ローン組成データテンプレート

Finastra Fusion Mortgagebot
ローン組成データテンプレート

ローン組成データテンプレート

このテンプレートでは、ローン組成プロセスの分析に必要なデータを収集する方法を詳しく説明します。収集すべき属性や追跡する主要なアクティビティに加え、ソースシステムから情報を抽出する手順も紹介します。プロセスマイニングに役立つイベントログの作成にお使いください。
  • 詳細な分析に推奨されるデータ属性
  • ワークフローを正確に把握するための主要なプロセスアクティビティ
  • データ抽出の手順
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

ローン組成の属性

ローン組成プロセスを詳しく分析し、最適化するために、イベントログに含めることを推奨するデータ項目です。
5 必須 5 推奨 11 任意
名前 説明
アクティビティ名
ActivityName
融資実行プロセスで、特定の時点に発生した業務イベントまたはタスクの名前です。
説明

この属性には、融資実行のライフサイクルにおける各ステップの名前が記録されます。「申請書の提出」「信用調査の完了」「融資の最終判断」などが該当します。これらのアクティビティが、検出されたプロセスマップのノードになります。

アクティビティの順序や頻度の分析は、プロセスマイニングの中核です。実際のプロセスの流れを把握し、標準手順からの逸脱や、ボトルネック、手戻りの多い箇所を特定できます。アクティビティ名は、引受審査の処理時間など、段階ごとの重要業績評価指標(KPI)を算出するうえでも欠かせません。

重要な理由

アクティビティはプロセスの各ステップを示します。順序、頻度、所要時間を分析することは、プロセスの流れを把握し、改善するうえで欠かせません。

入手先

通常、Finastra Fusion Mortgagebotのシステムイベントログ、ステータス変更記録、またはタスク完了記録から取得します。

例
申請を提出審査を開始融資の最終判断融資資金の払い出し
イベントのタイムスタンプ
EventTimestamp
特定のアクティビティが開始または発生した正確な日時です。
説明

イベントのタイムスタンプ(開始時刻)は、アクティビティが発生した正確な時点を記録します。この時刻データは、イベントを時系列に並べ、プロセスの流れを正確に把握するために欠かせません。

分析では、全体のサイクルタイム、個々のアクティビティの処理時間、ステップ間の待ち時間など、所要時間に関する指標の算出にタイムスタンプを使います。これにより、ボトルネックの特定、SLAの遵守状況の監視、経時的なパフォーマンスの推移の追跡が可能になります。「融資処理時間の全体分析」や「融資承認サイクルタイムの推移」などのダッシュボードにも欠かせないデータです。

重要な理由

タイムスタンプはイベントの時系列を示し、サイクルタイムや待ち時間など、パフォーマンス指標の算出に欠かせません。

入手先

通常、システムのイベントログや取引テーブルにあるアクティビティまたはステータス更新の記録とともに保存されています。「作成日」や「ステータス更新時刻」などの項目名が使われます。

例
2023-10-26T10:00:00Z2023-10-26T14:35:10Z2023-11-05T09:15:00Z
融資申請ID
LoanApplicationId
システムで融資申請が作成されたときに割り当てられる、一意の識別子です。
説明

融資申請IDは、個々の融資申請をライフサイクル全体にわたって一意に識別します。関連するすべてのアクティビティとデータをまとめる中心的な識別子となり、特定の融資案件の開始から完了までを追跡できます。

プロセス分析では、このIDを使って各案件のエンドツーエンドの流れを構成します。「申請書の提出」から「融資資金の払い出し」または「否決による融資案件の終了」まで、すべてのアクティビティがこのIDに紐づきます。これにより、サイクルタイムの算出、プロセスのバリアントの特定、個々の融資案件の追跡が可能になります。

重要な理由

関連するすべてのイベントを1つのプロセスインスタンスに結び付ける、不可欠なケースIDです。プロセスマイニング分析の基盤となります。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotにおける融資申請の主要な識別子です。通常、融資処理に関するすべてのモジュールとテーブルで利用できます。

例
MB-2024-84331LN-00193742APP-2023-58102
ソースシステム
SourceSystem
イベントデータの抽出元となった記録システムを示します。
説明

この属性は、データの取得元となるシステムを示します。たとえば「Finastra Fusion Mortgagebot」です。複数のシステムを連携している環境では、データソースの識別に役立ちます。

単一システムの分析では固定値であることが多い一方、別のCRMや文書管理システムなど、複数のプラットフォームのデータを統合する場合に重要になります。データの流れを追跡できるようにし、データ品質の問題が発生した際に、正しい取得元をたどって原因を調べるのに役立ちます。

重要な理由

データの取得元に関する重要なコンテキストを示し、追跡可能性を確保します。複数システムを使う環境では、データガバナンスにも役立ちます。

入手先

通常、データの抽出・変換(ETL)時に追加される固定値で、取得元が「Finastra Fusion Mortgagebot」であることを示します。

例
FinastraFusionMortgagebotMortgagebotLOS_PRODFFM_US_East
最終データ更新日時
LastDataUpdate
このプロセスのデータが最後に更新または抽出された日時です。
説明

この属性には、ソースシステムからデータを最後に取得した日時が記録されます。分析対象データの鮮度を把握するための情報です。

分析やダッシュボードでは、データがいつ時点のものかを把握することが、適切な判断に欠かせません。このタイムスタンプにより、リアルタイムの情報を見ているのか、特定時点のスナップショットを見ているのかを確認できます。業務の監視と戦略的な分析を行う際に重要です。

重要な理由

データの更新時期を示し、分析対象のデータがいつ時点のものかを確認できます。

入手先

データの抽出・変換(ETL)時にデータセットへ付与されます。

例
2024-05-21T02:00:00Z2024-05-20T02:00:00Z2024-05-19T02:00:00Z
イベント終了時刻
EventEndTime
特定のアクティビティが完了した正確な日時です。
説明

開始時刻がアクティビティの開始を示すのに対し、終了時刻は完了した時点を示します。融資実行の多くのイベントでは、瞬時に発生するため開始時刻と終了時刻が同じ場合があります。一方、「引受審査」のように所要時間を測定できるアクティビティでは、この項目が重要です。

終了時刻があれば、次のアクティビティの開始時刻から推定するのではなく、アクティビティの処理時間を直接算出できます。実際の処理時間と、何も行われていない待ち時間を分けられるため、より正確に分析できます。「引受審査のボトルネック詳細分析」ダッシュボードにも欠かせないデータです。

重要な理由

アクティビティの処理時間を正確に算出し、その後の待ち時間と区別できます。これにより、ボトルネックをより正確に分析できます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書やシステムログを確認します。「完了日」や「終了日」として記録されている場合があります。明示的な項目がない場合は、算出が必要になることがあります。

例
2023-10-27T16:05:00Z2023-10-28T11:00:15Z2023-11-06T17:20:00Z
判断結果
DecisionOutcome
融資申請に対する最終判断です。「承認済み」「否決」「取り下げ」などが該当します。
説明

この属性には、各申請について融資実行プロセスの最終的な業務結果が記録されます。プロセスインスタンスの成否を示す、案件単位の重要な属性です。

「融資申請の否決傾向」ダッシュボードや「リスク別の融資判断の一貫性」分析の基盤となります。判断結果ごとにプロセスマップを絞り込んで分類すると、否決と承認につながる共通のプロセスパターンを特定できます。融資申請の否決率という重要業績評価指標(KPI)の算出にも直接役立ちます。

重要な理由

各案件の業務結果を示します。成功したプロセスと成功しなかったプロセスを比較し、根本原因を特定できます。

入手先

通常、Finastra Fusion Mortgagebotの主要な案件テーブルまたは申請テーブルにある、融資申請の最終ステータスです。

例
承認済み否決申請者による取り下げ提示期限切れ
担当引受審査担当者
AssignedUnderwriter
融資申請のリスク評価を担当する引受審査担当者の名前またはIDです。
説明

この属性は、プロセスの重要な段階である引受審査を担当する審査担当者を特定します。審査担当者は融資のリスクを評価し、承認または否決を推奨します。

「引受審査のボトルネック詳細分析」ダッシュボードでは、この属性が欠かせません。担当者ごとに引受審査の処理時間や待ち時間を比較できます。パフォーマンスの違いを把握し、判断の一貫性を確保するとともに、審査チームの業務量を管理するのに役立ちます。

重要な理由

引受審査の詳細な分析に欠かせません。審査チームのパフォーマンス比較や業務量の管理に役立ちます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書を確認します。通常、案件が引受審査のキューまたは特定の審査担当者に割り当てられた時点で記録されます。

例
David ChenMaria Garciauw_dchenunderwriter_56
担当融資担当者
AssignedLoanOfficer
融資申請の管理を担当する融資担当者の名前またはIDです。
説明

この属性は、申請を担当する主な従業員である融資担当者を特定します。多くの場合、申請者の主な窓口となり、プロセス全体を通じて申請を案内します。

パフォーマンスや業務量の分析に欠かせない属性です。「融資担当者別の業務量分布」などのダッシュボードでは、担当者ごとの進行中の融資件数や平均処理時間を可視化できます。管理者は、成果の高い担当者や業務が集中している担当者を把握し、リソースの配分や研修の機会を検討できます。

重要な理由

業務量の分布やリソースパフォーマンスを分析し、リソースに起因するボトルネックや優れた取り組みを特定できます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書を確認します。融資申請のヘッダーデータまたは割り当てテーブルに保存され、ユーザー管理モジュールに紐づいている可能性があります。

例
John SmithEmily Jonesjsmithuser_1024
申請チャネル
ApplicationChannel
融資申請を最初に提出したチャネルです。
説明

この属性は、オンラインポータル、モバイルアプリ、融資担当者への直接申請、第三者ブローカー経由など、申請の受付経路を示します。

業務面と戦略面の分析で、チャネルの把握は重要です。「融資処理時間の全体分析」ダッシュボードでは、この属性を使ってチャネルごとの効率を比較できます。特定のチャネルで処理時間や否決率が高い、または手戻りが多いといった傾向を把握し、プロセスの改善やマーケティング戦略の検討に役立てられます。

重要な理由

顧客対応チャネルごとのパフォーマンスを比較し、チャネル別のプロセスやリソース配分の改善に役立ちます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書を確認します。通常、申請の作成時に記録されます。

例
オンラインポータルモバイルアプリ支店窓口ブローカー
SLA違反かどうか
IsSlaBreached
引受審査の段階が、定められたSLA目標を超過した場合にtrueとなる計算フラグです。
説明

この真偽値属性は、各段階の実際の所要時間と目標SLAを比較して算出します。たとえば、「引受審査開始」から「引受審査完了」までの時間が「引受審査のSLA目標」を超えた場合、trueになります。

このフラグを使うと、「SLA遵守状況と違反の分析」ダッシュボードで、フィルターや集計に使える明確な二値の区分を設定できます。SLA遵守率の重要業績評価指標(KPI)をすばやく算出できるほか、ローンの種類や支店など、SLA違反が頻発する申請の特徴を詳しく調べることもできます。

重要な理由

各ケースのSLA違反を明確に示すため、違反の原因を簡単に絞り込み、集計・分析できます。

入手先

この属性はデータ準備時に、(実際の所要時間 > 引受審査SLA目標)ならtrue、それ以外はfalseというロジックで算出します。

例
truefalse
リスク区分
RiskCategory
融資のリスクレベルを分類した評価です。「低」「中」「高」などがあります。
説明

リスク区分は、信用スコア、負債比率、融資担保比率などの要素に基づいて融資申請を分類したものです。リスク評価を、理解しやすい少数の段階に整理できます。

「リスク別の融資判断の一貫性」ダッシュボードに欠かせない属性です。融資を区分ごとにまとめることで、似たリスク特性を持つ申請に対して判断結果が一貫しているかを可視化できます。この分析は規制への準拠を支え、社内のリスク評価モデルの見直しにも役立ちます。

重要な理由

複雑なリスクデータを整理し、判断の一貫性や全社的なリスク方針との整合性を大局的に分析できます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの内部判断エンジン、または関連するリスク管理モジュールで算出・保存されるフィールドの場合があります。

例
低リスク中リスク高リスク優良
信用スコア
CreditScore
信用調査時点での申請者の信用スコアです。
説明

この属性には、「信用調査の完了」アクティビティで信用情報機関から取得した数値の信用スコアが記録されます。申請者の信用力を評価する重要な要素です。

「リスク別の融資判断の一貫性」ダッシュボードでは、信用スコアと最終判断の結果を照らし合わせます。融資判断が公正かつ一貫しており、金融機関のリスク許容度に沿っているかを確認できます。似たスコアの申請者に異なる判断が下されている場合など、一貫性に欠ける可能性も把握できます。

重要な理由

リスク評価に欠かせないデータです。融資判断の一貫性と公正性を分析できます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書を確認します。通常、信用情報機関との連携で取得した後、専用フィールドに保存されます。

例
780650815720
否決理由
RejectionReason
融資申請が否決された際に記録される具体的な理由です。
説明

融資の「判断結果」が「否決」の場合、この属性に具体的な原因が記録されます。信用履歴の問題や収入不足、文書の不備、不動産評価上の問題などが理由として挙げられます。

「融資申請の否決傾向」ダッシュボードに欠かせない属性です。否決理由の頻度を分析すると、プロセスの改善に向けた具体的な手がかりが得られます。たとえば、文書の不備による否決が多い場合、文書の収集方法や申請者への連絡を見直す必要があると考えられます。

重要な理由

プロセスが成功しなかった根本原因を示し、承認率の向上や無駄な作業の削減に向けた改善に役立ちます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書を確認します。通常、最終判断のステータスに関連付けられた理由コードまたはメモ欄に保存されています。

例
信用スコアが基準値未満負債比率が高すぎる申請内容の不備収入確認に失敗
引受審査のSLA目標
UnderwritingSlaTarget
引受審査の完了までに定められた、契約上または社内の目標時間です。
説明

この属性は、引受審査にかかる時間のサービスレベル合意(SLA)目標を示します。通常、営業日または営業日数で設定され、融資の種類やリスク区分などによって異なる場合があります。

「SLA遵守状況と未達分析」ダッシュボードや、SLA全体遵守率という重要業績評価指標(KPI)の算出に欠かせないデータです。実際の引受審査の処理時間を目標と比較し、各案件を「達成」または「未達」として判定できます。顧客への約束や社内目標に対する実績を監視し、SLA未達の根本原因を特定できます。

重要な理由

実績を測る基準となり、SLAの遵守状況を直接監視し、未達を特定できます。

入手先

これは静的な業務ルールとして保存される場合もあれば、ローン申請自体のフィールドとして保存される場合もあります。Finastra Fusion Mortgagebot内のルールエンジンで算出されることもあります。

例
24時間3日48時間5日
引受審査の待ち時間
UnderwritingQueueTime
申請が引受審査の開始前に待機する時間を算出した値です。
説明

この指標は、信用調査の完了後、引受審査が実際に始まるまでローン申請が待機する時間を測定します。「信用調査完了」から「引受審査開始」までのタイムスタンプの差として算出します。

このKPIは、処理中の時間と待ち時間を分けて把握できるため、「引受審査のボトルネック詳細分析」で重要な役割を果たします。待ち時間が長い場合、人員不足、作業の割り当ての非効率、システムの遅延などが考えられます。待ち時間の短縮は、プロセス全体の速度と効率を高めるうえで重要な目標となることがよくあります。

重要な理由

重要なプロセス段階に入る前の待ち時間を切り分けて把握できるため、待機時間の削減と業務の流れの改善に向けた目標を明確にできます。

入手先

この属性はデータ分析またはETLの処理時に、各ケースの「信用調査完了」と「引受審査開始」のイベント間の時間差を求めて算出します。

例
86400秒172800秒36000秒
手戻りかどうか
IsRework
同じケース内で、アクティビティが2回目以降に実行されたことを示す計算フラグです。
説明

同じローン申請IDで「補足書類の提出依頼」や「引受審査の差し戻し」などの特定のアクティビティが複数回発生した場合、この真偽値属性はtrueになります。これにより、手戻りのループを明示し、その件数を把握できます。

「手戻りと重複作業のマップ」ダッシュボードでは、このフラグを使って手戻りのループを視覚的に示したり、手戻りの多いケースに絞り込んだりできます。「手戻りアクティビティ率」の重要業績評価指標(KPI)は、「IsRework」がtrueのイベントを数えるだけで算出できます。コミュニケーションの不明確さやデータ入力ミスなど、作業が繰り返される根本原因に改善の取り組みを集中できます。

重要な理由

手戻りを明示して件数を把握できるため、プロセスの非効率やループの原因と影響を分析しやすくなります。

入手先

この属性はデータ変換レイヤーで、該当するCaseIdに同じアクティビティ名がすでに記録されているかを確認して算出します。

例
truefalse
支店所在地
BranchLocation
融資申請を処理する支店または業務拠点です。
説明

この属性は、融資を担当する支店またはオフィスを特定します。複数の拠点を持つ大規模な金融機関にとって、重要な組織上の区分です。

「融資担当者別の業務量分布」ダッシュボードでは、この属性を使って拠点単位でパフォーマンスを集計できます。支店ごとの効率、業務量、結果を比較し、地域ごとの違いを把握するとともに、組織全体のリソース配分を検討できます。

重要な理由

地域別または組織単位でパフォーマンスを比較し、業務量を分析できます。

入手先

Finastra Fusion Mortgagebotの文書を確認します。融資担当者のユーザープロフィールに紐づいているか、申請受付時に選択されている可能性があります。

例
ダウンタウン・メインストリートノースウッド支店本社西部地域センター
自動処理かどうか
IsAutomated
アクティビティがシステムによって実行された場合はtrue、人が実行した場合はfalseとなるフラグです。
説明

この真偽値属性により、初回の信用調査や標準的な開示文書の作成など、システムが自動で実行するタスクと、従業員が手動で行うタスクを区別できます。

この属性を分析すると、プロセスの自動化の度合いを把握できます。自動処理と手動処理の速度や一貫性を比較する際にも役立ちます。さらなる自動化の機会を見つけ、効率を高めて人的ミスのリスクを減らすための参考になります。

重要な理由

プロセスの自動化の度合いを測定し、新たな自動化施策によって効率をさらに高められる箇所を特定できます。

入手先

通常は、アクティビティに関連付けられた「ユーザー」を確認して判定します。ユーザーがシステムアカウントまたはサービスアカウントの場合、フラグはtrueに設定されます。

例
truefalse
融資の種類
LoanType
申請する融資商品の種類です。通常型、FHA、VAなどがあります。
説明

この属性は、申請者が希望する住宅ローン商品に基づいて融資申請を分類します。融資の種類によって、プロセス要件、コンプライアンス規則、リスク特性が異なる場合があります。

融資の種類ごとのプロセス分析は、基本的な分析手法です。特定の商品でサイクルタイムが大幅に長い、または否決率が高いといった傾向を把握できます。商品固有のボトルネックを特定し、「コンプライアンス違反の発生経路」分析などで、コンプライアンスチェックが適切に行われているかを確認するうえでも重要です。

重要な理由

融資商品によってプロセスの流れやSLAが異なることが多いため、有意義な比較分析や絞り込みに欠かせない属性です。

入手先

申請の開始時に選択する基本的なデータ項目で、Finastra Fusion Mortgagebotの融資申請の主要データに保存されます。

例
通常型30年固定金利FHA融資VA融資ジャンボローン
融資額
LoanAmount
申請者が融資を希望する金額の合計です。
説明

この属性は、申請された住宅ローンの元本額を示します。申請ごとの重要な財務指標であり、プロセスにも影響することがあります。たとえば、高額な「ジャンボローン」では、追加の承認手続きが必要になる場合があります。

分析では、融資額でプロセスを分類し、融資額と処理時間、承認率、審査の厳しさとの関連を調べられます。たとえば、一定額を超える融資は引受審査に一貫して時間がかかる、といった傾向を把握できます。プロセスの流れを理解するための重要な業務コンテキストです。

重要な理由

融資ポートフォリオの財務分析に役立ち、融資額がサイクルタイムや承認率などのプロセスの動きに影響するかを調べられます。

入手先

申請書の提出時に入力する基本項目で、Finastra Fusion Mortgagebotの融資申請の主要データに保存されます。

例
350000.00750000.00210000.50
必須 推奨 任意

ローン組成のアクティビティ

プロセスを正確に把握し、ボトルネックを特定するために、イベントログに記録する主要なプロセスの段階と重要なマイルストーンです。
7 推奨 8 任意
アクティビティ 説明
信用調査を完了
申込者の信用履歴に関する自動または手動の調査が完了したことを示します。通常、連携先の信用情報機関から結果が返され、融資ファイルに添付された際に記録されます。
重要な理由

審査段階が始まる前の重要な節目です。リスク評価と判断に必要な重要データを提供します。

入手先

Mortgagebot内の信用調査連携サービスが明示的に記録するイベントの場合があります。また、「信用調査完了」などのステータス変更とタイムスタンプから推定できることもあります。

記録

連携ログのタイムスタンプ付き記録、または信用情報レポートの取得を示す特定のステータス更新を確認します。

イベントタイプ explicit
否決による融資案件の終了
融資申請が最終ステータス「否決」で正式に終了したことを示す終了アクティビティです。判断そのものとは異なり、ファイルを事務処理上、最終的に終了したことを表します。
重要な理由

否決された申請の明確な終点となるため、この案件群のサイクルタイムを正確に分析でき、融資申請の否決率という重要業績評価指標(KPI)の算出にも役立ちます。

入手先

融資申請の最終ステータスが「否決」または「却下」であり、最終終了日またはステータス日が記録されていることから特定します。

記録

融資レコードが最終状態の「否決」に設定されたときの、最終ステータス更新時刻を使用します。

イベントタイプ inferred
審査を完了
審査担当者による確認が完了し、最終的な融資判断を行える状態になったことを示します。「審査中」から「審査完了」または「最終判断待ち」へのステータス変更から推定します。
重要な理由

審査処理時間の重要業績評価指標(KPI)を測定する終点です。リスク評価段階の完了を示す重要な節目です。

入手先

融資申請のステータスが審査段階の完了を示す状態に更新された日時を、ステータス履歴ログから推定します。

記録

ステータスが「引受審査中」から「審査判定中」や「承認済み」などの次の状態に変わった時刻を使用します。

イベントタイプ inferred
審査を開始
審査担当者が融資ファイルの詳細な確認を正式に開始した時点で、審査段階の開始を示します。ほとんどの場合、「審査中」へのステータス変更や、審査担当者の正式な割り当てから推定します。
重要な理由

審査処理時間の測定開始点であり、審査キュー時間の終点です。申請が審査担当者の対応を待つ時間を把握できます。

入手先

融資申請のステータス履歴テーブルから推定します。ステータスが「審査中」または同様の状態に変わった日時を使用します。

記録

ステータスが初めて「審査中」に変わった日時、または審査担当者のIDが融資に初めて割り当てられた日時を使用します。

イベントタイプ inferred
申請を提出
このアクティビティは、借入希望者がシステムを通じて正式に申請を提出した時点を示し、融資実行プロセスの開始となります。通常、新しい融資申請レコードが作成され、一意の融資申請IDが割り当てられた際に明示的に記録されます。
重要な理由

このプロセスの主な開始イベントです。融資サイクル全体の所要時間や事前承認までの時間を測定するうえで欠かせません。

入手先

通常、Finastra Fusion Mortgagebotで新しい融資レコードが作成された際に、申請または融資のマスターデータテーブルへ作成日時とともに明示的に記録されるイベントです。

記録

融資申請レコードの作成日時を使用します。

イベントタイプ explicit
融資の最終判断
融資申請に対する最終判断が行われる重要なイベントです。「承認済み」「条件付き承認」「否決」などが該当します。システムに最終判断のステータスが記録された時刻から、このイベントを特定します。
重要な理由

判断にかかる時間の測定や否決率の分析に欠かせない節目です。判断の一貫性や結果を把握するうえでも重要です。

入手先

融資の主要ステータス、または専用の「判断」フィールドの変更から特定します。ステータスが更新された時刻をイベント時刻として扱います。

記録

融資のステータスが「承認済み」「否決」などの最終判断状態に初めて設定された時刻を特定します。

イベントタイプ inferred
融資資金の払い出し
融資実行が成功した場合の最終アクティビティで、融資資金が支払われた時点を示します。重要な金融取引であり、通常はシステムに時刻付きの明示的なイベントとして記録されます。
重要な理由

このアクティビティはプロセスの正常な完了を示します。融資サイクルタイムの全体平均を算出する際の終点です。

入手先

通常、融資に関連付けられた資金調達テーブルまたは取引テーブルに、明示的なイベントとして記録されます。「資金調達日」や「支払日」フィールドから時刻を取得できます。

記録

融資または資金調達の主要データテーブルにある「資金調達日」などのフィールドから時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
クロージング開示書の発行
借り手に最終クロージング開示書(CD)を作成して送付するアクティビティです。クロージングの所定の日数前までに行う必要がある、コンプライアンス上重要な手続きです。
重要な理由

TRID規制への準拠を確認するには、このイベントの追跡が欠かせません。最終クロージングまでの期間は、コンプライアンスを測る重要な指標です。

入手先

多くの場合、Mortgagebotの文書管理コンポーネントに明示的なイベントとして記録されます。CDの作成・送付時に時刻が記録されます。

記録

クロージング開示書の文書種別に対応する文書追跡テーブルから、作成時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
初期確認を完了
融資担当者または処理担当者が、申請内容に不備がないか、基本的な適格条件を満たしているかを最初に確認し終えたことを示します。通常は、システム上のステータスが「新規」から「処理中」または「初期確認完了」などに変わったことから推定します。
重要な理由

初期確認にかかった時間を分析すると、データの検証や書類の収集における初期段階のボトルネックを特定でき、必要な作業を前倒しする改善につながります。

入手先

ステータス履歴ログ、または「初期確認」や「処理中」などの融資ステータスに関連付けられたタイムスタンプから推定します。最初の確認が完了したことを示すステータス変更の日時を確認します。

記録

融資申請のステータスが「新規」から「処理中」または「確認済み」に初めて変わった日時を特定します。

イベントタイプ inferred
審査から差し戻し
審査担当者が追加情報や修正を求めて申請を融資担当者へ差し戻した際に、審査プロセス内の手戻りを記録するアクティビティです。「審査中」から「処理中」や「書類待ち」などの前段階の状態に戻るステータス変更から推定します。
重要な理由

処理時間と労力を大幅に増やす手戻りループを特定します。このアクティビティの発生頻度が高い場合、初期データの品質や文書化に問題がある可能性があります。

入手先

融資ステータスの履歴ログから、審査中の状態から審査前の状態へ戻る一連のステータス変更を特定して推定します。

記録

「審査中」から「処理中」や「処理担当者の確認待ち」などへのステータス変更を検出します。

イベントタイプ inferred
申請の取り下げ
最終判断が下される前に申請者が自ら申請を取り下げた場合に発生する終了アクティビティです。ステータスが「申請者による取り下げ」に変わったことで記録されます。
重要な理由

取り下げを追跡すると、申請者がプロセスから離脱する箇所を特定できます。プロセスの長さや複雑さ、コミュニケーションに課題がある可能性を把握する手がかりになります。

入手先

融資のステータス履歴ログから特定します。「取り下げ」への変更時刻がイベント時刻です。

記録

最終ステータスが「取り下げ」に変更された時刻を使用します。

イベントタイプ inferred
申請者による融資条件提示の承諾
申請者が作成済みの融資条件提示を正式に承諾した時点を示すイベントです。通常は、署名済み文書または電子署名を受け取った後、融資担当者がステータスを手動で更新して記録します。
重要な理由

融資条件提示の承諾率という重要業績評価指標(KPI)の算出や、提示した融資商品・条件の効果を把握するうえで欠かせないアクティビティです。

入手先

通常、システム上のステータスが「提示承諾済み」や「クロージング準備完了」などに手動で変更されたことから特定します。更新時刻をイベント時刻として扱います。

記録

ステータスが「承諾済み」など、融資がクロージング段階に進む状態に変わった時刻を使用します。

イベントタイプ inferred
融資条件提示書の作成
承認後、申請者に正式な融資条件提示書を作成して発行することを指します。文書作成モジュールに明示的なイベントが記録される場合もあれば、ステータスの変更から特定する場合もあります。
重要な理由

このアクティビティを起点に、融資条件提示の承諾率や、申請者が回答するまでの時間を測定できます。

入手先

Mortgagebotと連携した文書作成サービスの明示的なログを使用できます。または、ステータスが「提示書送付済み」や「申請者の承諾待ち」に変わったことから特定できます。

記録

文書履歴テーブル、または文書作成に関連するイベントログで時刻を確認します。

イベントタイプ explicit
補足書類を依頼
融資担当者または処理担当者が、申込者に追加書類を正式に依頼した時点で発生するイベントです。ステータスが「書類待ち」に変わったときや、連絡を送信した際のログ記録として残ることがよくあります。
重要な理由

このアクティビティは、書類回収の効率を測定する起点です。繰り返し発生する場合は、最初の依頼が分かりにくいか、プロセスに手戻りがある可能性を示します。

入手先

ステータス変更のタイムスタンプから推定するか、申込者への書類依頼通知の送信日時を記録したMortgagebot内の連絡ログから取得できます。

記録

ステータスが「書類待ち」または同様の状態に変わった日時を使用します。1つのケースで複数回発生することがあります。

イベントタイプ inferred
補足書類を受領
申込者から依頼した補足書類をすべて受領し、システムにアップロードした時点を示します。通常、融資ステータスが「書類待ち」から「書類受領済み」または「確認準備完了」に更新されたことから推定します。
重要な理由

書類回収サイクルタイムを測定する終点です。依頼から受領までの遅延は、サイクルタイムが長引く一般的な原因です。

入手先

融資ステータスの履歴ログから推定します。「書類受領済み」や「審査準備完了」などの状態に変わった日時が、このイベントの発生時刻を示します。

記録

必要な書類がすべて提出されたことを示すステータスに、申請状況が更新された日時を特定します。

イベントタイプ inferred
推奨 任意

データ抽出ガイド

Finastra Fusion Mortgagebotからデータを取得する方法

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