期限内に処理されたかを判定する期限です。

この日付は「優先オーダー処理率」KPIの計算に欠かせません。実際の完了時刻と希望完了日を比較することで、サービス水準の遵守状況を数値化し、遅延のリスクがあるオーダーや、すでに遅れているオーダーを特定できます。

重要な理由

オーダーのSLAを定義し、期限内の処理状況を測る基準となります。特に優先度の高い品目の評価に役立ちます。

入手先

この日付は、倉庫オーダーの起点となった出庫納品オーダーの計画出庫日または納品日から算出されることがよくあります。SAP Extended Warehouse Managementの文書をご確認ください。

例
2023-10-27T17:00:00Z2023-10-28T12:00:00Z
数量差異
QuantityVariance
タスクの計画数量と実際に確認された数量との差です。
説明

この計算指標は、倉庫タスクで発生した差異を数値化します。値が0でない場合、実際の数量とシステム上の記録が一致していないことを示します。ピッキングミス、入庫ミス、商品の破損などが原因として考えられます。

この属性は、エラーの大きさを示し、「在庫差異分析」ダッシュボードを支えます。差異の発生頻度や大きさを分析することで、在庫管理や業務遂行における構造的な問題を特定し、精度向上に向けた取り組みにつなげられます。

重要な理由

在庫や業務の不正確さを直接数値化し、差異の大きさを把握・分析しやすくします。

入手先

対象となる各タスクについて、実績数量から計画数量を差し引いて算出します。

例
0-15
期限内完了
IsOnTime
倉庫オーダーが希望完了日までに完了したかを示す真偽値です。
説明

このフラグは、SLAの遵守状況をシンプルな二値で示します。倉庫オーダーの最終完了イベントが、指定された希望完了日までに発生したかを判定します。

この属性は「優先オーダーの処理遵守状況」ダッシュボードに欠かせません。期限内に完了したオーダーと遅延したオーダーを簡単に集計・絞り込みできるため、KPIやビジュアライゼーションを作成しやすくなります。分析レイヤーで複雑な日付計算を行わずに、サービス水準に対するパフォーマンスをすばやく評価できます。

重要な理由

各オーダーが期限内に処理されたか、遅延したかを明確な二値で示し、SLAパフォーマンスの分析を簡単にします。

入手先

計算属性です。「倉庫オーダー完了」アクティビティのタイムスタンプと「RequestedCompletionDate」属性を比較します。

例
truefalse
計画出発時刻
PlannedDepartureTime
出荷が倉庫を出発する予定時刻です。
説明

この属性は、ピッキング、梱包、積み込みがすべて完了した後に出荷する目標時刻を示します。出庫プロセスの最終段階が予定どおりに進んだかを測る基準です。

この時刻は「出荷の定刻発送状況」ダッシュボードで重要です。実際の発送時刻と計画時刻を比較することで、積み込み、運送業者との調整、文書化における遅延を特定し、物流や輸送計画の効率を把握できます。

重要な理由

定刻発送の状況を測るベースラインとなり、物流計画や運送業者のスケジュール遵守に役立ちます。

入手先

通常、この情報は倉庫オーダーに関連付けられた輸送文書または出荷文書に含まれます。SAP Extended Warehouse Managementの文書をご確認ください。

例
2023-10-27T18:00:00Z2023-10-28T14:00:00Z
計画数量
PlannedQuantity
倉庫タスクで指定された品目の予定数量です。
説明

この属性は、倉庫タスクの指示に従って移動、ピッキング、または受領する品目の目標数量を示します。実際に処理された数量と比較するためのベースラインです。

計画数量は、「在庫差異分析」ダッシュボードと「在庫精度率」KPIに欠かせません。実績数量と比較することで、ピッキングミス、入庫ミス、データ入力の問題などにつながる差異を特定し、在庫精度の向上に役立てられます。

重要な理由

在庫精度の計算や差異の特定に使うベースラインです。正確な在庫水準を維持するうえで重要です。

入手先

倉庫タスクのデータにあり、たとえば/SCWM/ORDIM_OテーブルのNISTA(目標数量)などのフィールドに格納されています。

例
10050250
必須 推奨 任意

倉庫管理のアクティビティ

倉庫管理プロセスを正確に把握するために、イベントログに記録する主要なプロセスステップとマイルストーンです。
6 推奨 8 任意
アクティビティ 説明
ピッキングタスクの確認
倉庫担当者がピッキング倉庫タスクの完了を確認し、商品を保管場所から実際に取り出したことを示します。通常はRFスキャナーを使って確認します。
重要な理由

オーダー処理における重要な節目であり、オーダーから出荷までのサイクルタイムに直接影響します。このアクティビティを分析すると、ピッキング担当者の生産性を測定し、ピッキングのボトルネックを特定できます。

入手先

倉庫タスクテーブル/SCWM/WTの確認タイムスタンプ(フィールドCONFIRMED_AT)から取得します。タスクのステータス(STAT)は「確認済み」に更新されます。

記録

倉庫オーダーに関連するピッキングタスクについて、/SCWM/WTテーブルの確認タイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
倉庫オーダーの作成
このアクティビティは、複数の倉庫タスクで構成される作業単位である倉庫オーダー(WO)の作成を示します。システムは、作業エリア、キュー、製品などの条件に基づいてWOを作成し、倉庫担当者の作業をまとめて整理します。
重要な理由

倉庫実行プロセスの主要な開始イベントです。作成から最初の作業までの時間を分析すると、作業の割り当てやリソース配分の遅れを特定できます。

入手先

このイベントは、倉庫オーダーヘッダーテーブル/SCWM/WHOの作成タイムスタンプ(フィールドCREATED_AT)から取得します。

記録

倉庫オーダー番号(WHO)ごとに、/SCWM/WHOテーブルから作成タイムスタンプを抽出します。

イベントタイプ explicit
倉庫オーダーの完了
関連するすべての倉庫タスクが確認されると、倉庫オーダーのステータスが「完了」になります。これにより、実行上の作業単位が終了します。
重要な理由

プロセスの主要な正常終了イベントです。倉庫のエンドツーエンドのサイクルタイムを算出し、全体の処理量を測定するうえで欠かせません。

入手先

倉庫オーダーヘッダーテーブル/SCWM/WHOのステータスフィールド(STAT)が「完了」に変わったことを追跡して取得します。テーブルの変更ログ(DBTABLOG)または専用のタイムスタンプフィールドを使用できます。

記録

/SCWM/WHOのステータスが「C」(完了)になった時刻を特定します。

イベントタイプ inferred
出庫計上
システム上で倉庫在庫から商品を正式に払い出す、物流・財務上の最終工程です。所有権が移転し、出荷が正式に完了したことを示します。
重要な理由

出庫フローの重要な終点であり、請求と在庫更新の契機になります。納期どおりの出荷や、積み込み・出荷時間KPIの測定にも欠かせません。

入手先

倉庫オーダーに関連付けられた出荷伝票の計上から推定します。/SCDL/DB_PROCH_Oテーブルの伝票フローまたはステータスフィールド(例:DGI_STAT)を確認してください。

記録

関連する出荷の出庫ステータスが「完了」になった時刻を特定します。

イベントタイプ explicit
梱包の完了
出荷するすべての商品が荷役単位に梱包され、その荷役単位が閉じられてラベル付けされたことを示します。梱包済みの商品は、ステージングや積み込みなどの次の工程に進める状態です。
重要な理由

梱包工程の完了を示す節目です。ステージングと出荷に進むための前提となるため、ここでの遅延は全体のリードタイムと梱包・ステージングのリードタイムKPIに直接影響します。

入手先

荷役単位(HU)のステータスが「クローズ」になった時点、またはWOに関連する最後の梱包倉庫タスクが確認された時点で取得できます。/SCWM/HUHDRテーブルにHUのステータス情報があります。

記録

オーダーに関連する最終出荷用荷役単位がクローズまたは完了した時刻を特定します。

イベントタイプ inferred
棚入れタスクの確認
倉庫担当者が棚入れ倉庫タスクの完了を確認し、商品が指定された保管棚に実際に置かれたことを示します。この確認により、在庫の保管場所がリアルタイムで更新されます。
重要な理由

入庫処理における重要な節目であり、在庫がピッキング可能になったことを示します。ここでの遅延は、入庫から棚入れまでのサイクルタイムKPIに直接影響します。

入手先

倉庫タスクテーブル/SCWM/WTの確認タイムスタンプ(フィールドCONFIRMED_AT)から取得します。タスクのステータス(STAT)も「確認済み」に変わります。

記録

倉庫オーダーに関連する棚入れタスクについて、/SCWM/WTテーブルの確認タイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
ステージングタスクの確認
倉庫担当者が、梱包済みの荷役単位を梱包ステーションまたは集約エリアから指定された出荷ステージングエリアへ移動したことを確認します。商品は積み込み可能な位置に置かれます。
重要な理由

倉庫内の処理から出庫物流への移行を示します。ステージングが遅れると、積み込み場が混乱したり、運送会社の集荷時刻に間に合わなくなったりする可能性があります。

入手先

ステージング移動のプロセス種別を持つ倉庫タスク(/SCWM/WT)の確認タイムスタンプ(フィールドCONFIRMED_AT)から取得します。

記録

荷役単位または出荷に関連するステージング倉庫タスクの確認タイムスタンプを特定します。

イベントタイプ explicit
ピッキングタスクの作成
システムは、出荷指示を満たすために保管棚から商品を取り出す倉庫タスク(WT)を作成します。これは、担当者に商品を取り出すよう指示するシステム上の指示です。
重要な理由

出庫に伴う実作業の開始を示します。ピッキングタスクの作成から確認までの時間差は、ピッキング効率やリソースの利用可能性を分析するうえで重要です。

入手先

ピッキングを示すプロセス種別の倉庫タスクについて、/SCWM/WTテーブルの作成タイムスタンプ(フィールドCREATED_AT)から取得します。

記録

倉庫オーダーに関連付けられた、ピッキングのプロセス種別を持つ倉庫タスクに絞り込み、その作成タイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
倉庫オーダーのキャンセル
すべてのタスクが完了する前に倉庫オーダーがキャンセルされ、以降の実行が停止します。在庫不足、顧客オーダーの変更、その他の例外が原因となる場合があります。
重要な理由

失敗または例外の経路を示します。キャンセルの頻度と理由を分析すると、計画、在庫精度、オーダー管理における上流工程の問題を特定できます。

入手先

倉庫オーダーヘッダーテーブル/SCWM/WHOのステータスフィールド(STAT)が「キャンセル」に変わったことを追跡して取得します。

記録

/SCWM/WHOのステータスがキャンセルを示す値になった時刻を特定します。

イベントタイプ inferred
入庫計上
外部仕入先または生産部門から届いた商品を、倉庫在庫として正式に受け入れたことを示します。在庫を可視化し、棚入れなどの後続プロセスで利用可能にする、重要な財務・在庫計上です。
重要な理由

入庫プロセスにおける重要な節目です。商品の到着から計上までの時間から、入荷エリアの滞留状況を把握できます。滞留は在庫の利用可能性にも影響します。

入手先

倉庫オーダーに関連付けられた入荷伝票の計上から推定します。/SCDL/DB_PROCH_Iテーブルの伝票フローまたはステータスフィールド(例:DGRSTAT)を確認してください。

記録

関連する入荷伝票の入庫ステータスが「完了」になった時刻を特定します。

イベントタイプ inferred
梱包の開始
ピッキングした商品をまとめ、出荷用の容器または荷役単位に入れる梱包作業の開始を示します。多くの場合、梱包作業場で最初に行われる工程です。
重要な理由

付加価値サービス工程の開始を示します。梱包にかかる時間を測定すると、作業場のレイアウト、人員配置、資材を最適化できます。

入手先

このイベントは推定が必要な場合があります。梱包ステーションで商品または荷役単位を最初にスキャンした時刻から特定できます。多くの場合、作業場や荷役単位のログに記録されています。/SCWM/PACKSPECなどのテーブルや関連する実行ログが情報源になります。

記録

出荷に関連する梱包タスクの最初の倉庫タスク確認タイムスタンプ、または最終出荷用HUの作成時刻を使用します。

イベントタイプ inferred
棚入れタスクの作成
システムは、入荷エリアから最終保管棚へ商品を移動するための具体的な指示として、倉庫タスク(WT)を作成します。このアクティビティは、システム上で棚入れ作業を実行できる状態になったことを示します。
重要な理由

タスクの作成から確認までの時間を追跡すると、倉庫担当者が棚入れ指示を受けて実行するまでにかかる時間が分かります。人員や設備の不足が疑われる箇所も把握できます。

入手先

棚入れを示すプロセス種別の倉庫タスクについて、/SCWM/WTテーブルの作成タイムスタンプ(フィールドCREATED_AT)から取得します。

記録

倉庫オーダーに関連付けられた、棚入れのプロセス種別を持つ倉庫タスクに絞り込み、その作成タイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
積み込みの完了
出荷するすべての商品が輸送単位に実際に積み込まれたことを示します。出庫計上と車両の出発に必要な前提条件です。
重要な理由

最終出荷前の重要な節目です。積み込み完了から出庫計上までの遅延は、伝票やシステムの問題によって運送会社の作業が滞っている可能性を示します。

入手先

関連する輸送単位(TU)または出荷指示のステータスが「積み込み完了」に変わった時刻から推定します。/SCWM/TUおよび/SCDL/DB_PROCH_Oテーブルのステータスが関連します。

記録

TUまたは出荷指示のステータスが積み込み完了を示す値に更新された時刻を記録します。

イベントタイプ inferred
積み込みの開始
ステージングエリアからトラックまたは輸送単位への商品の積み込み作業が始まったことを示します。多くの場合、システム上でユーザーが操作して開始します。
重要な理由

倉庫内で行う最後の実作業の開始を示します。積み込み時間を分析すると、バースの利用効率や運送会社の車両回転時間を改善できます。

入手先

関連する輸送単位(TU)または出荷指示のステータスが「積み込み開始」に変わった時刻から推定します。/SCWM/TU_STATUSテーブルを確認できます。

記録

TUまたは出荷指示のステータスが積み込み開始を示す値に更新された時刻を記録します。

イベントタイプ inferred
推奨 任意

データ抽出ガイド

SAP Extended Warehouse Managementからデータを取得する方法

始める準備はできていますか?

倉庫業務の最適化に向けて、今日から始めましょう。このテンプレートを使って効率を高め、オーダー処理を迅速化できます。

ピッキングミスを防ぎ、今すぐ倉庫管理を最適化

数週間で在庫精度99.5%を達成し、注文処理の遅延を解消します。

無料トライアルを開始しましょう。

クレジットカードは不要です。数分で設定できます。