売掛金データテンプレート
売掛金データテンプレート
- 収集を推奨する属性
- 追跡する主要なアクティビティ
- データ抽出の手順
売掛金の属性
| 名前 | 説明 | ||
|---|---|---|---|
|
アクティビティ
Activity
|
プロセス内で実行された具体的なイベントまたは操作です。 | ||
|
説明
この属性は、請求書の作成、一部入金の転記、請求書の消込など、売掛金プロセスで実行されたステップを示します。通常、トランザクションコード(TCODE)または変更ログテーブルに記録された伝票ステータスの変更から導出されます。
重要な理由
プロセスの流れを把握し、イベントの順序を特定するために欠かせません。
入手先
SAP TSTCT(トランザクションコード)またはCDHDR/CDPOS(変更伝票)から導出
例
売掛金請求書を作成一部入金を記帳請求書を消し込む異議申し立て案件を作成
|
|||
|
イベント時刻
EventTime
|
アクティビティが発生した日時です。 | ||
|
説明
この属性には、アクティビティが実行された正確な日時が記録されます。取引データの場合、ヘッダーテーブルの入力日付(CPUDT)と入力時刻(CPUTM)を組み合わせて取得することがよくあります。サイクルタイムや処理時間の計算に利用できます。
重要な理由
正確なタイムスタンプは、売上債権回転日数の計算やボトルネックの特定に欠かせません。
入手先
SAPテーブル BKPF-CPUDT および BKPF-CPUTM
例
2023-10-12T08:30:00Z2023-10-15T14:45:12Z2023-11-01T09:15:00Z
|
|||
|
請求書番号
InvoiceNumber
|
請求書または会計伝票を一意に識別する番号です。 | ||
|
説明
この属性は、売掛金プロセスにおける一意のケースIDとして機能します。通常は、抽出ロジックに応じて、SAP FIモジュールの会計伝票番号(BELNR)またはSDの請求伝票番号(VBELN)に対応します。支払い、紛争、消込などの後続アクティビティを元の債務に関連付けます。
重要な理由
すべての取引について、プロセス全体の流れを再構成するために必要な中心的なキーです。
入手先
SAPテーブル BKPF-BELNR または VBRK-VBELN
例
1400000234900004321014000002351800000099
|
|||
|
ソースシステム
SourceSystem
|
データの取得元となったシステムです。 | ||
|
説明
この属性は、レコードが作成されたSAP S/4HANAまたは外部システムのインスタンスを特定します。複数のERPインスタンスがある環境で、データの来歴を追跡する際に役立ちます。
重要な理由
複数のシステムがある環境で、分析対象を分けられます。
入手先
システムID(SY-SYSID)または抽出時に固定値を設定
例
SAP_S4H_PRODSAP_S4H_01LEGACY_ERP
|
|||
|
最終データ更新日時
LastDataUpdate
|
データを最後に抽出または更新した日時です。 | ||
|
説明
この属性は、データがプロセスマイニングツールに読み込まれた日時を示します。「期間末照合ステータス」などのダッシュボードに表示されるデータが最新かどうかを確認するのに役立ちます。
重要な理由
リアルタイムデータと過去のデータのどちらを見ているか、分析担当者が把握できます。
入手先
ETLメタデータ
例
2023-11-05T00:00:00Z2023-11-05T06:00:00Z
|
|||
|
ユーザー名
User
|
アクティビティを実行したユーザーのIDです。 | ||
|
説明
この属性(USNAM)は、イベントを実行したユーザーまたはシステムエージェントを特定します。人が操作した場合とシステムのバッチユーザーが処理した場合を区別し、自動入金照合率の計算に使用します。
重要な理由
自動化率やユーザーの生産性を把握するために重要です。
入手先
SAPテーブル BKPF-USNAM または CDHDR-USERNAME
例
JSMITHBATCH_USERSAP_WFALEX_D
|
|||
|
会社コード
CompanyCode
|
請求書が属する財務上の事業体または事業部門です。 | ||
|
説明
会社コード(BUKRS)は、SAPシステムにおける外部会計の中心的な組織単位です。「顧客の支払い行動分析」などのダッシュボードで、事業部門ごとに分析対象を分けるために使用します。
重要な理由
異なる法人間で実績を絞り込み、比較するために必要です。
入手先
SAPテーブル BKPF-BUKRS または T001-BUKRS
例
1000US01DE012000
|
|||
|
会社コード通貨での金額
AmountInLocalCurrency
|
会社コードの通貨で表した請求書または支払いの金額です。 | ||
|
説明
この属性(DMBTR)には、取引の金額が格納されます。未消込請求書、貸方票、支払いの合計金額の計算に使用します。「貸方票と訂正分析」ダッシュボードでは、金額を把握するために利用します。
重要な理由
財務への影響を分析し、高額な債権回収を優先するために必要です。
入手先
SAPテーブル BSEG-DMBTR または ACDOCA-DMBTR
例
1500.00250.5010000.00
|
|||
|
伝票タイプ
DocumentType
|
会計伝票の種類(請求書、支払い、貸方票など)を分類します。 | ||
|
説明
伝票タイプ(BLART)は取引を分類します。たとえば、「DR」は顧客請求書、「DZ」は顧客からの入金、「DG」は貸方票を表します。「貸方票と訂正分析」で特定のケースを絞り込むために重要です。
重要な理由
データを請求書、支払い、調整に分類します。
入手先
SAPテーブル BKPF-BLART
例
DRDZDGRV
|
|||
|
売上債権回転日数
DaysSalesOutstanding
|
請求書の転記から消込までにかかる期間です。 | ||
|
説明
消込済み明細について、転記日から消込日までの日数を計算します。「売上債権回転日数の概要」ダッシュボードで中心となる指標であり、キャッシュフローの効率を測る重要な指標です。
重要な理由
売掛金プロセスにおける経営層向けの主要な重要業績評価指標(KPI)です。
入手先
計算式:消込日 - 転記日
例
30日45日15日
|
|||
|
支払期日
DueDate
|
請求書の支払い期限として計算された日付です。 | ||
|
説明
この属性は、正味支払期日を示します。SAPでは、基準日(ZFBDT)に支払条件(ZTERM)で定められた日数を加えて算出することがよくあります。「督促のコンプライアンスと実行」ダッシュボードの基準となります。
重要な理由
支払いが遅延しているかどうかを判断する基準日です。
入手先
BSEG-ZFBDT および BSEG-ZTERM から導出
例
2023-11-302023-12-15
|
|||
|
支払条件
PaymentTerms
|
合意した支払い条件を示すキーです。 | ||
|
説明
この属性(ZTERM)は、支払期日や現金割引を含む、顧客の支払い条件を定義します。「早期支払い割引の最適化」ダッシュボードの主なデータソースです。
重要な理由
支払期日の計算や割引対象となるかどうかの分析に使うベースラインです。
入手先
SAPテーブル BSEG-ZTERM または KNB1-ZTERM
例
NT300001Z015
|
|||
|
消込日
ClearingDate
|
請求書が消込または決済された日付です。 | ||
|
説明
この属性(AUGDT)は、通常は支払いによって未消込明細が消し込まれた日時を記録します。売掛金プロセスの主要なサイクルの終了時刻であり、売上債権回転日数の計算に使う主な変数です。
重要な理由
債権回収サイクルの完了を示します。
入手先
SAPテーブル BSEG-AUGDT または BSAD-AUGDT
例
2023-11-012023-11-10
|
|||
|
自動処理フラグ
IsAutomated
|
アクティビティがシステムユーザーによって実行されたかどうかを示すフラグです。 | ||
|
説明
この真偽値属性は、ユーザー属性に基づいて算出されます。ユーザーIDが既知のシステムアカウントまたはバッチアカウント(例:「BNK_BSM」)と一致する場合、フラグはtrueになります。「入金照合の自動化率」ダッシュボードに直接反映されます。
重要な理由
デジタルトランスフォーメーションと自動化の成果を測定するためのキーです。
入手先
ユーザー属性から導出
例
truefalse
|
|||
|
顧客番号
CustomerNumber
|
顧客アカウントを一意に識別する番号です。 | ||
|
説明
この属性は、請求書に関連付けられた顧客番号(KUNNR)を示します。支払い行動を詳しく分析でき、「顧客の支払い行動分析」ダッシュボードに欠かせません。
重要な理由
特定の顧客アカウントの実績をドリルダウンして確認できます。
入手先
SAPテーブル BSEG-KUNNR または KNA1-KUNNR
例
CUST100230001004500WALMART_US
|
|||
|
国
Country
|
顧客の所在国です。 | ||
|
説明
この属性(LAND1)は顧客マスタデータから取得します。地域や国ごとの貸方票率など、重要業績評価指標(KPI)を地域別に分析できます。
重要な理由
地域ごとのコンプライアンスと実績の分析に利用します。
入手先
SAPテーブル KNA1-LAND1
例
米国ドイツフランス日本
|
|||
|
地域
Region
|
顧客の州、省、または地域です。 | ||
|
説明
この属性(REGIO)は、国よりも詳細な地理情報を示します。「貸方票と訂正分析」で地域ごとの処理上の問題を特定する際に役立ちます。
重要な理由
地域ごとの詳細な分析に利用します。
入手先
SAPテーブル KNA1-REGIO
例
CANYTXBY
|
|||
|
督促レベル
DunningLevel
|
請求書の現在の督促レベルです。 | ||
|
説明
この属性(MAHNS)は、顧客に支払いを何回督促したかを示します。債権回収の段階を追跡し、「督促のコンプライアンスと実行」ダッシュボードに表示します。
重要な理由
支払い遅延の深刻度と督促方針の遵守状況を確認できます。
入手先
SAPテーブル MHNK-MAHNS または KNB5(顧客マスタの督促情報)
例
1230
|
|||
|
紛争ケースID
DisputeCaseId
|
請求書に関連付けられた紛争ケースの識別子です。 | ||
|
説明
この属性には、紛争ケースが存在する場合、そのID(UDM_CASE)が格納されます。財務伝票を紛争管理モジュールに関連付けます。「紛争解決サイクルの効率」ダッシュボードに必要です。
重要な理由
売掛金伝票を紛争解決ワークフローに関連付けます。
入手先
SAPテーブル FDM_DCPROC または UDM_CASE_ATTR
例
0000056789DISP-2023-001
|
|||
|
貸方票フラグ
IsCreditMemo
|
伝票が貸方票かどうかを示すフラグです。 | ||
|
説明
この真偽値属性は、伝票タイプ(例:タイプが「DG」の場合)から導出されます。訂正取引をすばやく絞り込み、「訂正貸方票率」の重要業績評価指標(KPI)を確認できます。
重要な理由
手戻りや請求処理の誤りを特定します。
入手先
伝票タイプから導出
例
truefalse
|
|||
売掛金のアクティビティ
| アクティビティ | 説明 | ||
|---|---|---|---|
|
一部入金を記帳
|
請求額の全額に満たない入金があり、顧客勘定に残余項目が残る状態です。 | ||
|
重要な理由
不足入金の解決期間に影響します。一部入金が頻繁に発生すると、処理が複雑になり、手作業での照合が増えます。
入手先
テーブルBSEG。消込文書(AUGBL)によって新しい残余項目が作成され、残高が残る場合に推定します。参照文書は元の請求書と一致します。
記録
残余項目を伴う消込文書の作成から推定
イベントタイプ
inferred
|
|||
|
全額の入金を受領
|
未払いの請求額を全額カバーする入金です。多くの場合、顧客の支払い義務が実質的に終了したことを示します。 | ||
|
重要な理由
実際の支払日と支払期日の比較に使います。支払い条件からの逸脱や顧客の行動を分析するうえで重要です。
入手先
テーブルBSEGから取得します。消込文書(AUGBL)に消込日(AUGDT)が設定され、残高がゼロになった状態を確認します。
記録
消込文書の記帳時に記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
売掛金請求書を作成
|
財務システムで顧客向け請求書文書を最初に作成するアクティビティです。文書ヘッダーの作成タイムスタンプから記録します。 | ||
|
重要な理由
売掛金プロセスの開始点であり、経過日数の計測開始点です。売上債権回転日数(DSO)の算出に欠かせません。
入手先
テーブルBKPF(会計文書ヘッダー)のフィールドCPUDT(入力日)およびCPUTM(入力時刻)。文書タイプ(BLART)で、顧客請求書に該当するもの(例:DR、RV)に絞り込みます。
記録
取引がBKPFに確定記録された時点で記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
支払いリマインダーを送信
|
支払期限を過ぎた請求書に対して、督促通知またはリマインダー文書を作成します。組織による債権回収の取り組みを追跡します。 | ||
|
重要な理由
督促コンプライアンス率の重要業績評価指標(KPI)に欠かせないアクティビティです。回収方針に沿って債権回収が実行されているかを確認できます。
入手先
テーブルMHND(督促データ)のフィールドLAUFD(督促実行日)。会社コードと顧客を使って関連付けます。
記録
督促実行(F150)の実行時に記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
請求書の送信データを発行
|
請求書を顧客に送るための送信データ(メール、印刷、EDI)を生成するアクティビティです。顧客に正式な請求が届いたことを確認できます。 | ||
|
重要な理由
作成から送信までの遅れは、顧客が実際に支払いに使える期間に影響します。請求書が社内処理で滞留していないかを確認できます。
入手先
テーブルNAST(メッセージステータス)を使用し、オブジェクトキー(OBJKY)を請求書文書番号と照合します。タイムスタンプはDATVRおよびUHRVRから取得します。
記録
送信データの生成時にNASTテーブルへ記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
請求書を消し込む
|
未消込項目を入金またはクレジットと照合し、ステータスを「消込済み」に変更する会計上の処理です。 | ||
|
重要な理由
システム上のプロセスインスタンスの最終終了点です。最終的な売上債権回転日数(DSO)の算出に必要です。
入手先
テーブルBSEGまたはACDOCAを使用します。フィールドAUGDT(消込日)が入力されていることを確認します。USNAMを使って自動処理か手動処理かを判別します。
記録
フィールドAUGDTの入力時に記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
クレジットメモを記帳
|
請求額を減額するクレジットメモを発行し、請求書と関連付けます。通常、誤りの修正や返品処理に使います。 | ||
|
重要な理由
訂正用クレジットメモ率の重要業績評価指標(KPI)に関わるアクティビティです。発生頻度が高い場合、販売や請求など上流プロセスの品質に問題がある可能性があります。
入手先
テーブルBSEGの文書タイプ「DG」または「KG」。フィールド「請求書参照」(REBZG)が元の請求書を指しているかどうかで特定します。
記録
クレジットメモ文書が請求書を参照した時点で記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
支払い約束を記録
|
回収担当者が、顧客から特定の金額を特定の日付までに支払うという正式な約束を記録します。 | ||
|
重要な理由
回収担当者による対応が実を結んだことを示します。短期キャッシュフローの予測や、回収担当者の処理件数の測定に使います。
入手先
テーブルUDM_P2P(支払い約束)のフィールドCREATED_AT。案件GUIDまたは文書キーを使って請求書と関連付けます。
記録
FSCM Collections Managementに記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
異議申し立てのステータスを更新
|
既存の異議申し立て案件のステータスが変わります。たとえば、「新規」から「処理中」または「レビュー中」への変更です。 | ||
|
重要な理由
異議申し立ての解決ワークフローを詳細に把握し、承認や調査の段階にあるボトルネックを特定できます。
入手先
異議申し立て案件の変更文書(S/4HANA Case Managementのログ)。UDM_CASE_ATTRの変更を分析します。
記録
案件履歴でステータスフィールドの変更を比較
イベントタイプ
inferred
|
|||
|
異議申し立て案件を作成
|
通常はSAP FSCM Dispute Managementを通じて、請求書に対する異議申し立て案件を登録します。顧客が請求内容に異議を唱えたことを示します。 | ||
|
重要な理由
通常の回収期間の計測を止め、異議申し立ての解決期間の計測を開始します。案件数が多いと、キャッシュフローの予測可能性に影響します。
入手先
テーブルUDM_CASE_ATTR(案件属性)またはUDM_DISPUTE(異議申し立て案件)を使用します。CASE_GUIDで財務文書キーと関連付けます。
記録
FSCM Dispute Managementのテーブルに記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
異議申し立て案件を解決
|
異議申し立て案件を終了します。クレジットの発行、償却、または債務の再確認のいずれかが行われます。例外対応の終了を示します。 | ||
|
重要な理由
異議申し立ての平均解決時間を測る重要業績評価指標(KPI)の終了タイムスタンプです。効率的な解決は、滞留している運転資本の回収に直結します。
入手先
テーブルUDM_CASE_ATTRのフィールドESCALATION_DATEまたはCLOSED_DATE。設定に応じて使用します。
記録
案件のステータスが「クローズ」または「無効」に設定された時点で記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
請求書を取り消す
|
重大な誤りがあるため、元の請求書をシステム上でキャンセルまたは反対仕訳します。 | ||
|
重要な理由
失敗したプロセスインスタンスを示します。データ品質を保つには、これらを除外するか、個別に分析することが重要です。
入手先
テーブルBKPFで、元の請求書レコードのフィールドSTBLG(反対仕訳文書番号)が入力されていることを確認します。
記録
フィールドSTBLGの入力時に記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
|
銀行明細を照合
|
銀行明細の明細項目を元帳の支払い文書と正常に照合し、資金状況を確定します。 | ||
|
重要な理由
銀行明細の照合リードタイムを追跡します。ここでの遅れは、財務決算の速度に影響します。
入手先
テーブルFEBEP(電子銀行明細の明細項目)を使用します。支払い文書と銀行明細の取引を照合します。
記録
EBSテーブル(FEBEP/FEBKO)に記録
イベントタイプ
explicit
|
|||
データ抽出ガイド
準備はできましたか?
財務データを改善につながるインサイトに変え、売上債権回転日数の短縮に取り組みましょう。プロセスマイニングの導入を、各ステップでサポートします。
SAP S/4HANAの売掛金業務を改善し、キャッシュフローを向上
このツールで売上債権回転日数を15~20日短縮している企業に続きましょう
クレジットカード不要。5分で設定できます。