買掛金請求書処理のデータテンプレート
買掛金請求書処理のデータテンプレート
これは買掛金請求書処理向けの汎用プロセスマイニング用データテンプレートです。より詳しい手順については、システム別のテンプレートをご利用ください。
特定のシステムを選択- あらゆる買掛金システムに対応する共通のデータ構造
- 詳細な分析に推奨される属性
- プロセス全体を把握するために記録する主なアクティビティ
買掛金請求書処理の属性
| 名前 | 説明 | ||
|---|---|---|---|
| アクティビティ名 ActivityName | 請求書に対して発生した業務プロセスのステップまたはイベントの名称です。 | ||
| 説明 アクティビティ名は、請求書処理の過程で発生した特定の操作、ステータス変更、または節目を表します。「請求書の検証完了」「承認申請」「支払い実行」など、請求書に記録された各イベントには、それぞれ異なるアクティビティ名が付けられます。 この属性はプロセスマップの基盤となり、値ごとに可視化されたプロセスフローのノードが作られます。アクティビティの順序、頻度、所要時間を分析することは、プロセスマイニングの中心的な機能です。一般的な経路、逸脱、手戻りを特定し、プロセスで実際に何が起きているかを把握できます。 重要な理由 プロセスマップ上のステップを定義し、プロセスフロー、ボトルネック、ばらつきの可視化と分析を可能にします。 入手先 通常、ソースシステムの取引コード、イベントログ、ステータス変更項目、または特定のユーザー操作記録から取得します。 例 請求書の承認完了請求書の支払い保留支払い実行 | |||
| イベント日時 EventTime | アクティビティまたはイベントが発生した正確な日時を示すタイムスタンプです。 | ||
| 説明 イベント日時は、請求書処理の過程で特定のアクティビティが発生した正確な時点を記録します。「請求書の受領」から「請求書の消し込み完了」まで、各アクティビティにタイムスタンプが紐付けられます。 この属性はパフォーマンス分析に欠かせません。アクティビティ間のサイクルタイム(承認時間や支払い時間など)や、請求書ごとの処理時間全体を算出できます。所要時間を分析すると、組織はボトルネックを特定し、サービスレベル合意(SLA)に対するパフォーマンスを測定して、処理を早める機会を見つけられます。また、イベントを時系列に並べ、プロセスフローを正確に再構成できます。 重要な理由 サイクルタイムの算出、ボトルネックの特定、プロセスイベントの時系列分析に欠かせません。 入手先 システムログ、取引の作成日・変更日項目、または請求書文書に関連付けられたイベントタイムスタンプの記録にあります。 例 2023-10-26T10:00:00Z2023-11-15T14:35:10Z2023-12-01T09:12:45Z | |||
| 請求書ID InvoiceId | 仕入先請求書ごとに割り当てられる一意の識別子です。請求書の一連の処理を追跡するための主要なケース識別子として使います。 | ||
| 説明 請求書IDは、仕入先から受領した各請求書に割り当てられる一意の英数字コードです。請求書の受領から最終的な支払い、消し込みまで、その請求書に関するすべてのアクティビティとデータを結び付ける基準になります。 プロセスマイニングでは、請求書IDが基本となります。ケースIDとして機能し、「請求書の受領」「承認」「支払い」などのイベントを1件の請求書の一連のプロセスとしてつなぎ合わせます。これにより、請求書ごとのプロセスバリアント、サイクルタイム、ボトルネックを分析し、それぞれの請求書がどのように処理されているかを把握できます。 重要な理由 関連するすべてのプロセスステップを1つのケースに結び付け、プロセス全体の分析と可視化を可能にする、最も重要な属性です。 入手先 通常、ソースシステムの請求書または買掛金取引テーブルのヘッダーデータにあります。 例 INV-9876547300015298SI-2023-04-112 | |||
| ソースシステム SourceSystem | データの抽出元となるシステムです。 | ||
| 説明 この属性は、ERP、文書管理システム、ワークフローツールなど、イベントデータが生成または記録された元のITシステムを示します。買掛金プロセスに複数のシステムが関わる場合、各アクティビティの発生元を区別できます。 ソースシステム別にデータを分析すると、プロセスの分断やデータ統合の課題を把握できます。システム間の引き継ぎに遅延や問題が関係しているかどうかも確認できます。また、データガバナンスと検証にも欠かせず、各システムの記録がプロセスの全体像に正しく反映されているかを確かめられます。 重要な理由 データの発生元に関するコンテキストを示します。データの検証や問題の調査、システム間のプロセスの違いを分析するうえで重要です。 入手先 通常、データ抽出時に追加される固定値か、システムログのヘッダーに記録されています。 例 ERP_PRODSAP_ECC_100Oracle_Fusion | |||
| 最終データ更新日時 LastDataUpdate | このイベントのデータがソースシステムから最後に更新された日時を示すタイムスタンプです。 | ||
| 説明 最終データ更新日時は、データがソースシステムから抽出され、プロセスマイニング環境に読み込まれた最新の時点を示します。業務イベントが発生した日時ではなく、分析対象データの新しさを表します。 この属性はデータガバナンスに役立ち、インサイトを利用する人がデータの更新状況を把握するためにも重要です。分析が最新情報に基づいていることを確認できるほか、データパイプラインの稼働状況や更新頻度の監視にも使えます。プロセスダッシュボードや分析に基づいて判断する際、関係者がデータの更新時期を把握できます。 重要な理由 データガバナンスに欠かせない属性です。分析対象データの更新状況を利用者が把握できるため、インサイトへの信頼につながります。 入手先 通常、データの抽出、変換、読み込み(ETL)の過程で生成・追加されるタイムスタンプです。 例 2024-01-20T04:00:00Z2024-01-21T04:00:00Z2024-01-22T04:00:00Z | |||
| ユーザー名 UserName | 請求書に対する特定のアクティビティを実行したユーザーの名前またはIDです。 | ||
| 説明 ユーザー名は、請求書の入力、承認、転記など、各プロセスステップを実行した従業員またはシステムユーザーを示します。自動処理の場合は、システムまたはバッチのユーザーIDが記録されることがあります。 この属性を使うと、担当者を軸にプロセスを分析できます。業務量の配分や個人・チームのパフォーマンスを分析し、トレーニングが必要な領域を特定できます。ユーザーごとにアクティビティを追跡すると、特定の担当者に起因する手戻りや、承認が滞っている箇所を見つけ、職務分掌が適切に行われているかを確認できます。買掛金プロセスにおける人的要素を把握するための重要な属性です。 重要な理由 チームや個人のパフォーマンス、業務量の配分を分析でき、トレーニングの機会やコンプライアンス上の問題の特定にも役立ちます。 入手先 通常、イベントログや取引テーブルの「変更者」または「作成者」項目に記録されています。 例 jdoeasmithBATCH_USER | |||
| 仕入先名 VendorName | 請求書を提出した仕入先の名称です。 | ||
| 説明 仕入先名は、商品やサービスを提供する仕入先の法人名または商号を示します。この属性により、各請求書の業務上の背景を把握できます。 仕入先名でプロセスを分類すると、特定の仕入先との取引状況やパフォーマンスを評価できます。「承認に最も時間がかかる仕入先はどこか」「特定の仕入先との請求書で不一致が頻発していないか」「主要な仕入先への早期支払い割引を適切に適用できているか」といった問いに答えるのに役立ちます。調達や仕入先との関係管理に欠かせない視点です。 重要な理由 仕入先ごとのパフォーマンス分析に役立ち、取引上の問題、支払条件の遵守状況、仕入先ごとのプロセスの違いを特定できます。 入手先 仕入先マスターデータテーブルにあり、仕入先IDを介して請求書の取引データに紐付けられています。 例 グローバルオフィスサプライズイノベートテックソリューションズアドバンストロジスティクス | |||
| 会社コード CompanyCode | 請求書を処理する法人または会社を識別するコードです。 | ||
| 説明 会社コードは、組織内の個別の法人または会社を表す一意のキーです。請求書は、特定の会社コードに代わって処理・計上されます。 この属性は、複数の法人を持つ組織で比較分析を行う際の基本的な切り口です。会社、子会社、事業部門ごとに買掛金プロセスのパフォーマンスを比較できます。分析を通じて、処理効率や自動化率が高い法人、支払いブロックが多い法人を特定できます。これにより、ベストプラクティスの標準化や、地域・法人固有の問題の発見につながります。 重要な理由 法人や事業部門をまたいでプロセスを比較し、業務の標準化や地域固有の問題の特定に役立ちます。 入手先 財務取引書類または請求書のヘッダーにあり、計上を行う法人を示します。 例 1000US01DE01 | |||
| 発注書番号 PurchaseOrderNumber | 請求書に関連付けられた発注書(PO)の一意の識別子です。 | ||
| 説明 発注書番号は、仕入先から商品やサービスを購入する際に、最初に承認された文書の参照IDです。請求書には、POに基づくものとPOに基づかないものがあります。 この属性は請求書の照合プロセスを分析するうえで重要です。POに基づく請求書と、そうでない請求書を区別できます。両者ではプロセスの経路が大きく異なることがよくあります。PO、入庫記録、請求書の三点照合の効率や照合失敗の理由を分析し、初回照合率の重要業績評価指標(KPI)を測定できます。本来POが必要な請求書に番号がない場合、プロセスのコンプライアンス上の問題を示していることがあります。 重要な理由 請求書の照合効率の分析、POに基づく請求書とそうでない請求書のプロセスの区別、コンプライアンス上の問題の特定に欠かせません。 入手先 請求書の取引データにあり、購買モジュールに紐付ける参照項目に記録されていることがよくあります。 例 4500017545PO-2023-10-005789123 | |||
| 請求書の支払期日 InvoiceDueDate | 支払条件に基づき、請求書の支払い期限となる日付です。 | ||
| 説明 請求書の支払期日は、期限内の支払いとみなされ、遅延料金や違約金を避けるために、仕入先への支払いを完了すべき日付です。通常、請求日と合意済みの支払条件(例:30日以内)から算出されます。 この属性は、支払いパフォーマンスの測定に欠かせません。期限内支払率の重要業績評価指標(KPI)の算出や、支払い遅延の特定に使われます。支払期日と実際の支払日を比較することで、支払いの適時性を分析できます。仕入先との関係改善、違約金の回避、キャッシュフローの計画的な管理にも役立ちます。 重要な理由 期限内支払の実績を測定し、キャッシュフローを管理して、支払い遅延による違約金を避けるうえで重要です。 入手先 この日付は、通常、請求日と支払条件に基づいてソースシステムで算出され、請求書のヘッダーに保存されます。 例 2023-11-252023-12-152024-01-30 | |||
| 請求金額 InvoiceAmount | 元の取引通貨で示された請求書の合計金額です。 | ||
| 説明 請求金額は、仕入先が提出した請求書の総額を示します。各ケースの財務分析における重要な指標です。 財務分析やパフォーマンス分析で幅広く利用できます。金額の重要度に応じたプロセスの絞り込み(高額請求書の個別分析など)、一定額を超える請求書の承認ボトルネックの特定、プロセスの非効率による財務的影響の算出に役立ちます。たとえば、保留中の請求書の金額を算出したり、件数が多く金額が小さい請求書の自動化を優先したりできます。買掛金ダッシュボードのほぼすべてで使われる基本的な分析軸です。 重要な理由 支払い保留の金額など、財務的な影響の分析に役立ち、金額の重要度に応じた請求書の優先順位付けにも使えます。 入手先 通常、請求書の取引データにあるヘッダーテーブルまたは明細テーブルに記録されています。 例 1500.7525000.00345.50 | |||
| 支払いブロック理由 BlockingReason | 請求書の支払いがブロックされている理由を示すコードまたは説明です。 | ||
| 説明 支払いブロック理由は、請求書が支払い段階へ進まないよう意図的に止められた理由を示すコードまたはテキストです。よくある理由として、数量や価格の不一致、入庫記録の欠落、品質検査の未完了などがあります。 この属性は、例外や手戻りの根本原因を分析するうえで重要です。支払いブロックの理由ごとに発生頻度と影響を分析すると、買掛金プロセスの非効率を招く主な要因を特定できます。仕入先との発注書の精度向上や、入庫処理の効率化など、対象を絞った改善策につなげられます。支払いブロックの削減は、ストレートスルー処理(STP)率の向上にもつながります。 重要な理由 支払いブロックの根本原因を分析し、プロセスの非効率や手戻りを招く主な要因を特定するうえで欠かせません。 入手先 請求書の文書または関連するステータステーブルにあり、「ブロック」アクティビティの発生時に入力されることがよくあります。 例 価格の不一致数量の不一致入庫記録の欠落 | |||
| 支払日 PaymentDate | 請求書の支払いが実際に実行された日付です。 | ||
| 説明 支払日は、特定の請求書について仕入先への送金が行われた日時を示します。多くの場合、主要な処理フローの終了を示す重要な節目です。 プロセスマイニングでは、この日付を請求書の支払期日と比較し、支払いが期限内、期限前、期限後のいずれだったかを判定します。期限内支払率などの重要業績評価指標(KPI)の算出や、早期支払割引の適用機会の分析にも欠かせません。請求書の承認から支払いまでの期間を把握すると、支払い処理や資金管理の非効率な点も明らかになります。 重要な理由 期限内支払率の算出、支払い状況の分析、早期支払割引を受けられる機会の特定に欠かせません。 入手先 支払または消込の文書データにあり、元の請求書取引と関連付けられています。 例 2023-11-242023-12-202024-01-28 | |||
| 支払条件 PaymentTerms | 仕入先との間で合意した請求書の支払条件です。支払期日や割引の適用条件が含まれます。 | ||
| 説明 支払条件は、請求書の支払いに適用される条件を定めたものです。通常、支払期限までの日数(例:30日)や、早期支払いによる割引(例:10日以内の支払いで2%割引)が含まれます。 この属性は、財務パフォーマンスを分析するうえで重要なコンテキストを提供します。請求書の支払期日の算出や、早期支払割引を受けられる機会の特定に使われます。支払条件ごとにプロセスのパフォーマンスを分析すると、社内の処理時間が長いために割引の機会を逃していないか確認できます。こうした分析により、プロセスの効率とコスト削減の関係が明らかになります。 重要な理由 請求書の支払期日の算出に使われます。早期支払割引の適用率を分析し、プロセスの効率とコスト削減の関係を把握するうえでも重要です。 入手先 通常、仕入先マスターデータから取得され、請求書の作成時に取引ヘッダーへコピーされます。 例 30日以内10日以内に支払うと2%割引、支払期限は30日以内60日以内 | |||
| 自動処理かどうか IsAutomated | アクティビティが人ではなくシステムによって自動実行されたかどうかを示すフラグです。 | ||
| 説明 この真偽値属性は、特定のプロセスステップをシステムユーザー(自動処理、ワークフロー、バッチジョブ)と人のどちらが実行したかを示します。これにより、手動アクティビティと自動アクティビティを区別できます。 この属性の分析は、買掛金プロセスの自動化レベルを把握し、デジタルトランスフォーメーションの取り組みの成果を測定するうえで基本となります。手作業を介さずに処理された請求書を特定し、ストレートスルー処理(STP)率を算出できます。自動処理と手動処理のパフォーマンスを比較すると、時間とコストの削減効果を数値で示し、さらなる自動化投資の判断材料にできます。 重要な理由 自動化レベル(例:ストレートスルー処理率)の測定や、自動化がプロセス効率に与える影響の定量化に役立ちます。 入手先 多くの場合、アクティビティの「UserName」が既知のシステムユーザーまたはバッチユーザーのIDに該当するかどうかで判定します。 例 truefalse | |||
| 請求通貨 InvoiceCurrency | 請求金額に使用される通貨コードです(USD、EUR、GBPなど)。 | ||
| 説明 請求通貨は、請求金額がどの通貨で表示されているかを示します。複数の国の仕入先と取引する多国籍組織では特に重要です。 分析では、請求金額を正しく解釈し、正確な財務計算を行うために欠かせない属性です。通貨別にプロセスを絞り込むことで、地域ごとの違いや通貨固有の課題を把握できます。為替レートのデータと組み合わせれば、財務データを単一の報告通貨に換算し、グローバルな分析に利用できます。 重要な理由 請求金額を正しく解釈するための情報を補い、グローバルな組織での財務分析やプロセスの分類を可能にします。 入手先 通常、請求金額とともに請求書取引テーブルのヘッダーに記録されています。 例 USDEURGBP | |||
買掛金請求書処理のアクティビティ
| アクティビティ | 説明 | ||
|---|---|---|---|
| 承認申請 | 請求書が正式にワークフローへ送られ、1人以上の権限を持つ担当者による確認と承認が行われます。このアクティビティは、承認サブプロセスの開始を示します。 | ||
| 重要な理由 承認サイクルタイムの測定を開始する時点です。データ処理にかかった時間と、管理者の承認を待った時間を区別できます。 入手先 請求書のステータスが「承認待ち」に変わったとき、またはワークフロー管理システムに登録されたときに記録されます。 記録 承認ワークフローの開始を示すよう、請求書のステータスが更新されたイベントを特定します。 イベントタイプ explicit | |||
| 支払い実行 | 支払いが正式に行われ、仕入先に資金が支払われます。この取引により、請求書の転記時に発生した債務が決済されます。 | ||
| 重要な理由 期日どおりの支払い率や割引の適用状況を算出するうえで重要なイベントです。資金の移転を示す節目であり、資金管理や仕入先との関係管理にも役立ちます。 入手先 請求書に対して作成された支払い文書の取引日から取得する、明示的な財務イベントです。 記録 請求書を消し込む支払い文書の取引日または転記日を使用します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の承認完了 | ワークフローの最終承認を示し、請求書の支払いを正式に許可します。処理を支払い段階へ進めるための重要な節目です。 | ||
| 重要な理由 このアクティビティで承認サイクルが完了します。ここに至るまでの時間は、請求書処理時間全体を構成する重要な要素であり、承認のボトルネックが見つかることもよくあります。 入手先 請求書のワークフローまたは文書のステータスが「承認済み」または同等の最終状態に更新された際に記録されます。 記録 請求書の最終承認ステータスが記録された日時を取得します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の消し込み完了 | 支払いが請求書に充当され、買掛金補助元帳の明細が正式にクローズされる最終照合を示します。場合によっては、銀行での支払い決済を表すこともあります。 | ||
| 重要な理由 プロセスの最終アクティビティで、正常に完了したことを示します。請求書の受領から消し込みまでの時間が、全体のサイクルタイムです。 入手先 支払いが充当された際に入力される、請求書の財務レコードの消込日項目から取得します。 記録 財務元帳の請求書明細に関連付けられた消込日を使用します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の照合完了 | 請求書を発注書(PO)や入庫記録(GR)などの関連書類と照合するプロセスです。請求金額、数量、品目が発注・受領した内容と一致しているかを確認します。 | ||
| 重要な理由 POに基づく請求書では、重要な検証ステップです。照合の成功率や所要時間を分析すると、自動化の状況を把握し、問題のある仕入先や品目を特定できます。 入手先 通常、POまたはGRの参照情報が請求書の明細に正しく紐付けられた際に記録され、照合ステータスの項目が更新されます。 記録 請求書の照合ステータスが「照合済み」または「成功」に更新された日時を記録します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の転記完了 | 承認済みの請求書が総勘定元帳に正式に記録され、会社の債務として計上されます。費用と支払義務を正式に認識する重要な会計取引です。 | ||
| 重要な理由 転記は重要な財務イベントです。承認から転記までの遅延は、財務報告の正確性や未払債務の把握に影響する可能性があります。 入手先 請求書に関連付けられた会計文書の転記日時から取得する、主要な財務取引イベントです。 記録 請求書に紐付く財務文書ヘッダーの転記日項目を使用します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書受領 | このアクティビティは、仕入先の請求書がシステムに登録された時点を示します。手入力、光学文字認識(OCR)によるスキャン、または電子データ交換(EDI)で記録されます。 | ||
| 重要な理由 プロセスの主な開始点です。このイベントからほかのイベントまでの時間を分析すると、処理時間の合計を把握でき、前工程での遅延を特定できます。 入手先 通常、システム内の請求書または仕入先請求書の主要レコードに記録された作成日時から取得します。 記録 請求書ヘッダーレコードの作成日を使用します。 イベントタイプ explicit | |||
| 支払い予定 | 転記済みの請求書が支払い提案または支払いバッチに選択・追加されます。このアクティビティは、次回の支払い処理で請求書を支払う意思が確定したことを示します。 | ||
| 重要な理由 転記から実際の支払いまでをつなぐステップです。このアクティビティを分析すると、キャッシュフローの管理や支払い準備プロセスの効率把握に役立ちます。 入手先 支払い提案レコードの作成時、または請求書が支払い仕訳帳やバッチに追加された時点から推定します。 記録 請求書を含む支払い提案またはバッチの作成日を記録します。 イベントタイプ inferred | |||
| 支払い保留の解除 | 問題が解決し、支払いブロックまたは保留が解除されたことを示します。請求書の修正や内容確認が完了し、プロセスを再開できる状態になったことを表します。 | ||
| 重要な理由 請求書が保留されてから解除されるまでの時間が、不一致の解消にかかった時間です。この期間を分析すると、例外処理の非効率な箇所を特定できます。 入手先 支払いブロックのステータスが解除または無効化されたことを記録するシステムログや変更文書から取得します。 記録 請求書から支払いブロックコードまたは保留ステータスが解除された日時を記録します。 イベントタイプ explicit | |||
| 支払い遅延の発生 | 請求書の支払いが契約上の支払期日を過ぎた状態です。支払義務を期日どおりに果たせなかったことを示す、算出イベントです。 | ||
| 重要な理由 支払い遅延は仕入先との関係を損ない、金銭的なペナルティを招くほか、組織的な非効率を示す場合があります。測定することで、プロセスのパフォーマンスとコンプライアンスリスクを把握できます。 入手先 請求書に記載された支払期日と支払い実行日を比較して算出します。 記録 次の条件で算出します:IF Payment_Date > Net_Due_Date。 イベントタイプ calculated | |||
| 早期支払い割引の適用 | 仕入先が定めた割引期間内に支払いが実行され、会社のコスト削減につながります。システム上の直接的なイベントではなく、取引データから算出します。 | ||
| 重要な理由 このアクティビティは、買掛金プロセスの効率化による財務上の効果を直接測定します。早期支払いの機会を逃したケースを特定すると、プロセス改善の効果を金額で把握できます。 入手先 支払い実行日と、請求書に記載された支払条件および割引期限を比較して算出するイベントです。 記録 次の条件で算出します:IF Payment_Date <= Discount_Due_Date。 イベントタイプ calculated | |||
| 請求書の却下 | 承認者がワークフロー内で請求書を却下し、支払いに向けた処理が停止します。通常、請求書は修正のため前のステップに戻され、手戻りが発生します。 | ||
| 重要な理由 却下は、手戻りやプロセス遅延の大きな要因です。発生頻度と理由を追跡すると、データ品質、ポリシーの理解、仕入先のコンプライアンスに関する問題を特定できます。 入手先 システムの承認履歴またはワークフローログに、「却下」や「否認」などのステータス更新として明示的に記録されます。 記録 承認ログで請求書のステータスが「却下」に設定された日時を使用します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の取消 | 入力または転記後に、誤りの修正や仕入先との紛争への対応などを理由に、請求書が無効化または取り消されます。通常、プロセスの別の終点であり、望ましくない結果を示します。 | ||
| 重要な理由 取消は、重複入力や誤った転記など、プロセス上の問題を示します。データ入力の正確性とプロセス品質を改善するには、発生頻度と根本原因を追跡することが欠かせません。 入手先 ユーザーが請求書を無効化したとき、または取消文書を転記したときに記録される明示的な操作です。取消日または反対仕訳日が入力されます。 記録 請求書レコードにある取消文書へのリンク、または取消フラグとその日付を確認します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の支払い保留 | 請求書の支払いへの進行が停止されたときに発生します。照合時に見つかった不一致、ポリシー違反、調査が必要な問題などを理由に、自動または手動で保留されます。 | ||
| 重要な理由 支払い保留は、支払い遅延や処理負荷の増加につながる主な要因です。いつ、なぜ、どの程度の頻度で保留が発生するかを把握することは、プロセス改善に欠かせません。 入手先 請求書に保留またはブロックのステータスが設定された際に記録される明示的なイベントです。ステータスログや変更履歴テーブルに記録されることがよくあります。 記録 請求書に支払いブロックコードまたは「保留中」のステータスが設定された日時を使用します。 イベントタイプ explicit | |||
| 請求書の検証完了 | 請求書データの完全性と正確性に関する初期チェックが完了し、照合または承認に進める状態を示します。システムによる自動検証の場合も、担当者による確認の場合もあります。 | ||
| 重要な理由 このアクティビティを追跡すると、初期のデータ品質確認におけるボトルネックを特定し、前処理の効率を測定できます。 入手先 請求書レコードのステータス変更や専用の検証日時から取得するほか、エラーなしでレコードが保存されたことから推定する場合もあります。 記録 ステータスが「検証済み」に変わった記録、または専用の検証イベントログを確認します。 イベントタイプ explicit | |||
データ抽出ガイド
データの抽出方法はシステムによって異なります。詳しい手順は、
利用を始めませんか?
システム別の抽出ガイドを選んで買掛金請求書処理を詳しく確認するか、この汎用テンプレートを基本設計としてお使いください。
買掛金業務の効率化を、今日から
ワークフローを効率化し、コストを削減して、買掛金プロセス全体を把握できます。
クレジットカードは不要です。数分で利用を開始できます。