経費管理データテンプレート

Coupa Expenses
経費管理データテンプレート

経費管理データテンプレート

このデータテンプレートでは、Coupa Expensesの経費管理プロセスを分析するためのデータを体系的に整理しています。収集する属性、記録する主要なアクティビティ、データ抽出の手順をまとめています。プロセスマイニング分析に必要な情報を収集する際にご利用ください。
  • データ収集に推奨される属性
  • 記録すべき経費管理の主要なアクティビティ
  • Coupa Expensesからデータを抽出する手順
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

経費管理の属性

経費管理プロセスを詳しく分析するため、イベントログに含めることを推奨するデータ項目です。
5 必須 7 推奨 8 任意
名前 説明
アクティビティ名
ActivityName
経費精算書について、特定の時点で発生した業務イベントの名前です。
説明

アクティビティ名は、経費管理プロセスにおける具体的なステップや節目を示します。たとえば、「経費精算書の提出」「マネージャーによる承認」「払い戻しの実行」などです。これらのアクティビティがプロセスマップのノードとなり、プロセスフロー、ボトルネック、処理経路の違いを分析する基礎になります。

この属性を分析すると、イベントの順序や各ステップの発生頻度、ステップ間の移行を把握できます。プロセスマップの作成、移行時間の算出、一般的な処理経路やコンプライアンスに適合しない処理経路の特定に欠かせません。

重要な理由

プロセスの各ステップを定義する属性です。プロセスフローを可視化して分析するために使われ、プロセスマイニングの中核を担います。

入手先

通常は、Coupaの経費精算書オブジェクトに関連するイベントログ、ステータス変更記録、監査証跡テーブルから取得します。ステータスコードやイベント種別を、利用者にわかりやすい名前に対応付ける必要がある場合があります。

例
経費精算書を提出マネージャーが承認経理部門が却下払い戻しを実行
イベント時刻
EventTime
アクティビティまたはイベントが発生した時刻を示すタイムスタンプです。
説明

イベント時刻は、特定のアクティビティがシステムに記録された正確な日時です。イベントを時系列に並べ、時間に基づく分析を行ううえで欠かせません。プロセスの各ステップがいつ発生し、どれくらいかかったかを把握するための事実に基づく情報です。

プロセスマイニングでは、この属性を使って各ケースのタイムラインを作成し、アクティビティ間の所要時間を算出します。また、遅延の特定や全体のサイクルタイムの測定にも利用します。パフォーマンスやサービスレベル合意の遵守状況を分析し、時間に関する傾向やボトルネックを特定するうえで重要です。

重要な理由

イベントの時系列を示すタイムスタンプです。サイクルタイムの算出やボトルネックの特定など、所要時間やパフォーマンスに関する分析の基礎になります。

入手先

Coupaの監査証跡またはイベントログのテーブルにあり、通常はアクティビティやステータス変更の記録とともに保存されています。

例
2023-10-26T10:00:00Z2023-10-26T14:35:10Z2023-10-27T09:15:00Z
経費精算書ID
ExpenseReportId
経費精算書を一意に識別するIDです。1件の申請に関連するすべてのアクティビティと経費をまとめます。
説明

経費精算書IDは、1件の経費申請に関連するすべてのイベントとアクティビティをまとめる、主要なケース識別子です。経費精算書の作成時に一意のIDが割り当てられ、申請の登録から最終的な支払いまでを時系列で追跡できます。

プロセスマイニング分析では、このIDを使って各経費精算書の一連の流れを再構成します。プロセスフローを可視化し、処理経路の違いを特定できるほか、個々の申請の総サイクルタイムや手戻りの回数など、ケース単位の指標を算出できます。

重要な理由

1件の経費申請に関連するすべてのイベントを結び付けるための基本となるキーです。これにより、プロセスの開始から完了までを分析できます。

入手先

Coupaの経費精算書オブジェクトで使われる主キーです。Expense Reports APIエンドポイントや基盤となるテーブルでは、通常「id」または「report-id」として確認できます。

例
ER-0012345ER-0012399ER-0013001
ソースシステム
SourceSystem
データの取得元となるシステムです。
説明

この属性は、イベントデータが生成されたソースアプリケーションを示します。この場合は「Coupa Expenses」です。

データガバナンスに役立つほか、複数のシステムにまたがるプロセスを表示する際に、システムごとのデータを区別できます。データの取得元を示すコンテキストとなり、複数のアプリケーションにまたがるプロセスの分析にも役立ちます。

重要な理由

データの取得元を示す重要なコンテキストです。データガバナンスや検証、複数システムにまたがるプロセス分析に役立ちます。

入手先

通常は、データの抽出と変換の際に追加される固定値で、データセットの取得元を示します。

例
Coupa ExpensesCoupa
最終データ更新日時
LastDataUpdate
ソースシステムから最後にデータを更新または抽出した日時です。
説明

この属性には、Coupa Expensesからデータを最後に抽出し、プロセスマイニングツールに読み込んだ日時が記録されます。分析対象データの新しさを示します。

分析対象の期間を把握し、ダッシュボードに業務の最新状況が反映されているかを確認するために役立ちます。データガバナンスを支え、分析結果への信頼を確保するための重要なメタデータです。

重要な理由

データがいつ時点のものかを示すため、分析対象の期間を把握し、結果が現在の状況に即しているかを判断できます。

入手先

通常は、データ抽出ツールまたはETLツールが、データの読み込みに成功した時点で生成し、保存します。

例
2024-05-21T02:00:00Z2024-05-22T02:00:00Z
ポリシー違反フラグ
PolicyViolationFlag
経費精算書がポリシー違反として検出された場合にtrueとなる真偽値です。
説明

Coupaは、支出上限の超過や未承認の取引先の利用など、社内ポリシーに違反する経費を自動で検出できます。この属性は、経費精算書で違反が検出されたかどうかをtrueまたはfalseで示します。

このフラグは、コンプライアンスの監視と分析に欠かせません。部門別、期間別にポリシー違反の割合を追跡するダッシュボードを作成できます。また、ポリシー違反のあるレポートと適合しているレポートで処理がどう異なるかを分析できます。たとえば、承認に時間がかかるか、却下される頻度が高いかを確認できます。

重要な理由

ポリシーへの適合状況を直接測定、分析し、リスクの高い領域や違反が頻発する領域の特定と対応に役立ちます。

入手先

通常は、Coupaの経費精算書または個々の経費明細にフラグやステータスとして記録されます。システムのルールエンジンによって設定されることがよくあります。

例
truefalse
ユーザー名
UserName
アクティビティを実行した従業員またはユーザーの名前です。
説明

この属性は、特定のイベントに関わった人物を示します。たとえば、経費精算書を提出、承認、却下した人を特定できます。名前、従業員ID、システムのユーザーアカウントなどが使われます。

ユーザー別にプロセスを分析すると、パフォーマンスの傾向や業務量の分布、追加のトレーニングが必要な領域を把握できます。担当者別に指標を表示するダッシュボードにも欠かせません。たとえば、マネージャーごとの承認時間を比較できます。

重要な理由

アクティビティを個人にひも付けることで、プロセス内の業務量やパフォーマンス、担当者ごとの行動を分析できます。

入手先

通常は、Coupa Expensesの監査証跡テーブルで、各イベントまたはアクションに関連付けられています。「user-id」「submitted-by」「updated-by」などのフィールドを確認してください。

例
John Smithjsmith11023
却下理由
RejectionReason
承認者が経費精算書を却下した際に示す理由です。
説明

マネージャーや財務部門の担当者が経費精算書を却下する際、理由を記載することがあります。この属性にはその理由が記録され、定義済みの選択肢または自由記述の場合があります。

根本原因の分析に役立つ属性です。よくある却下理由を分析すると、ポリシーがわかりにくい、従業員へのトレーニングが必要、申請プロセスに問題があるといった課題を特定できます。手戻りの削減や初回承認率の向上にもつながります。

重要な理由

手戻りが発生する理由を直接把握できます。対象を絞ったトレーニングやポリシーの明確化、プロセスの改善を通じて、却下率を下げるための具体的な改善案を検討できます。

入手先

通常は、Coupaで却下イベントに関連付けられた監査証跡やコメントに記録されます。専用フィールドに保存される場合と、コメントから抽出する場合があります。

例
領収書が未添付ポリシーに適合しない経費経費カテゴリの誤り申請の重複
合計金額
TotalAmount
経費精算書の合計金額です。
説明

この属性は、レポートに含まれるすべての経費明細の合計を示します。プロセス内で処理される金額を把握するための重要な財務指標です。

合計金額を分析すると、経費精算書を金額帯ごとに分類できます。金額帯によって承認経路や確認の厳しさが異なる場合があります。ダッシュボードで支出傾向を分析したり、高額なレポートによるボトルネックを特定したり、金額と処理時間や却下率の関係を調べたりする際に使います。

重要な理由

経費精算書の金額に基づく分析が可能になります。金額によって承認経路や処理の優先度が変わる場合があるため、プロセスを財務面から把握するのに役立ちます。

入手先

Coupaの経費精算書ヘッダーにある標準フィールドです。「total」または「total-amount」という名前がよく使われます。

例
150.752500.0085.50
従業員の部門
EmployeeDepartment
経費精算書を提出した従業員の部門です。
説明

この属性は、経費精算書の申請者が所属する組織の部門または事業部門を示します。通常は、従業員マスターデータから取得します。

組織内の部門ごとにプロセスのパフォーマンスを比較するための重要な分析軸です。部門別に承認時間、却下率、ポリシー違反を分析するダッシュボードでは、この属性を使って、プロセスの改善や対象を絞ったトレーニングが必要な領域を特定します。

重要な理由

部門ごとのパフォーマンスを比較し、効率的に処理できている部門や支援が必要な部門を特定できます。

入手先

Coupaの申請者のユーザープロフィールから取得するか、ユーザーIDを使って外部の人事マスターデータと結合します。ユーザーオブジェクトの「department」フィールドを確認してください。

例
営業マーケティングエンジニアリング財務
終了時刻
EndTime
アクティビティが完了した時刻を示すタイムスタンプです。
説明

終了時刻は、アクティビティが完了した時刻を示します。多くのトランザクションシステムでは、アクティビティは瞬時に発生するイベントのため、終了時刻は開始時刻と同じです。一方、所要時間を測定できるアクティビティでは、完了した時刻が記録されます。

このフィールドは、個々のアクティビティの処理時間を正確に算出するために欠かせません。プロセスのどこで時間がかかっているかをより正確に分析し、待ち時間と実作業時間を区別できます。

重要な理由

アクティビティごとの所要時間を正確に算出できます。特定の作業にかかった時間と待ち時間を区別し、分析するうえで重要です。

入手先

瞬時に発生するイベントでは、開始時刻(EventTime)と同じことがよくあります。所要時間のあるアクティビティでは、別のフィールドから取得するか、次のイベントのタイムスタンプを基に算出する必要があります。

例
2023-10-26T10:00:00Z2023-10-26T14:35:10Z2023-10-27T09:15:00Z
経費精算書のステータス
ExpenseReportStatus
経費精算書の現在または最終のステータスです。
説明

この属性は、経費精算書のライフサイクル終了時点での全体的な状態を示します。「承認済み」「支払い済み」「却下」「取り下げ」などがあり、各ケースの最終結果を確認できます。

分析では、最終ステータスを使って完了したケースを絞り込み、結果を分類します。却下率などの指標を算出し、各終了状態に至ったレポートの割合を把握するうえで欠かせません。また、中間ステータスのまま滞留しているレポートの特定にも役立ちます。

重要な理由

各ケースの結果を示すため、承認されたレポートと却下されたレポートの処理経路を比較するなど、結果に基づく分析の基礎になります。

入手先

Coupaの経費精算書オブジェクトにある主要なステータスフィールドです。ヘッダーデータで確認でき、プロセスの進行に伴って更新されます。

例
pending_approvalapprovedpaidrejected
コストセンター
CostCenter
経費の配賦先となるコストセンターです。
説明

コストセンターは、会計や予算管理に使われる財務上の区分で、経費をどの組織が負担するかを示します。申請者が所属する部門とは異なる場合があります。

コストセンター別の分析では、プロセスを財務会計の観点から把握できます。特定の予算や財務単位に対する支出とプロセスの効率を追跡できます。組織全体の支出を把握、管理したい財務部門にとって特に重要です。

重要な理由

財務面の重要な分析軸となり、プロセス指標を財務単位や予算単位に直接結び付けて分析できます。

入手先

Coupaの標準的な会計フィールドで、経費精算書のヘッダーまたは明細にあります。勘定科目表の構成要素であることがよくあります。

例
CC4510-MarketingCC2100-EngineeringCC7800-Sales-East
ポリシー違反の理由
PolicyViolationReason
経費精算書がポリシー違反として検出された具体的な理由です。
説明

ポリシー違反が検出された際、この属性には「金額が上限を超過」「未承認の加盟店」など、具体的な理由が記録されます。単純な真偽値のフラグより詳しい情報を確認できます。

ポリシー違反の理由を分析すると、コンプライアンス上の問題をより細かく把握できます。頻繁に違反されるポリシーを特定し、周知方法の見直しやポリシーの調整、より厳格な運用が必要かどうかを検討できます。効果的なコンプライアンス改善策を立てるうえで役立ちます。

重要な理由

コンプライアンス上の問題を具体的に把握し、経費ポリシーの遵守を促すための対策を検討できます。

入手先

通常は、Coupaのコンプライアンスエンジンが生成するポリシーフラグや警告メッセージの詳細に記録されています。

例
1日の食事上限を超過経費の重複領収書が必要
初回承認の有無
IsFirstPassApproval
却下や修正を経ずに経費精算書が承認された場合にtrueとなるフラグです。
説明

このケース単位の計算属性は、経費精算書が初回の承認プロセスで承認されたかどうかを示します。却下または「修正のため差し戻し」のアクティビティがケースに含まれない場合、「true」に設定されます。

この属性は、申請と承認のプロセスの効率を直接測定します。初回承認率という重要業績評価指標(KPI)の基礎となります。部門や経費カテゴリなど、初回承認率の低さに関係する要因を分析すると、プロセス改善に役立つインサイトが得られます。

重要な理由

プロセスの品質と効率を明確に測定し、手戻りなしで処理されたレポートの割合を把握できます。

入手先

ケース単位で算出します。特定のExpenseReportIdに属するすべてのアクティビティを確認し、却下または修正のイベントがないことを確かめます。

例
truefalse
国
Country
申請した従業員または取引の対象となる国です。
説明

この属性は、経費精算書に関連する国を示します。通常は、申請した従業員の居住国です。グローバルな組織のプロセスを分析するための重要な軸です。

国別にプロセスを分析すると、地域ごとのパフォーマンス、コンプライアンス、処理経路の違いを比較できます。対応が必要な規制やポリシー、業務効率の地域差を把握できます。

重要な理由

地域ごとのプロセスのパフォーマンスとコンプライアンスを比較できます。グローバルな組織に欠かせない分析です。

入手先

Coupaのユーザープロフィール、または経費精算書に関連付けられた法人から取得できます。

例
USADEUGBRJPN
手戻りの有無
IsRework
レポートが修正のために差し戻されるなど、アクティビティが手戻りのループに含まれるかを示すフラグです。
説明

この真偽値の計算属性は、手戻りに該当するアクティビティを示します。通常、「修正のため差し戻し」などのイベントや、同じケースでそのイベントの後に発生したアクティビティに「true」を設定します。

手戻りの特定は、プロセスマイニングの主な目的の1つです。このフラグを使うと、手戻りを直接絞り込み、集計できるため、分析が容易になります。手戻り率の算出、プロセスマップ上での手戻りループの可視化、プロセスの再実行につながる根本原因の分析に利用できます。

重要な理由

非効率な手戻りループを直接特定し、その頻度やサイクルタイムへの影響、根本原因を簡単に把握できます。

入手先

プロセスフローを基に算出します。「修正のため差し戻し」など、前のプロセス段階に戻ったことを示すアクティビティを特定するロジックが必要です。

例
truefalse
承認者名
ApproverName
経費精算書を承認または却下したマネージャー、もしくは財務部門のユーザー名です。
説明

この属性は、マネージャーまたは財務部門による承認ステップに関わった承認者を特定します。レポートを提出したユーザーとは異なります。

承認者のパフォーマンスや対応状況の分析に役立ちます。承認者ごとの承認サイクルタイムを測定し、業務が集中している、または追加のトレーニングが必要な担当者によるボトルネックを特定できます。業務量の偏りを調整し、承認の効率を高めるためのダッシュボードにも利用できます。

重要な理由

遅延や却下率の高さを特定の承認者にひも付けて、承認プロセスのボトルネックを特定できます。対象を絞った対策にも役立ちます。

入手先

Coupaの経費精算書にある承認履歴または監査証跡で確認できます。各承認ステップには、操作を行ったユーザーの記録が残ります。

例
Sarah ChenDavid Rodriguez財務部門の処理待ち
経費カテゴリ
ExpenseCategory
出張費、食費、事務用品費など、経費の分類です。
説明

この属性は、申請された経費の種類を分類します。経費精算書には複数の明細が含まれ、それぞれにカテゴリが設定されることがあります。ケース単位で分析する場合は、最も多いカテゴリを使うか、カテゴリを集約します。

経費カテゴリ別にプロセスを分類すると、カテゴリごとの処理傾向やボトルネックを把握できます。たとえば、出張費は事務用品の購入より複雑な承認経路をたどる場合があります。経費の種類が処理の流れに与える影響を理解するための重要な分析軸です。

重要な理由

支出の種類ごとにプロセスを分類し、カテゴリ固有のボトルネックやポリシー、承認経路を特定できます。

入手先

この情報はCoupaの経費明細単位で保存されます。ケース単位で分析するには、たとえば金額が最も大きい明細のカテゴリを使うなど、集約が必要です。

例
航空運賃食事・接待費ソフトウェア事務用品
通貨
Currency
経費精算書の合計金額に使われる通貨コードです。
説明

この属性は、経費精算書の合計金額に使われる通貨を示します。たとえば、USD、EUR、GBPなどです。財務データを正しく解釈するために欠かせない情報です。

グローバルな組織の経費を分析する際は、地域ごとの金額を正しく解釈し、集計するために重要です。地域間で適切に比較するには、すべての金額を単一の基準通貨に換算する必要がある場合があります。

重要な理由

金額の通貨を明確にし、正確な財務分析を支えます。グローバルなレポートでは、通貨換算にも役立ちます。

入手先

Coupaの経費精算書ヘッダーにある標準フィールドです。通常は合計金額フィールドの近くにあり、「currency-code」のような名前が付いています。

例
USDEURGBPJPY
必須 推奨 任意

経費管理のアクティビティ

経費管理ワークフローを正確に把握・分析するため、イベントログに記録する主要なプロセスのステップと節目です。
6 推奨 7 任意
アクティビティ 説明
マネージャーが承認
従業員の直属のマネージャー、または最初の承認者が経費精算書を承認します。タイムスタンプを含む承認履歴に、明示的なイベントとして記録されます。
重要な理由

最初の承認段階の完了を示します。このイベントまでの時間は、承認サイクルタイムの重要業績評価指標(KPI)の分析や、マネージャー段階のボトルネック特定に重要です。

入手先

Coupaの詳細な承認履歴または経費精算書の監査証跡に記録された、承認操作のタイムスタンプから取得します。

記録

経費精算書の承認履歴ログに記録された承認イベントのタイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
会計に計上
経費精算書に関連する会計取引が総勘定元帳に転記されます。財務会計の観点では、これがプロセスの最終ステップです。
重要な理由

これが最後のアクティビティで、プロセスの実質的な完了を示します。払い戻しから転記までの時間は、迅速かつ正確な決算に欠かせません。

入手先

このイベントは、経費精算書に関連する仕訳または会計明細の転記日から記録されます。これらはCoupaの会計連携によって管理されます。

記録

経費精算書に関連する会計明細の転記日フィールドから取得します。

イベントタイプ explicit
払い戻しを実行
支払い処理が正常に完了し、従業員に資金が支払われます。このイベントは従業員への支払い完了を示し、払い戻しプロセスの終了となります。
重要な理由

従業員満足度に関わる重要な節目であり、平均払い戻しリードタイムの重要業績評価指標(KPI)の終点です。

入手先

経費精算書に関連付けられた支払いレコードの支払い実行日から取得します。通常はCoupa Payまたは連携された買掛金システムに記録されています。

記録

経費精算書に関連付けられた支払いレコードの支払日を使用します。

イベントタイプ explicit
経理部門が承認
経理または監査チームが経費精算書を最終承認します。このイベントは、精算書の検証が完了し、支払い処理に進める状態になったことを示し、承認履歴に記録されます。
重要な理由

最終承認の節目です。マネージャーの承認から経理部門の承認までの時間は、承認サイクル全体を構成する重要な要素です。

入手先

経費精算書の詳細な承認履歴または監査証跡に記録された最終承認操作のタイムスタンプから取得します。

記録

経費精算書の承認履歴に記録された最終承認イベントのタイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
経費精算書を作成
経費精算書のライフサイクルの開始を示します。ユーザーが新しい経費精算書を初めて作成して保存した時点で記録され、精算書は下書き状態になります。
重要な理由

すべてのプロセス分析の起点となり、経費精算書の開始から終了までのサイクルタイム全体を測定するうえで重要です。

入手先

Coupaの経費精算書ヘッダーレコードの作成時刻から取得する明示的なイベントです。経費ヘッダーテーブルの「created_at」タイムスタンプがデータソースになります。

記録

経費精算書オブジェクトの作成時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
経費精算書を提出
従業員が入力を完了した経費精算書を正式に承認申請します。この操作により、精算書は下書き状態から承認待ち状態に移り、システムに明示的に記録されます。
重要な理由

承認にかかる時間の計測が始まる重要な節目です。作成から提出までの時間から、従業員が精算書の準備にかけた時間がわかります。

入手先

経費精算書のレコードに記録された提出時刻、または提出イベントの監査証跡ログから取得します。

記録

経費精算書の「submitted_at」タイムスタンプ項目を使用します。

イベントタイプ explicit
ポリシーを確認
経費ポリシーへの準拠を確認する自動チェックが実行されます。通常は、経費精算書にポリシー違反のフラグまたは警告が初めて設定された時刻から推定します。
重要な理由

ポリシー遵守状況の概要を示すダッシュボードに欠かせないイベントです。プロセスのどの時点で違反が検出されたか、その違反が承認時間にどう影響したかを把握できます。

入手先

経費明細または経費精算書のヘッダーにポリシー違反のフラグが設定された時刻から推定します。

記録

経費精算書またはその明細にポリシー違反のフラグが初めて設定された時刻です。

イベントタイプ inferred
マネージャーが却下
従業員のマネージャーが経費精算書を却下します。多くの場合、プロセスが中断され、精算書は従業員に差し戻されます。承認履歴に特定のイベントとして記録されます。
重要な理由

プロセス上の問題を示す否定的な結果です。このイベントの分析は、経費精算書の却下率を示すダッシュボードと重要業績評価指標(KPI)に欠かせません。

入手先

経費精算書の承認履歴または監査証跡に記録された却下操作のタイムスタンプから取得します。

記録

経費精算書の承認履歴ログに記録された却下イベントのタイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
修正のため差し戻し
承認者が最終却下せずに、修正のため経費精算書を従業員に差し戻します。この操作によって手戻りのループが発生し、ステータスの変更または特定の監査証跡イベントから推定されます。
重要な理由

このアクティビティは、手戻りのループを分析するうえで中心となります。差し戻しの理由を特定することで、研修の改善や初回承認率の向上につながります。

入手先

「修正待ち」や「差し戻し」などへのステータス変更から推定します。Coupaの承認履歴にこの操作が明示的に記録される場合もあります。

記録

「要修正」状態へのステータス変更時刻、または監査ログに記録された特定のイベントのタイムスタンプを使用します。

イベントタイプ inferred
払い戻しを予定
最終承認後、経費精算書が支払い用のバッチにまとめられます。承認段階から支払い処理段階への移行を示します。
重要な理由

払い戻し実行のサイクルタイムの計測が始まるアクティビティです。ここでの遅れは、承認済みの精算書を支払いシステムに移す際の滞留を示します。

入手先

ステータスが「支払い待ち」に変わった時刻、またはCoupa Payの支払いバッチレコードに精算書が関連付けられた日付から推定します。

記録

ステータスが「支払い待ち」に変わった時刻、または関連する支払いバッチの作成日を使用します。

イベントタイプ inferred
経理部門が却下
経理または監査チームが経費精算書を却下します。これはプロセスの最終的な否定的結果であり、精算書の履歴に最終却下のステータスとして記録されます。
重要な理由

経理部門による却下を追跡すると、前段階の確認で見逃された重大なコンプライアンス上の問題や文書の不備を特定でき、却下率の重要業績評価指標(KPI)の分析に役立ちます。

入手先

経費精算書の監査証跡に記録された、経理部門の承認者による却下操作のタイムスタンプから取得します。

記録

経理部門による確認段階で監査証跡に記録された却下イベントのタイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
経費精算書を取り下げ
従業員が、提出済みで最終承認前の経費精算書を取り下げます。この操作により現在の承認プロセスが取り消され、明示的なイベントとして記録されます。
重要な理由

従業員が自ら内容を修正したり、提出を取り消したりした事例を追跡します。プロセスに関する混乱を示す場合があり、プロセスの中断の一種です。

入手先

ユーザーの明示的な操作から取得します。「取り下げ」または「キャンセル」ステータスになり、監査証跡に記録されます。

記録

経費精算書の監査証跡に記録された「取り下げ」操作のタイムスタンプを使用します。

イベントタイプ explicit
領収書を添付
経費精算書の明細に領収書をアップロードまたは添付するユーザー操作を示します。経費精算書に関連付けられた添付ファイルレコードの作成を確認して記録します。
重要な理由

このアクティビティのタイミングと頻度を分析すると、ユーザーの行動パターンや、文書の不足による遅れを把握できます。

入手先

特定の経費精算書IDに関連付けられた添付ファイルレコードの作成時刻から推定します。

記録

添付ファイルレコードが経費精算書に関連付けられた時刻を特定します。

イベントタイプ inferred
推奨 任意

データ抽出ガイド

Coupa Expensesからデータを取得する方法

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