倉庫管理データテンプレート

Manhattan SCALE
倉庫管理データテンプレート

倉庫管理データテンプレート

このテンプレートは、倉庫管理プロセスの分析に必要なデータを収集する際に役立ちます。効果的な分析に欠かせない属性とアクティビティをまとめ、システムからデータを抽出する方法もわかりやすく説明しています。プロセスマイニングをスムーズに始めるためにご利用ください。
  • 収集を推奨する属性
  • 追跡する主なアクティビティ
  • Manhattan SCALEからのデータ抽出ガイド
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

倉庫管理の属性

これらのデータ項目は、倉庫管理プロセスを詳しく分析するためのイベントログを作成するうえで重要です。
5 必須 6 推奨 12 任意
名前 説明
アクティビティ名
ActivityName
倉庫管理で発生した特定のタスクまたはイベントの名称です。
説明

この属性には、倉庫管理プロセスの個々の作業や節目が記録されます。例として、「保管場所から商品をピッキング」「梱包開始」「出荷完了」などがあります。各アクティビティは、倉庫注文に対して行われた特定の作業を表します。

プロセスマイニングでは、この属性がプロセスマップのノードを定義するため、重要です。アクティビティの順序、頻度、所要時間を分析すると、プロセスフローを可視化し、標準手順からの逸脱や作業が滞るボトルネックを特定できます。

重要な理由

プロセスの各ステップを定義し、プロセスマップの基礎となります。業務の流れやばらつきの分析にも役立ちます。

入手先

Manhattan SCALE内で倉庫注文の進捗を追跡する取引コード、イベントログ、またはステータス更新テーブルから取得します。

例
商品が荷受け場に到着ピッキングタスク作成商品を梱包出荷完了
イベント時刻
EventTime
倉庫のアクティビティまたはイベントが発生した日時です。
説明

この属性には、プロセスに記録された各アクティビティの正確な日時が含まれます。イベントログの時系列を構成し、注文に関する倉庫業務の順序とタイミングを示します。

イベント時刻は、時間に基づくプロセスマイニング分析に欠かせません。アクティビティ間のサイクルタイムやプロセス全体の所要時間の算出、遅延の特定、期間ごとのプロセスパフォーマンスの分析に使います。正確なタイムスタンプは、信頼できるプロセスマップを作成し、有用なパフォーマンス指標を導き出すために重要です。

重要な理由

イベントの順序を正しく並べ、サイクルタイムやリードタイムなど、所要時間に基づく指標を算出するために欠かせないタイムスタンプです。

入手先

Manhattan SCALEのイベントログテーブルまたは取引レコードで、アクティビティ情報とともに記録されています。項目名は「created_ts」「event_timestamp」「status_change_date」などです。

例
2023-10-26T08:00:00Z2023-10-26T09:15:30Z2023-10-26T11:45:10Z
倉庫注文
WarehouseOrder
入荷や出荷など、特定の物流業務を識別する一意のIDです。
説明

倉庫注文は、1件の物流プロセスに関連するすべてのアクティビティをまとめる主要なケースIDです。これにより、商品の受領、棚入れ、ピッキング、梱包、出荷まで、倉庫内での注文の全工程を追跡できます。

プロセスマイニングでは、この属性を使って注文ごとの流れを再構築します。すべてのイベントを特定の倉庫注文に紐づけることで、プロセスフローを可視化し、注文ごとのサイクルタイムを測定できます。また、履行効率に影響するばらつきやボトルネックも特定できます。

重要な理由

倉庫内の関連アクティビティを1つのプロセスインスタンスにまとめるためのキーです。これにより、プロセスを最初から最後まで分析できます。

入手先

通常、Manhattan SCALEの注文ヘッダーテーブルなど、主要な注文管理テーブルにあります。

例
WO-00583921WO-00583922WO-00583923
ソースシステム
SourceSystem
データの取得元となるシステムです。
説明

この属性は、イベントデータが生成されたアプリケーションを示します。このプロセスでは、通常「Manhattan SCALE」が設定されます。

複数のシステムを連携している環境では、この項目によってデータソースを区別できます。データの取得元を把握できるため、データガバナンスやトラブルシューティングに役立ちます。また、プラットフォームごとのデータ記録方法の違いを理解する際にも参考になります。

重要な理由

データの取得元を把握できるため、複雑なIT環境におけるデータガバナンス、検証、連携に欠かせません。

入手先

通常、データ抽出・変換・読み込み(ETL)の際にデータセットを識別するために追加される固定値です。

例
Manhattan SCALESCALE_PRODWMS_US_01
最終データ更新日時
LastDataUpdate
ソースシステムからデータを最後に更新した日時です。
説明

この属性は、Manhattan SCALEからデータを最後に抽出し、プロセスマイニングツールに読み込んだ日時を示します。分析対象データの更新状況を把握できます。

分析やレポートの対象期間を確認するうえで役立つ情報です。リアルタイムのデータか、特定時点のスナップショットかを把握できるため、業務上の判断にも役立ちます。

重要な理由

データの更新状況を示し、分析やレポートが対象とする期間を把握できるようにします。

入手先

通常、データ読み込み時にETLツールまたはデータパイプラインによって生成、保存されます。

例
2023-11-01T02:00:00Z2023-11-02T02:00:00Z
ユーザー/担当者ID
UserOperatorId
アクティビティを実行した倉庫従業員または担当者を識別する一意のIDです。
説明

この属性には、ピッキング、梱包、棚入れなどの倉庫タスクを実行した担当者のIDが記録されます。プロセスのアクティビティと、それを担う人員を紐づけます。

ユーザー/担当者ID別にパフォーマンスを分析すると、リソース利用状況や個人・チームの効率を把握できます。優れた実績を上げている担当者、研修の必要性、業務負荷の偏りを特定するのにも役立ちます。「担当者別リソース利用率」ダッシュボードや関連KPIの分析に使うことで、人員配置やタスクの割り当てを見直せます。

重要な理由

プロセスのパフォーマンスを個人やチームに紐づけ、業務負荷、生産性、リソース配分を分析できます。

入手先

通常、Manhattan SCALEの取引ログに記録されます。「user_id」「operator」「executed_by」などの項目が該当します。

例
JSMITHBWILLIAMSLCHEN
商品ID
MaterialId
取り扱う商品または資材を識別する一意のIDです。
説明

この属性は、SKU(在庫管理単位)とも呼ばれ、倉庫のアクティビティで扱う商品を特定します。1件の倉庫注文に複数の商品が含まれる場合、それぞれが別の明細やタスクとして処理されることがあります。

商品ID別にプロセスを分析すると、商品固有の問題を把握できます。たとえば、サイズ、重量、保管条件などの理由で、品質検査の不合格、ピッキングミス、取り扱い時間の長期化が特定の商品に集中している場合があります。商品ごとの保管方法や取り扱い手順の見直しに役立ちます。

重要な理由

商品単位で分析し、特定の商品がプロセスの遅延、エラー、手戻りに関係しているかを特定できます。

入手先

Manhattan SCALEの注文明細テーブルにあり、倉庫注文本体と紐づいています。

例
SKU-10234-ASKU-98543-BMAT-HDWR-550
実績数量
ActualQuantity
検品、ピッキング、出荷の対象となった商品の実際の数量です。
説明

この属性には、入荷やピッキングなどの重要な時点で確認した商品の数量が記録されます。計画数量と異なる場合もある、実際に取り扱った数量を示します。

実績数量と計画数量を比較すると、数量の差異を特定できます。「注文数量の差異傾向」ダッシュボードと関連KPIの基礎となるデータです。差異を追跡することで、仕入先の納品精度、在庫記録、ピッキングミスに関する問題を特定し、在庫の正確性を保つのに役立ちます。

重要な理由

計画数量と実績数量の差異を特定し、在庫精度の問題や業務上のミスを把握できます。

入手先

Manhattan SCALEで、入荷、棚卸し、ピッキングなどのアクティビティに関する取引明細レコードから取得します。

例
100985010
希望完了日
RequestedCompletionDate
顧客または社内関係者が注文の出荷を希望する日付です。
説明

この属性は、出荷する倉庫注文のサービスレベル合意(SLA)または目標納品日を示します。倉庫業務の納期遵守状況を測る基準となる日付です。

パフォーマンス評価の重要な基準です。「出荷納期遵守状況」ダッシュボードや「出荷納期遵守率」KPIで、注文が期日どおりに履行されたかを判定するために使います。この日付に間に合わなかった注文を分析すると、遅延の根本原因を特定し、顧客満足度の向上につなげられます。

重要な理由

納期どおりの出荷状況と、顧客とのサービスレベル合意の遵守状況を測る基準となります。

入手先

通常、Manhattan SCALEの注文ヘッダーテーブルに保存されます。上流のERPまたは注文管理システムから取り込まれることもあります。

例
2023-10-28T23:59:59Z2023-11-05T23:59:59Z2023-11-10T23:59:59Z
注文タイプ
OrderType
倉庫注文を入荷、出荷、倉庫内移動などに分類します。
説明

注文タイプは、倉庫注文の目的を示します。一般的なタイプには、顧客向け出荷(出荷)、仕入先からの入荷(入荷)、保管場所間の在庫移動(内部移動)、返品があります。

この属性を使うと、プロセス分析をタイプ別に分けられます。注文タイプで絞り込めば、入荷と出荷など、異なるプロセスのパフォーマンスを比較できます。プロセスごとに手順、リソース、目標が異なることが多いため、まとめて分析すると実態を正しく把握できない場合があります。

重要な理由

入荷と出荷のように、フローやパフォーマンスの目標が異なるプロセスを分けて比較できます。

入手先

Manhattan SCALEの注文ヘッダーデータにあります。項目名は「order_type」「transaction_type」などです。

例
入荷出荷倉庫内移動顧客返品
終了時刻
EndTime
所要時間を測定できるアクティビティが完了した日時です。
説明

終了時刻は、アクティビティが完了した時点を示します。開始時刻(EventTime)と組み合わせることで、個々のタスクの処理時間を正確に算出できます。すべてのイベントに明確な終了時刻があるわけではありませんが、ピッキングや梱包などのアクティビティでは有用なデータです。

分析では、終了時刻を使って「ProcessingTime」指標を算出します。リソース効率やタスクの所要時間を把握し、時間のかかるアクティビティや、サイクルタイム全体に影響する遅延を特定できます。

重要な理由

アクティビティごとの処理時間を正確に算出できるため、時間やリソースを多く要するタスクを特定できます。

入手先

開始時刻と同じ取引ログの「completed_ts」や「end_time」などの項目に記録されている場合があります。直接取得できない場合は、後続アクティビティの開始時刻から推定できることもあります。

例
2023-10-26T08:15:00Z2023-10-26T09:30:45Z2023-10-26T12:05:00Z
使用機器
EquipmentUsed
アクティビティで使用したフォークリフトやハンディスキャナーなどの機器を識別するIDです。
説明

この属性は、倉庫タスクで使用したマテリアルハンドリング機器(MHE)や技術機器を示します。フォークリフトのID、ハンドリフトの番号、ハンディRFスキャナーのIDなどが該当します。

このデータは、担当者だけでなく機器のリソース利用状況を分析する際にも役立ちます。高額な機器の使用状況を把握し、保守を計画し、必要なときに適切な機器を使えるようにできます。「ピッキング時のリソース利用率」などのKPIを、機器の観点から分析できます。

重要な理由

機器の利用状況とプロセス効率への影響を分析し、保守計画やMHEへの投資判断に役立てられます。

入手先

Manhattan SCALEの文書またはシステムログを確認してください。システムで記録する設定になっている場合は、タスク実行レコードに含まれていることがあります。

例
FORKLIFT-07SCANNER-58BCART-22
保管場所
StorageLocation
商品を保管またはピッキングする倉庫内の具体的な場所です。棚や通路などが該当します。
説明

この属性は、保管や取り出しの作業に関わる物理的な場所(例:5番通路、3番棚、C階層)を示し、倉庫プロセスの位置情報を提供します。

保管場所別にアクティビティを分析すると、倉庫レイアウトや物の流れを見直すのに役立ちます。頻繁に利用される場所、ピッキング時の非効率な移動経路、混雑しやすいエリアを特定できます。棚入れやピッキングの効率を分析し、保管方法の改善につなげられます。

重要な理由

倉庫内の移動に位置情報を加えることで、レイアウトの効率、移動時間、ピッキング経路を分析できます。

入手先

Manhattan SCALEの棚入れおよびピッキングのタスクデータに含まれます。「location_id」「bin_code」「source_location」などの項目が該当します。

例
A01-R02-B03DOCK-04PACK-STATION-12
入荷から棚入れまでの時間
GoodsReceiptToPutawayTime
商品を受け取ってから保管場所に棚入れするまでの所要時間です。
説明

この指標では、入荷プロセスの重要な工程にかかる時間を算出します。「商品受領・数量確認」アクティビティから「商品を保管場所に棚入れ」アクティビティまでの所要時間を測り、荷受け場と棚入れ作業の効率を数値化します。

この所要時間は、「入荷から棚入れまでのサイクル」ダッシュボードと対応するKPIの算出に使います。値が大きい場合、荷受け場のボトルネック、棚入れタスクの作成遅延、移動経路の非効率などが考えられます。いずれも在庫を利用できるようになるまでの時間を延ばす要因です。

重要な理由

入荷プロセスの重要な工程の効率を切り分けて測定し、在庫の利用開始を遅らせるボトルネックを明らかにします。

入手先

ケースごとに、「商品受領・数量確認」イベントと「商品を保管場所に棚入れ」イベントの時刻の差から算出する項目です。

例
45分2.5時間8時間
出荷ID
ShipmentId
まとめて出荷する複数の注文を識別する一意のIDです。
説明

出荷IDは、同じ車両または同じ貨物として輸送する1件以上の倉庫注文をまとめる上位のIDです。個々の注文を特定の輸送イベントに紐づけます。

分析では、出荷IDを使って物流業務をより広い視点から把握できます。出荷待ちや積み込みの段階における注文集約の効率、出荷単位の納期遵守状況、注文の集約がリードタイム全体に与える影響を分析できます。

重要な理由

複数の注文を1件の出荷にまとめ、注文集約、出荷待ち、積み込みのプロセスを分析できます。

入手先

Manhattan SCALEの輸送管理または出荷管理テーブルにあります。通常、このIDは複数の倉庫注文と紐づいています。

例
SH-945001SH-945002SH-945003
出荷期限内フラグ
IsOnTimeShipment
注文が、指定された完了日までに出荷されたかどうかを示すフラグです。
説明

この真偽値属性は、「実際の完了日」と「指定完了日」を比較して算出します。注文が期限内に完了していればtrue、遅れていればfalseになります。

この属性を使うと、データの絞り込みや集計が容易になり、パフォーマンス分析を効率よく進められます。「期限内出荷率」KPIの算出に使うほか、顧客とのSLAの遵守状況を追跡するダッシュボードにも利用します。期限を守った注文と遅延した注文をすばやく分けられるため、遅延の原因分析にも役立ちます。

重要な理由

日付の比較結果をtrue/falseのフラグにすることで、パフォーマンスの報告を簡潔にし、期限内出荷率を簡単に算出できます。

入手先

「ActualCompletionDate」<=「RequestedCompletionDate」の比較で算出します。このロジックはプロセスマイニングツールで適用します。

例
truefalse
品質検査結果
QualityInspectionResult
品質検査の結果です。「合格」「不合格」「手直し」などがあります。
説明

この属性には、「品質検査実施」アクティビティの結果が記録されます。入荷した商品が品質基準を満たしたか、追加対応が必要かを示します。

品質管理の分析に欠かせない属性です。基準への適合だけでなく、結果も含めて「品質管理基準適合率」を追跡できます。仕入先や商品別に不合格率を分析すると、調達先の選定を見直し、品質不良によって後工程で発生するコストを抑えるのに役立ちます。

重要な理由

品質検査の結果を記録し、仕入先の品質、商品に関する問題、検査プロセスの有効性を分析できます。

入手先

Manhattan SCALEの文書を確認してください。品質管理または入荷タスクに関連するテーブルに保存されていると考えられます。

例
合格不合格手直しが必要
実際の完了日
ActualCompletionDate
倉庫注文が実際に完了した日付です。通常は出荷時点を指します。
説明

この属性は、「出荷完了」など、注文に関する倉庫プロセスの最終ステップを示すタイムスタンプです。注文履行プロセスが実際に完了した時刻を表します。

この日付を「希望完了日」と比較して、出荷納期遵守状況を算出します。倉庫の注文対応がいつ終了したかを示す実績データです。この属性を分析すると、注文履行のサイクルタイムやSLAに対するパフォーマンスを正確に測定できます。

重要な理由

注文が完了した実際の時刻を示し、実績サイクルタイムの算出や希望日との比較に使います。

入手先

「出荷完了」や「倉庫注文完了」など、プロセスの最終アクティビティのタイムスタンプに該当します。

例
2023-10-28T14:30:00Z2023-11-06T11:00:00Z2023-11-10T18:00:00Z
手戻りフラグ
IsRework
アクティビティまたは一連のアクティビティが手戻りに該当するかどうかを示すフラグです。
説明

この真偽値属性は、同じ注文内で同じ資材に対して「保管場所から商品をピッキング」アクティビティが複数回行われるなど、手戻りの発生を特定します。プロセスフローのパターンを分析して算出します。

手戻りのフラグ付けは、プロセスの非効率やエラーを特定するうえで重要です。「ピッキング手戻り率」KPIの算出に役立ち、分析担当者は同じ工程が繰り返されたケースを抽出して調査できます。手戻りの原因を把握することは、業務コストの削減とプロセス品質の向上につながります。

重要な理由

プロセス内の非効率なループや作業の繰り返しを検出します。こうした繰り返しは、遅延や業務コスト増加の隠れた原因となることがあります。

入手先

プロセスマイニングツールで、同じアクティビティの繰り返しや短いループなど、特定のパターンを検出するルールを設定して算出します。

例
truefalse
数量差異
QuantityDiscrepancy
品目の計画数量と実績数量の差です。
説明

この指標は、「実績数量」から「計画数量」を差し引いて算出します。値が0でない場合、実際に取り扱った商品の数量と予定数量に差があることを示します。プラスの値は過剰、マイナスの値は不足を表します。

この属性は「注文数量差異率」KPIの基礎となります。入荷やピッキングで生じた誤差の大きさを数値化し、在庫精度を追跡するダッシュボードで明確な指標を提示します。差異の傾向や根本原因を分析することは、業務の正確性を高めるうえで重要です。

重要な理由

在庫や注文処理で生じた誤差を直接数値化し、精度と差異による金銭的影響を追跡するための明確な指標を提示します。

入手先

プロセスマイニングツールで「ActualQuantity - PlannedQuantity」の式を使って算出する項目です。

例
0-25
注文履行サイクルタイム
OrderFulfillmentCycleTime
倉庫オーダーの作成から完了までにかかる総時間です。
説明

この指標では、「倉庫オーダー作成」イベントから「倉庫オーダー完了」イベントまでの所要時間を、倉庫オーダーごとに算出します。倉庫のフルフィルメントプロセス全体の効率を測る重要業績評価指標(KPI)です。

ダッシュボードや分析では、この属性によって全体的なパフォーマンスを把握できます。傾向の追跡や外れ値(サイクルタイムの長期化)の特定、経時的なパフォーマンスの比較に利用します。「注文履行サイクルタイム」ダッシュボードと対応するKPIの基礎となる指標です。

重要な理由

倉庫業務の一連の処理速度と効率を測る重要なKPIであり、顧客満足度や業務コストに直接影響します。

入手先

倉庫オーダーごとに、最初のイベントと最後のイベントのタイムスタンプの差から算出する項目です。

例
2.1日18.5時間36時間
計画数量
PlannedQuantity
注文に基づき、特定のタスクで取り扱う予定の商品数量です。
説明

この属性は、元の倉庫注文またはタスク指示に基づく、入荷、ピッキング、取り扱いの予定数量を示します。実際の業務結果を測る基準となります。

「実績数量」と組み合わせて、数量の差異を算出します。計画数量と実績数量の差が頻繁に発生する場合、仕入先の納品、在庫精度、ピッキングプロセスに問題がある可能性があります。品質と正確性の分析に役立つ属性です。

重要な理由

数量精度を測る基準となり、在庫や注文履行に影響する差異の特定に役立ちます。

入手先

Manhattan SCALEの注文明細テーブルまたはタスク詳細テーブルにあります。

例
1001005012
運送会社名
CarrierName
注文の出荷を担当する運送会社の名称です。
説明

この属性は、出荷を担当する物流パートナーまたは運送会社(例:FedEx、UPS、DHL)を示します。倉庫内のプロセスと、その後の輸送工程を紐づけます。

運送会社別にパフォーマンスを分析すると、サプライチェーンに関する重要なインサイトが得られます。特定の運送会社で出荷待ち時間が長い、遅延が頻発する、特別な取り扱いが必要といった傾向を把握できます。運送会社の評価や物流パートナーシップの見直しに役立ちます。

重要な理由

倉庫業務と物流パートナーを紐づけ、運送会社別のパフォーマンスを分析することで、輸送に関するボトルネックを特定できます。

入手先

Manhattan SCALEの出荷または輸送計画テーブルにあり、注文ヘッダーと紐づいている場合があります。

例
FedExUPSXPO Logistics
必須 推奨 任意

倉庫管理のアクティビティ

正確なプロセスディスカバリーに必要な工程とマイルストーンです。
7 推奨 8 任意
アクティビティ 説明
保管場所から商品をピッキング
担当者が商品を保管場所から実際に取り出したことを示すアクティビティです。担当者がハンディ端末で商品や保管場所をスキャンし、ピッキングを確定した時点で明示的に記録されます。
重要な理由

注文履行サイクルにおける重要な節目です。ピッキング処理量、手戻り率、リソース利用率の測定に欠かせません。

入手先

ピッキングが確定した時点で、ピッキング取引ログまたはタスク履歴テーブルに記録されます。担当者IDと時刻が含まれる場合もあります。

記録

通常はバーコードスキャンで記録される、ピッキング明細の確定時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
倉庫注文の作成
倉庫管理システムで注文が作成されたことを示すアクティビティです。入荷または出荷処理の注文が対象となります。通常は明示的なイベントとして記録され、新しい注文レコードがシステムに登録された時点の作成タイムスタンプが記録されます。多くの場合、ERPとの連携を通じて登録されます。
重要な理由

倉庫プロセスの主な開始イベントです。この時点から完了までの時間を分析することは、注文処理サイクルタイム全体を測定するうえで重要です。

入手先

Manhattan SCALEの主要な注文ヘッダーテーブルにある作成タイムスタンプから取得します。注文作成日フィールドなどが該当します。

記録

倉庫注文レコードの作成タイムスタンプから取得します。

イベントタイプ explicit
倉庫注文完了
すべての物理的な作業が終わった後、倉庫注文をシステム上で最終的に完了したことを示します。通常は、注文レコードのステータスが「完了」または「クローズ」などに更新されたことから推定されます。
重要な理由

倉庫内の一連の業務全体の最終地点です。注文履行サイクルタイムと処理量の算出に欠かせません。

入手先

Manhattan SCALEの注文ヘッダーのステータス項目が最終状態に更新された時刻から推定します。

記録

注文ステータスが「完了」に変わった際の最終更新時刻から算出します。

イベントタイプ inferred
出荷完了
商品を積んだ運送車両が倉庫を出発した時点を示します。ユーザーがシステムで「出荷確定」または「出荷」の取引を実行し、出荷を確定すると記録されるイベントです。
重要な理由

希望納期に対する出荷遵守状況を測る重要な節目です。顧客への通知や請求処理のきっかけとなることもあります。

入手先

Manhattan SCALEの出荷テーブルまたは出荷指示テーブルに記録された「出荷確定」取引の時刻を使用します。

記録

トレーラーまたは注文の出荷確定取引を実行した時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
商品の受け取りと数量確認
商品を荷下ろしして識別し、納品通知と照合して数量を確認する、現物の入荷処理が完了したことを示します。通常、作業者がハンディ端末またはターミナルで品目ごとの最終入荷数量を確定した時点で、明示的なイベントとして記録されます。
重要な理由

在庫の正確性を確保するうえで重要な節目であり、格納サイクルの開始点でもあります。数量の不一致や入荷チームの作業効率を分析できます。

入手先

Manhattan SCALEの入荷明細取引ログに記録され、品目の数量が確定した時点のタイムスタンプが保存されます。

記録

作業者がスキャンまたは手入力で入荷数量を確定した時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
商品を保管場所に格納
担当者が商品を指定された保管棚に格納したことを示すアクティビティです。担当者が保管場所をスキャンして棚入れを確定すると記録され、システム上でタスクが完了します。
重要な理由

このイベントをもって入荷プロセスが完了し、在庫が出荷に利用できる状態になります。「入荷から棚入れまでの時間」KPIの測定終了点です。

入手先

タスク管理ログまたは在庫取引ログに、棚入れタスクのステータスが「完了」などに更新された時点で記録されます。

記録

通常は保管場所のスキャンを通じて記録される、棚入れタスクの完了時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
商品を梱包
出荷するすべての商品を最終梱包容器に入れ、容器を封かんしたことを示すアクティビティです。梱包担当者がシステム上で箱または出荷の完了を確定した時点で明示的に記録されます。
重要な理由

この節目をもって梱包工程が完了し、出荷待ちの状態になります。梱包処理量や効率を分析するための重要なデータです。

入手先

Manhattan SCALEで「箱を閉じる」または「梱包完了」の操作を実行した時点で、梱包または出荷の取引ログに記録されます。

記録

「梱包完了」または「容器を閉じる」取引の時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
ピッキングタスク作成
注文に必要な商品を保管場所から取り出すため、システムが担当者向けのピッキングタスクを作成したことを示します。注文の引当時にWMSが担当者への指示を作成すると、明示的に記録されるイベントです。
重要な理由

出荷プロセスの開始点です。このイベントからピッキング完了までの時間は、ピッキング作業の効率を測るうえで重要です。

入手先

Manhattan SCALEのタスク履歴または作業指示履歴テーブルに、作成時刻とともに記録されます。

記録

システムでピッキングタスクが生成された時点で記録されるイベントです。

イベントタイプ explicit
入荷予定通知の受信
仕入先から入荷予定の詳細を記載した事前出荷通知(ASN)を受信したことを示します。ASNが正常に処理され、Manhattan SCALEに記録された時点で明示的なイベントとして取得され、入荷計画が始まります。
重要な理由

入荷物流プロセスの開始点として、仕入先のパフォーマンスや入荷に向けた倉庫の準備状況を分析できます。

入手先

納品通知がEDIまたは手入力で正常に登録されると、入荷取引テーブルまたはASNテーブルに記録されます。

記録

ASNの受信と処理が行われた時点で記録されるイベントです。

イベントタイプ explicit
出荷待ちエリアへの移動
梱包済みの箱を梱包エリアから指定の出荷待ちレーンまたはエリアへ移動したことを示します。通常、WMS上で出荷容器またはパレットの保管場所が変わったことから推定されます。
重要な理由

梱包から積み込みまでの遅延を特定するのに役立ちます。この状態が長く続く場合、運送会社との連携不足や、ドックドアの管理効率の低さが考えられます。

入手先

Manhattan SCALEで出荷容器IDに対する在庫移動取引または保管場所の更新を確認し、出荷待ち場所への移動を推定します。

記録

梱包済み容器の保管場所が出荷待ちエリアまたはドックドアエリアに変わったことから推定します。

イベントタイプ inferred
品質検査の実施
商品を格納する前に行う、入荷商品の品質確認を示します。品質管理担当者が対象在庫の検査結果(合格または不合格)をシステムに記録した時点で、明示的に取得されます。
重要な理由

品質管理手順の遵守状況を追跡するうえで欠かせないアクティビティです。実施状況と所要時間を分析することで、製品品質の確保や検査工程の遅延の特定に役立ちます。

入手先

検査結果が登録された時点で、Manhattan SCALEの品質管理モジュールまたは在庫ステータス取引ログに記録されます。

記録

品質検査の確定ステップに関する取引ログから取得します。

イベントタイプ explicit
商品が荷受け場に到着
トラックまたはコンテナが倉庫の荷受け場に到着したことを示すアクティビティです。通常、荷下ろしの前にゲートまたは荷受け担当者がシステムで到着を登録した時点で、明示的に記録されます。
重要な理由

到着から入荷作業の開始までの時間を追跡すると、リソース不足による待ち時間など、荷受け場のボトルネックを特定できます。

入手先

運送業者が施設に到着した際、Manhattan SCALEの出荷管理または予約管理モジュールに記録されます。

記録

荷受け場でのチェックイン取引のタイムスタンプから取得します。

イベントタイプ explicit
格納タスクの作成
システムが作業者に対し、入荷商品を荷受け場から保管場所へ移動するタスクを作成します。システムが移動先を割り当て、新しい格納指示を作成した時点で、タスク管理エンジンに明示的なイベントとして記録されます。
重要な理由

倉庫内で商品を移動する工程の開始を示します。この時点からタスク完了までの時間で、格納の効率とシステムの処理状況を測定できます。

入手先

Manhattan SCALEのタスク履歴または作業指示履歴テーブルに、格納タスクの作成時刻とともに記録されます。

記録

システムで棚入れタスクが生成された時点で記録されるイベントです。

イベントタイプ explicit
梱包開始
ピッキング済みの商品が梱包ステーションに到着し、梱包プロセスが始まったことを示します。担当者がトートや注文を梱包ステーションでスキャンした時点で明示的に記録される場合と、そのステーションで最初の商品をスキャンした時点から推定される場合があります。
重要な理由

出荷前の最終的な付加価値工程の開始を示すイベントです。この時点から測定することで、梱包エリア内のボトルネックを特定しやすくなります。

入手先

Manhattan SCALEの梱包ステーションに関連する取引ログから取得します。「梱包開始」取引、または最初の商品を梱包した時刻が該当します。

記録

担当者がステーションで注文の梱包を開始した時点で記録されます。

イベントタイプ explicit
運送車両への積み込み
梱包済みの容器をトラックまたはトレーラーに実際に積み込んだことを記録するアクティビティです。通常、担当者が運送車両に積み込むパレットや容器をスキャンした時点で明示的に記録されます。
重要な理由

倉庫内で行う最後の物理的な作業です。このアクティビティを分析すると、積み込み時間を測定し、出荷対象の商品がすべて正しく積み込まれたか確認できます。

入手先

積み込み中に容器をスキャンした時点で、Manhattan SCALEの出荷取引ログに記録されます。

記録

出荷容器を車両に積み込んだ際のスキャン時刻を使用します。

イベントタイプ explicit
推奨 任意

データ抽出ガイド

Manhattan SCALEからデータを取得する方法

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