給与処理データテンプレート

SAP SuccessFactors Employee Central Payroll
給与処理データテンプレート

給与処理データテンプレート

このテンプレートでは、給与サイクルの分析に必要なデータを収集するための枠組みを提示します。非効率な箇所の特定や、組織全体でのコンプライアンス確保に必要なデータ項目とプロセス上の節目をまとめています。
  • 給与分析に必要な主要データ項目
  • プロセスの把握に必要な主要な節目
  • システム別のデータ抽出ガイド
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

給与処理の属性

推奨するデータ項目を使うと、給与処理ごとの状況を把握し、処理サイクルに見られるパターンを特定できます。
5 必須 8 推奨 5 任意
名前 説明
アクティビティ
Activity
給与計算プロセスで発生する特定のタスクまたはイベントです。
説明

この属性には、実行されたプロセスステップの名前が記録されます。たとえば、「タイムシート提出」「給与計算シミュレーション実行」「支払い実行」などです。プロセスマップの基礎となり、給与計算サイクルで行われる処理の順序を可視化できます。

この属性のデータは、ワークフローログ(SWWLOGHIST)、インフォタイプ変更ログ(CDHDR/CDPOS)、給与計算ステータス専用テーブルなど、さまざまなログから取得します。抽出時に命名規則を統一し、技術的なイベントコードを業務で理解しやすいアクティビティ名に変換します。

重要な理由

プロセスグラフのノードを定義し、プロセスフロー、ループ、バリアントを可視化します。

入手先

SWWLOGHIST(ワークフロー)、CDHDR(変更文書)、またはPA03(制御レコード)のステータス変更から取得します。

例
タイムシート提出総支給額計算監査例外の検出支払い実行
イベントのタイムスタンプ
EventTimestamp
アクティビティが発生した正確な日時です。
説明

この属性には、イベントが発生した正確な日時が記録されます。サイクルタイム、リードタイム、プロセスの各段階間の処理率など、時間に関する指標の算出に欠かせません。

SAP ECPでは、変更文書のUDATE/UTIMEなどのタイムスタンプ項目や、クラスター内のログエントリー時刻から取得します。正確なタイムスタンプがあれば、「タイムシート提出」から「タイムシート承認」までの遅延など、ボトルネックを特定できます。

重要な理由

イベント間の所要時間を算出できるため、パフォーマンス上のボトルネックやSLA違反の特定に役立ちます。

入手先

CDHDR-UDATE/UTIME、SWWLOGHIST-WI_CD/WI_CT、または監査ログの専用タイムスタンプ。

例
2023-10-25T08:30:00Z2023-10-26T14:15:22Z2023-11-01T09:00:00Z
給与計算レコード
PayrollRecord
従業員と給与期間を組み合わせた一意の識別子です。
説明

給与計算レコードは、プロセスマイニング分析における中心的なケース識別子です。特定の給与期間における従業員1人分の給与計算を表し、最初のタイムシート提出から最終的な税務申告まで、すべてのアクティビティを関連付けます。

SAP SuccessFactors Employee Central Payrollでは通常、従業員番号(PERNR)に給与計算年(PABRJ)と給与計算期間(PABRP)を連結し、複数回の実行を区別するために連番(SEQNR)を加えて作成します。この粒度で管理することで、各支払いサイクルを個別のインスタンスとして分析でき、サイクルタイムを正確に測定し、エラーを追跡できます。

重要な理由

ケースIDとして機能し、発行された給与明細ごとに関連イベントをまとめて、プロセスの開始から終了までの経路を再構成します。

入手先

SAPクラスターB2(勤怠評価結果)またはPC_PAYRESULTテーブル(PERNR、PABRJ、PABRP、SEQNR)から作成します。

例
10023499-2023-1088291022-2024-01-SEQ01US-10293-2023-52
ソースシステム
SourceSystem
イベントデータの発生元となったシステムです。
説明

この属性は、データの抽出元であるSAP SuccessFactors Employee Central Payrollのインスタンス、または接続されたサブシステムを識別します。複数の給与計算システムやハイブリッド環境を含む複雑な構成では、データの来歴と追跡可能性を確保できます。

異なる地域のシステムから取得したデータを分析する場合や、旧システムと移行後のシステムのパフォーマンスを比較する場合に役立ちます。通常、データ抽出の設定時に指定する固定文字列です。

重要な理由

複数システムの環境でデータを分類でき、発生元を特定してデータ品質の問題を調査する際にも役立ちます。

入手先

SAPインストール環境または抽出設定のシステムID(SID)。

例
SAP_ECP_NASAP_ECP_EMEASuccessFactors_Core
最終データ更新
LastDataUpdate
直近のデータ抽出時のタイムスタンプです。
説明

この属性は、プロセスマイニングのデータモデルでデータレコードが最後に更新された日時を示します。データの鮮度を把握し、最新の情報に基づいてインサイトを得るために役立ちます。

プロセスフロー分析に直接使う属性ではありませんが、データガバナンスと検証には欠かせません。ダッシュボードに給与計算システムの最新状況が反映されているかを確認できます。

重要な理由

データ反映の遅れを把握し、報告された指標が最新かどうかを確認できます。

入手先

実行時にETL/抽出スクリプトが生成します。

例
2023-11-05T00:00:00Z2023-11-05T12:00:00Z
原価センタ
CostCenter
従業員に関連付けられた原価センタです。
説明

原価センタは、従業員の人件費を割り当てる財務部門または単位を表します。「タイムシート承認のボトルネック」ダッシュボードでは部門の代わりとなる切り口として使い、どの組織単位が給与計算サイクルを遅らせているかを特定できます。

組織割当インフォタイプ(PA0001)の項目KOSTLに記録されています。事業部門や機能領域ごとにプロセス指標を集計できます。

重要な理由

組織別にドリルダウンし、遅延や手戻りの原因となっている部門を特定できます。

入手先

テーブルPA0001の項目KOSTL。

例
CC-1000 財務CC-2000 ITCC-3000 営業
従業員区分
EmployeeType
従業員の分類です(正社員、契約社員など)。
説明

この属性では、在職者、退職者、契約社員など、雇用関係に基づいて従業員を分類します。給与計算の複雑さは従業員区分によって異なることがあり、特定のグループでは手作業による対応や個別のコンプライアンスチェックが多く必要になる場合があります。

SAPの従業員グループ(PERSG)と従業員サブグループ(PERSK)の項目から取得します。特定の従業員層が給与計算のSLAに過度な影響を与えていないかを分析できます。

重要な理由

プロセスのばらつきや遅延が、特定の雇用区分に限られるかどうかを特定できます。

入手先

テーブルPA0001の項目PERSG(グループ)およびPERSK(サブグループ)。

例
在職者研修生年金受給者時給制契約社員
給与計算サイクルの頻度
PayCycleFrequency
通常の給与計算か、臨時の給与計算かを示します。
説明

この属性では、定期的な給与計算と、修正や即時支払いに使う臨時の給与計算を区別します。臨時の給与計算が多い場合、プロセスの非効率を示している可能性があります。「臨時支払い件数の分析」ダッシュボードで追跡します。

給与計算クラスターのディレクトリにある臨時計算理由(OCRSN)または給与計算タイプ(PAYTY)の項目から判定します。臨時計算の場合は値が設定され、それ以外は通常として扱います。

重要な理由

「臨時支払い比率」KPIの測定や、標準外の処理を減らす取り組みに欠かせません。

入手先

テーブルRGDIR(クラスター・ディレクトリ)の項目OCRSNまたはPAYTY。

例
通常修正A賞与支払い雇用終了
給与計算担当者
PayrollSpecialist
レコードを処理した担当者のユーザーIDまたは名前です。
説明

この属性には、手動ステップや承認を担当する給与計算管理者または専門担当者の識別情報が記録されます。「担当者別の処理量と業務負荷」ダッシュボードの主要な属性であり、業務負荷の分布や個人ごとの生産性を分析できます。

システムログのUNAME項目、またはワークフローステップの「ユーザー」項目から取得します。管理者は、研修の必要性やリソース不足を特定できます。

重要な理由

業務負荷の調整や、プロセスにおける人的なボトルネックの特定に欠かせません。

入手先

CDHDRに記録されたシステム項目(SY-UNAME)またはワークフローの実行者ID。

例
JSMITHKMILLERSYSTEM
給与計算期間
PayPeriod
会計年度内の特定の期間番号です。
説明

この属性は、給与計算期間の連番を示します(1月または最初の隔週サイクルを示す01など)。期間ごとのパフォーマンスの推移を追跡し、処理量の季節変動を特定できます。

PABRPから取得し、通常は給与計算年と組み合わせて分析します。「給与計算サイクル全体の所要時間」ダッシュボードで、サイクルごとの処理時間を比較するために必要です。

重要な理由

推移分析に役立ち、特定の時期に発生する季節的なボトルネックを特定できます。

入手先

テーブルPA0001または給与計算結果クラスター(RGDIR)の項目PABRP。

例
01122652
給与計算領域
PayrollArea
従業員が所属する給与計算グループを示します。
説明

給与計算領域は、同じ給与計算実行で処理する従業員をまとめたグループです。給与の支払い頻度(月次、隔週など)や組織構造に基づいて設定されることがよくあります。この属性で分析対象を分けると、従業員グループごとのパフォーマンスを比較できます。

SAPでは、技術項目ABKRSに対応します。遅延やエラーが特定の給与計算領域に集中することがあるため、ダッシュボードで根本原因を分析する際の主要な切り口になります。

重要な理由

グループ別(時給制と月給制など)に給与計算サイクルのパフォーマンスを比較できます。

入手先

テーブルPA0001(組織割当)の項目ABKRS。

例
米国・隔週ドイツ・月次役員給与計算
総支給額
GrossPayAmount
レコードに対して計算された総支給額です。
説明

この属性は、控除前の総支給額を金額で示します。財務上の検証に使う基本的な指標であり、高額な支払いと監査の厳格化や承認リードタイムの長期化との関連を分析できます。

給与計算結果テーブル(RT)から取得します。通常、総支給額を表す特定の賃金タイプ(例:/101)を参照します。「福利厚生・税額計算の精度」分析で、計算の基準額として利用できます。

重要な理由

支払い額に応じたプロセスの動きを分析できます(例:支払い額が大きいほど承認に時間がかかるか)。

入手先

給与計算結果テーブル(RT)の賃金タイプ/101など。

例
5000.002500.5010500.00
自動処理かどうか
IsAutomated
アクティビティをシステムユーザーが実行したかどうかを示すフラグです。
説明

この真偽値属性は、特定のプロセスステップをバックグラウンドジョブ/システムユーザーと担当者のどちらが実行したかを示します。「銀行振込の自動処理モニター」で、人手を介さずに処理された割合を算出するために必要です。

通常、ユーザーIDを既知のシステムアカウント(「BATCH」「SAP_WORKFLOW」など)の一覧と照合して判定します。

重要な理由

自動処理率の測定や、手作業を減らせる箇所の特定に役立ちます。

入手先

ユーザーIDから判定します(例:Userが['BATCH', 'SYSTEM']に含まれる場合はtrue)。

例
truefalse
SLA処理期限
SLAProcessingDeadline
給与計算の完了目標日時です。
説明

この属性は、期限内の支払いを実現するために給与計算を完了する社内または社外の期限を示します。実際の「支払い実行」タイムスタンプと比較し、「SLA遵守率」KPIの算出に使います。

SAPテーブルの標準項目とは限りませんが、カスタム制御テーブルで管理するか、給与カレンダーに基づいて概念的に定義することがよくあります(支払日の2日前など)。このデータモデルでは、支払日から一定の余裕日数を差し引いて算出する場合があります。

重要な理由

期限内の処理とSLA遵守状況を評価する基準になります。

入手先

支払日(T549S)から、設定された処理日数を差し引いて算出します。

例
2023-10-28T17:00:00Z2023-11-28T17:00:00Z
手戻り回数
ReworkCount
修正が行われた回数です。
説明

この計算指標は、ケース履歴に「データ修正実施」アクティビティが現れる回数を数えます。プロセスの非効率を直接示す指標であり、「手動修正と手戻り率」ダッシュボードに役立ちます。

手戻り回数が多い場合、データ品質の問題が続いているか、初回の検証を通過できない複雑なケースが多いことを示します。

重要な理由

エラー修正に費やされた労力を数値化し、データ品質向上の取り組みの必要性を示すのに役立ちます。

入手先

ケースIDごとに「データ修正実施」アクティビティを数えて算出します。

例
013
法人
LegalEntity
従業員の会社コードまたは法人です。
説明

この属性は、給与計算レコードに関連付けられた法人(会社コード)を識別します。子会社や企業体ごとの給与計算パフォーマンスを財務報告や分析に利用できます。

組織割当インフォタイプ(PA0001)のBUKRS項目から取得します。

重要な理由

会社間のベンチマークや財務配賦の分析に役立ちます。

入手先

テーブルPA0001の項目BUKRS。

例
US01DE011000
監査例外フラグ
AuditExceptionFlag
監査例外が発生したかどうかを示すフラグです。
説明

この属性は、給与計算のシミュレーションまたは計算中に、検証ルールによって例外や警告が発生したケースを示します。「監査例外の発生頻度」KPIの主要な入力データです。

給与計算ログやエラーメッセージ専用テーブル(FEHLER)から取得することがよくあります。値がtrueの場合、プロセスフローに例外処理の経路が含まれていたことを示します。

重要な理由

データ品質の問題や手動対応の必要性を明らかにします。

入手先

給与計算ログにエラーメッセージがあるか、特定のステータスコードが記録されているかを基に判定します。

例
truefalse
課税管轄区域
TaxJurisdiction
従業員に適用される税務地域または税務当局です。
説明

この属性は、給与計算レコードに適用される税務当局または地域(州、省、カントンなど)を識別します。「監査例外とコンプライアンスリスク」ダッシュボードで、地域ごとのコンプライアンス上の問題を特定するために必要です。

SAP US Payrollでは、TXJCD項目に該当します。他の地域では、従業員サブエリアや税務地域専用の項目に対応する場合があります。この切り口を使うと、システム全体に関わるロジックエラーと、地域固有の設定上の問題を区別できます。

重要な理由

規制地域ごとにコンプライアンスリスクや監査例外を分類できます。

入手先

テーブルPA0001またはPA0207/PA0208の項目TXJCD。

例
CANYTXNRW
必須 推奨 任意

給与処理のアクティビティ

給与処理の全体像を把握し、遅延や手作業による修正が発生する箇所を特定するため、重要なプロセスステップを記録します。
9 推奨 5 任意
アクティビティ 説明
タイムシート承認
管理者またはシステム管理者が勤怠データを正式に承認した時点を示します。このステータス変更により、給与計算エンジンへのデータ転送が可能になります。
重要な理由

タイムシート承認リードタイムの重要業績評価指標(KPI)を算出します。ここでのボトルネックは、管理者の対応の遅れや複雑な承認階層を示します。

入手先

Employee Centralのワークフロー申請テーブル(WfRequest)から、ステータスがCOMPLETEDまたはAPPROVEDのデータを抽出します。

記録

ワークフローのステータスがAPPROVEDに変わった時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
タイムシート提出
従業員または管理者が給与期間の勤怠データを提出した時点を示します。ECPに連携されたEmployee Centralモジュールのワークフロー申請ログから取得します。
重要な理由

データ蓄積段階の開始を示します。ここで遅れが生じると後続工程に影響し、給与処理に使える期間が短くなります。

入手先

Employee Centralのワークフロー申請テーブル(WfRequest)から、Time SheetまたはTime Offのカテゴリを抽出します。

記録

ワークフローのステータスがSUBMITTEDに変わった時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
支払い実行
銀行による確認、またはF110の支払い実行完了をもって、支払い処理が完了した時点を示します。
重要な理由

SLA遵守率を測定する際の主な終了タイムスタンプです。従業員への支払いが期限どおりだったかを判定します。

入手先

支払い実行テーブル(REGUH)の実行日と時刻を参照するか、起算日から推定します。

記録

支払い実行のステータスがPostedまたはCompleteに設定された時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
税務申告完了
税務申告ファイル(米国のPU19など)を作成するか、外部の税務申告サービスプロバイダーにデータを転送した時点を示します。
重要な理由

規制へのコンプライアンスを確保します。処理順序における最終的なコンプライアンス手順を追跡します。

入手先

Tax Reporter Log ManagerまたはB2A(Business to Administration)Managerのログで、ファイルが正常に作成されたことを確認します。

記録

Tax Reporterの実行が正常に完了した時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
給与シミュレーション実行
結果をデータベースに確定せずに給与計算プログラムをテスト実行し、エラーを特定します。PCCの検証段階における重要な手順です。
重要な理由

初回計算成功率の算出に必要です。シミュレーションの繰り返しは、データ品質に問題があることを示します。

入手先

Payroll Control CenterのStep Instanceログ(PYC_D_STEP_INST)から、ステップタイプがSimulationの記録を確認します。

記録

PCCのシミュレーションステップのステータスがCOMPLETEDに変わった時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
給与処理開始
Payroll Control Center(PCC)で給与処理インスタンスを作成した時点を示します。特定の給与領域における給与サイクルの正式な開始です。
重要な理由

給与処理全体の期間のベースラインを設定します。処理対象となる従業員の範囲を定義します。

入手先

Payroll Control Centerのテーブル(例:PYC_D_PY_PROC_INST)で、新しいプロセスIDの作成を追跡します。

記録

PCCのプロセスインスタンスが作成された時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
給与記録の承認
従業員または給与グループの給与結果を正式に承認した時点を示します。PCCの「Monitoring」または「Sign Off」ステップで行われます。
重要な理由

計算・検証段階の終了と支払いの承認を示します。担当者ごとの処理能力を分析するうえで重要です。

入手先

Payroll Control CenterのStep Instanceログ(PYC_D_STEP_INST)から、ApprovalまたはConfirmationステップを確認します。

記録

PCCの承認ステップのステータスがCOMPLETEDに変わった時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
総支給額計算
総支給額の給与スキーマ計算が正常に実行された時点を示します。標準的な処理では、給与計算プログラムがPCL2クラスターに書き込んだ時点にあたります。
重要な理由

勤怠データと支給率データの統合が完了したことを示す重要な節目です。ここでの遅延は、総支給額から手取り額までの処理効率に影響します。

入手先

クラスターPCL2(給与結果)、特に「For-Period」のディレクトリテーブル(RGDIR)のタイムスタンプを参照します。

記録

給与クラスターに新しい連番が書き込まれた時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
銀行振込ファイル作成
仮データ媒体交換ファイル(pre-DME)または最終DMEファイルを作成した時点を示します。銀行への支払い指示が作成されます。
重要な理由

銀行振込自動化モニターで追跡します。ファイル作成の失敗は、プロセスが停止する重大な問題です。

入手先

DMEまたはPayment Medium Workbench(PMW)の実行ログを参照します。ログは通常、TemSeまたは特定の支払い実行テーブル(ReguH/ReguP)に保存されます。

記録

支払い実行(F110/RPCIPE)で出力が作成された時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
インセンティブデータ取り込み
賞与やコミッションなど、標準外の給与データを給与システムに取り込みます。通常はInfotype 0015または2010にデータを読み込みます。
重要な理由

取り込みが遅れると、総支給額を正確に計算できません。このデータを分析することで、インセンティブデータ連携のリードタイムを短縮できます。

入手先

監査ログ(PCL4または同等のログ)から、Infotype 0015(追加支払い)または2010(従業員報酬情報)への記録作成を確認します。

記録

Infotypeの作成タイムスタンプを、データ取り込みジョブのログと照合します。

イベントタイプ inferred
データ修正
監査例外への対応として、マスターデータまたは勤怠データを変更した時点を示します。給与アラートを解消するために必要な再処理にあたります。
重要な理由

手作業による修正率と再処理率を追跡します。プロセスの非効率につながる主なアクティビティです。

入手先

アラートが解消される前に、PCCアラートのタイムスタンプと、同じ従業員に対する後続の監査ログ(PCL4)の変更を結合して推定します。

記録

PCCアラートが有効な間に行われたマスターデータの更新を特定します。

イベントタイプ inferred
監査例外の検出
Payroll Control Centerのポリシーチェックによって検証アラートが生成された時点を示します。アラートはデータの不整合やコンプライアンス上のリスクを知らせます。
重要な理由

監査例外の発生頻度とコンプライアンスリスクのダッシュボードに直接反映されます。件数が多い場合、上流工程のデータ品質に問題がある可能性があります。

入手先

Payroll Control Centerのアラートテーブル(PYC_D_ALERT)で、特定のエラーコードを従業員記録に関連付けます。

記録

PCCのアラートテーブルに新しい記録が作成された時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
福利厚生控除の適用
福利厚生の計算ルールを処理する、計算スキーマ内の特定の手順です。通常の給与計算に含まれますが、個別に確認することで設定エラーを特定しやすくなります。
重要な理由

福利厚生と税額計算の正確性分析に役立ちます。複雑な控除ルールの不一致を調査する際に有用です。

入手先

給与結果にV0スプリットが存在することから推定します。詳細ログが有効な場合は、特定のログ記録も参照します(本番環境ではまれです)。

記録

総支給額の計算と同時に発生しますが、分析上は別の概念です。

イベントタイプ inferred
給与明細公開
セルフサービス(ESS)を通じて、従業員が給与明細を確認できるようにした時点を示します。
重要な理由

給与明細公開のSLAパフォーマンスを測定します。遅延するとヘルプデスクへの問い合わせが発生します。

入手先

給与明細マッシュアップサービスのログにある「Print Date」または公開日設定から推定します。

記録

支給日とシステム設定上の遅延時間をもとに算出します。

イベントタイプ inferred
推奨 任意

データ抽出ガイド

SAP SuccessFactors Employee Central Payrollからデータを取得する方法

準備はできましたか?

このテンプレートをデータ抽出に適用し、効率的な給与処理に向けた取り組みを始めましょう。手順に沿って進めることで、生のデータから改善に役立つインサイトをすばやく得られます。

給与処理のパフォーマンスを今すぐ改善

給与サイクルを現在30%短縮している企業に続きましょう。

無料トライアルを開始しましょう

クレジットカードは不要です。数分で設定できます。