生産計画データテンプレート

Oracle Manufacturing Cloud
生産計画データテンプレート

生産計画データテンプレート

このテンプレートでは、生産計画プロセスの分析に必要なデータを収集する方法を詳しく説明します。収集する属性や追跡する主要なアクティビティに加え、ソースシステムから情報を抽出する手順も紹介します。データ準備に役立て、プロセスマイニングを始める際にご利用ください。
  • 収集を推奨する属性
  • 追跡する主なアクティビティ
  • データ抽出の手順
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

生産計画の属性

生産計画を詳しく分析するために、イベントログに含めることを推奨するデータ項目です。業務の詳細なインサイトを得るのに役立ちます。
5 必須 6 推奨 9 任意
名前 説明
アクティビティ名
ActivityName
生産計画プロセスで発生した特定のイベントまたは作業の名前です。
説明

この属性は、作業指図のライフサイクルにおける特定の工程や節目を示します。たとえば、「作業指図の作成」「資材の払い出し」「生産の開始」などです。各アクティビティは、プロセス内の個別の時点を表します。

プロセスマイニングでは、この情報を使ってプロセスマップを作成し、すべてのアクティビティの順序と頻度を表示します。アクティビティの分析は、プロセスの流れを把握し、工程間のボトルネックを特定し、各段階にかかる時間を測るうえで欠かせません。

重要な理由

アクティビティ名は、プロセスマップ上の工程を定義し、プロセスの流れを可視化・分析するために必要な基本項目です。

入手先

通常、Oracle Manufacturing Cloud内で作業指図のライフサイクルを記録するイベントログ、トランザクションのステータス、または特定のイベントテーブルから取得します。

例
作業指図の作成作業指図のリリース資材の払い出し生産の開始作業指図の完了
イベントのタイムスタンプ
EventTimestamp
特定のアクティビティまたはイベントが発生した正確な日時です。
説明

この属性には、プロセス内の各アクティビティのタイムスタンプが記録されます。イベントの順序を把握し、イベント間の所要時間を測るために必要な時系列情報を示します。

プロセス分析では、このタイムスタンプを使ってサイクルタイム、待ち時間、プロセス全体の所要時間を算出します。パフォーマンスの監視やボトルネックの検出に加え、プロセスの所要時間がスケジュール遵守状況などの結果に与える影響も分析できます。

重要な理由

所要時間の算出、ボトルネックの特定、時系列に沿った正確なプロセスマップの作成など、時間に基づくプロセスマイニング分析に欠かせないタイムスタンプです。

入手先

通常、Oracle Manufacturing Cloud内のトランザクションテーブルやログテーブルで、イベントまたはステータスのデータとともに記録されています。作成日や最終更新日として保存されることがよくあります。

例
2023-10-26T08:00:00Z2023-10-26T14:30:15Z2023-11-05T10:11:45Z
製造指図
ProductionOrderNumber
製造指図を一意に識別するIDです。生産計画プロセスの主要なケースIDとして使われます。
説明

製造指図番号は、特定の製品を指定数量だけ生産する依頼を一意に識別します。中心となるケースIDとして、関連する計画、スケジュール、実行、締め処理の各アクティビティを結び付けます。

プロセスマイニングでは、この番号ごとにイベントを分析することで、生産ライフサイクル全体を把握できます。指図ごとの進捗を追跡し、リードタイムを測定し、よく見られる経路を特定するとともに、標準プロセスからの逸脱を見つけられます。

重要な理由

関連するすべての生産イベントを結び付ける基本のケースIDです。指図ごとに、生産計画から実行までの流れ全体を分析できます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの主要な項目で、通常は作業指図ヘッダーやトランザクションテーブルにあります。WIP_ENTITIESなどの作業指図テーブルを確認してください。

例
WO-2024-00123PROD-58974M450001852
ソースシステム
SourceSystemIdentifier
生産計画データの抽出元となるシステムです。
説明

この属性は、Oracle Manufacturing Cloudなど、データの取得元となる情報システムを示します。複数のシステムのデータを組み合わせてプロセス全体を把握する環境で特に役立ちます。

分析では、データの取得元に基づいてプロセスデータを絞り込めます。異なるシステム間でプロセスを比較したり、特定のシステムのデータに絞って分析したりできます。

重要な理由

データの取得元を把握できるため、複数のシステムを使う環境でのデータガバナンス、検証、分析に役立ちます。

入手先

通常、データの抽出、変換、ロード(ETL)の処理中に「Oracle Manufacturing Cloud」などの固定値を追加します。

例
Oracle Manufacturing CloudOracle Fusion Cloud SCMOMC_PROD_INSTANCE_1
最終データ更新日時
LastDataUpdateTimestamp
このイベントのデータがソースシステムから最後に更新または抽出された日時です。
説明

この属性には、ソースシステムからデータを最後に取得した日時が記録されます。分析対象のデータセットがどの程度新しいかを示すメタデータです。

生成されたインサイトがどの時点のデータに基づいているかを把握するうえで重要です。プロセスデータの更新時点が分かるため、データの経過時間を踏まえて判断できます。

重要な理由

データの更新状況を明確にし、分析がどの時点のデータに基づいているか、次回の更新がいつ頃になるかを把握できます。

入手先

通常、データの抽出、変換、ロード(ETL)の処理中に生成され、データセットに記録されます。

例
2024-01-15T02:00:00Z2024-01-16T02:00:00Z2024-01-17T02:00:00Z
作業指図のステータス
WorkOrderStatus
イベント発生時点における製造指図の現在のステータスです。
説明

この属性は、製造指図の状態を示します。たとえば、「未リリース」「リリース済み」「保留中」「完了」「キャンセル」などです。ステータスから、指図のライフサイクル上の現在地を把握できます。

作業指図のステータス別にプロセスを分析すると、各状態にある指図の分布を確認できます。特定の状態で長期間止まっている指図を見つけたり、完了済みまたは進行中の指図に絞って分析したりする際にも役立ちます。

重要な理由

指図の進捗と結果を明確に把握できるため、プロセスのボトルネックや遅延、完了率を分析できます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。通常、WIP_DISCRETE_JOBSなどの作業指図ヘッダーテーブルにあるステータス列に記録されています。

例
リリース済み完了保留中キャンセル
生産拠点
ProductionPlant
製造指図の作業を実施する製造施設または工場です。
説明

この属性は、生産を担当する物理的な拠点または組織単位を示します。拠点間でプロセスのパフォーマンスを比較する際の重要な切り口です。

生産拠点別に分析すると、拠点間の比較を行い、特定の場所におけるベストプラクティスや組織的な問題を特定できます。リソース利用のボトルネックや生産実績スループットなどのダッシュボードで、拠点ごとのパフォーマンスを把握するために使われます。

重要な理由

製造拠点ごとのプロセス効率やパフォーマンスを比較し、地域ごとのボトルネックやベストプラクティスを明らかにできます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。通常、作業指図の定義に含まれ、「組織」または「在庫組織」と呼ばれます。

例
上海拠点Aオースティン工場001ドイツ工場
製品コード
ProductCode
製造する製品を一意に識別するコードです。
説明

この属性は、製造指図の対象となる品目または資材を示します。生産プロセスを分類・分析するための重要な切り口です。

製品コードを使うと、品目ごとに生産プロセスを比較できます。「リードタイムが最も長い製品はどれか」「特定の製品群に固有のプロセス逸脱があるか」といった問いに答えるのに役立ちます。生産実績スループットのダッシュボードにも必要な項目です。

重要な理由

製品別にプロセスを分析し、製品固有のボトルネック、遅延、非効率を明らかにできます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。通常、作業指図の詳細に保存され、WIP_DISCRETE_JOBSなどのテーブルを介して品目マスターテーブルに関連付けられています。

例
FG-1001-AAS-5432-BLUERAW-987-C
計画完了日
PlannedEndDate
指図の生産完了予定日です。
説明

この属性には、製造指図の目標完了日が含まれます。生産チームが達成を目指す期限です。

生産スケジュール遵守率を示すKPIの算出に必要な日付で、計画日と実際の完了日時を比較します。生産目標の達成度を測るのに役立ち、生産スケジュール遵守状況のダッシュボードで主要な指標として使われます。

重要な理由

予定どおりの完了と生産スケジュール全体の遵守状況を測るための主要な基準です。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。作業指図のスケジュールテーブルまたはWIP_DISCRETE_JOBSなどのメインの作業指図ヘッダーテーブルにある可能性があります。

例
2023-11-10T17:00:00Z2023-11-20T17:00:00Z2023-12-10T17:00:00Z
計画担当者
Planner
製造指図の管理を担当するユーザーまたは計画担当者です。
説明

この属性は、製造指図の計画と実行を監督する従業員または役割を示します。個人名、ID、計画グループなどが該当します。

計画担当者別にプロセスを分析すると、業務量の分布を把握し、特定の担当者やチームが遅延または効率と関連しているかを確認できます。遅延の根本原因とアクティビティの影響を示すダッシュボードでは、パフォーマンスに関連する人的要因を特定するための重要な属性です。

重要な理由

個々の計画担当者やチームがプロセスのパフォーマンスに与える影響を特定し、対象を絞った研修や業務量の調整に役立てられます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。作業指図ヘッダーまたは関連する割り当てテーブルに保存されている場合があります。

例
ジョン・スミス計画担当者グループAUSER12345
計画開始日
PlannedStartDate
指図の生産開始予定日です。
説明

この属性には、計画段階で設定された製造指図の目標開始日が含まれます。実績を測定する際のベースラインとなります。

生産指図の定時リリース率を示すKPIでは、この日付と実際のリリース日時を比較します。計画・スケジュールプロセスの有効性を評価し、生産開始が早すぎる場合や遅れている場合を特定するのに役立ちます。

重要な理由

生産開始時のスケジュール遵守状況や定時実績を測るための重要なベースラインです。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。作業指図のスケジュールテーブルまたはメインの作業指図ヘッダーテーブルにある可能性があります。

例
2023-11-01T08:00:00Z2023-11-15T09:00:00Z2023-12-01T00:00:00Z
イベント終了時刻
EventEndTime
特定のアクティビティまたはイベントが完了した日時です。
説明

この属性には、所要時間のあるアクティビティの完了時刻が記録されます。開始時刻を補完し、アクティビティの時間帯を特定します。

開始時刻と終了時刻の両方があれば、各アクティビティの処理時間を正確に算出できます。次のイベントの開始時刻から所要時間を推定する方法とは異なり、待ち時間も考慮されます。

重要な理由

アクティビティ間の待ち時間と区別して、各アクティビティの処理時間を正確に算出できます。

入手先

操作の開始と終了の両方を記録するイベントログやトランザクションテーブルに、この情報が含まれている場合があります。

例
2023-10-26T08:05:10Z2023-10-26T15:00:00Z2023-11-05T10:11:55Z
スケジュール遵守状況
ScheduleAdherenceStatus
指示が予定どおり、予定より早く、または遅れて完了したかを示す計算済みのステータスです。
説明

「予定終了日」と「作業指示の完了」アクティビティの実際のタイムスタンプを比較して算出します。スケジュールの達成状況を明確な区分で示します。

このステータスは、生産スケジュール遵守ダッシュボードと重要業績評価指標(KPI)の基礎となります。遅延した指示をすばやく絞り込み、原因を調べられるため、分析が容易になります。

重要な理由

予定どおりに完了したかを明確かつ簡潔に示すため、期限に間に合わなかった指示を簡単に特定して分析できます。

入手先

データ変換時に、「PlannedEndDate」属性と完了イベントのタイムスタンプを比較して算出します。

例
予定どおり遅延予定より早い
リリース予定遵守状況
ReleaseOnTimeStatus
指示が予定どおり、予定より早く、または遅れてリリースされたかを示す計算済みのステータスです。
説明

「予定開始日」と「作業指示のリリース」アクティビティの実際のタイムスタンプを比較して算出します。プロセスの最初のリリース手順が予定どおりに行われたかを確認できます。

このステータスは、生産指示の予定どおりのリリース率を示す重要業績評価指標(KPI)と関連ダッシュボードを支えます。生産実行サイクルの開始時点で発生する遅延を切り分けて確認できます。

重要な理由

作業指示を生産現場にリリースする重要な手順で発生した遅延を特定し、分析できます。

入手先

データ変換時に、「PlannedStartDate」属性とリリースイベントのタイムスタンプを比較して算出します。

例
予定どおり遅延予定より早い
合計サイクルタイム
TotalCycleTime
生産指示の作成から完了までにかかった合計時間です。
説明

この属性は、生産指示ごとに最初のイベント(例:「作業指示の作成」)から最後のイベント(例:「作業指示の完了」)までの経過時間を表す計算指標です。

プロセス全体のパフォーマンスを測る主要な重要業績評価指標(KPI)であり、生産リードタイム全体のダッシュボードの中心となります。効率を大局的に把握し、改善状況を継続的に確認できます。

重要な理由

生産指示ごとに、生産プロセス全体の効率を測定する重要業績評価指標(KPI)です。

入手先

この属性はソースシステムにはありません。データ変換時に、ケースごとの最小タイムスタンプを最大タイムスタンプから差し引いて算出します。

例
10日4時間3週間2日15.5日
完了数量
CompletedQuantity
実際に生産され、完成した製品の数量です。
説明

この属性には、すべての作業工程が完了した後の製造指図の最終生産数量が記録されます。廃棄、歩留まりの低下、過剰生産などにより、計画数量と異なる場合があります。

計画数量と実績数量の差を示すKPIで使われる実績値です。生産効率や歩留まりを分析し、計画と実績の差が生じた理由を把握するための基本項目です。

重要な理由

生産プロセスの実際の生産量を測定し、歩留まり、効率、計画精度の分析に役立ちます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を参照してください。通常、WIP_DISCRETE_JOBSなどの作業指示テーブルでは「QUANTITY_COMPLETED」として保存されています。

例
9849501255
生産ライン
ProductionLine
工場内で作業指示に割り当てられた、特定の組立ラインまたは生産ラインです。
説明

この属性は、生産指示の実行を担当する設備またはワークセンターのグループを特定します。生産工場よりも詳細な情報を確認できます。

リソース使用率のボトルネックダッシュボードでは、この属性を使って、特定のラインやワークセンターに関連する遅延を特定します。キャパシティの制約を見つけ、詳細なレベルでリソース配分を最適化するのに役立ちます。

重要な理由

特定の生産ラインまたはワークセンターごとに、リソースの使用状況を詳しく分析し、ボトルネックを検出できます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を参照してください。通常、この情報は作業指示のルーティングまたは作業詳細に記載されています。

例
包装ライン_01組立セル_3BCNCマシン_5
生産優先度
ProductionPriority
生産指示の緊急度または優先度を示すコードや値です。
説明

この属性では、生産指示に「高」「中」「低」などの優先度を設定します。リソースが限られている場合に、計画担当者や生産チームが作業の優先順位を決めるのに役立ちます。

遅延の根本原因とアクティビティの影響ダッシュボードでは、優先度を分析軸として使い、優先度の高い指示が実際に早く処理されているか、遅延も発生しているかを確認できます。優先順位付けの仕組みが有効かどうかを評価できます。

重要な理由

優先順位付けの仕組みが有効か、優先度の高い指示が低い指示より早く処理されているかを分析できます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を参照してください。作業指示のヘッダーに標準項目またはカスタム項目として設定されている場合があります。

例
高中低19
計画数量
PlannedQuantity
指図において生産が予定されている製品の数量です。
説明

この属性は、製造指図ごとの目標生産量を示します。需要とキャパシティに基づいて計画段階で設定されます。

計画数量と実績数量の差を示すKPIの主要な入力値で、実際の生産数量と比較します。計画精度、歩留まり、廃棄量の評価に役立ちます。

重要な理由

生産量の精度、歩留まり、廃棄量を評価するための基準となる数量です。キャパシティと資材の計画にも欠かせません。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を確認してください。WIP_DISCRETE_JOBSなどの作業指図テーブルにある標準項目で、通常は「START_QUANTITY」などの名前が付いています。

例
10050001250
資材の入手状況
MaterialAvailabilityStatus
生産指示に必要な資材が入手可能かどうかを示します。
説明

この属性は、資材の入手状況を示します。値は通常、「入手可能」「不足」「一部入手可能」などです。作業指示の部品表と在庫レベルを照合して判定します。

資材不足の影響分析ダッシュボードと関連する重要業績評価指標(KPI)で中心となる属性です。分析することで、資材不足が生産開始時刻や全体のリードタイムに与える影響を定量化できます。

重要な理由

大幅な遅延の一般的な原因である資材不足が、生産スケジュールに与える影響を直接測定できます。

入手先

Oracle Manufacturing Cloudの文書を参照してください。直接対応する項目がない場合もありますが、作業指示に必要な部品の入手状況から算出できる可能性があります。

例
入手可能不足一部入手可能
必須 推奨 任意

生産計画のアクティビティ

プロセスを正確に把握し、ボトルネックを特定するために、イベントログに記録する主なプロセス手順とマイルストーンです。
5 推奨 8 任意
アクティビティ 説明
作業指図のクローズ
生産完了後に行う最後の事務手続きです。すべてのコストを確定し、差異を算出して計上します。これにより、財務面と物流面の両方で指図を正式に終了します。
重要な理由

「完了」から「クローズ」までの時間を調べると、財務上の締め処理や原価計算における非効率を把握できます。また、作業指図のライフサイクル全体の明確な終点となります。

入手先

期間締め処理の実行時、またはユーザーが作業指図のステータスを手動で「クローズ」に変更した際に記録される明示的なイベントです。通常、作業指図にクローズ日時が保存されます。

記録

作業指図のステータスが「クローズ」に設定された日時から取得します。

イベントタイプ explicit
作業指図のリリース
製造指図が正式に製造現場へリリースされ、製造作業の開始が許可されたことを示します。このイベントにより、ピッキングリストや作業手順書などの指図関連文書が製造担当者に提供されます。
重要な理由

計画段階から実行段階へ移る重要な節目です。指図のリリース遅延は生産計画の遅れにつながることが多いため、継続的な監視が欠かせません。

入手先

ユーザーまたはシステムの処理によって作業指図のステータスが「リリース済み」に変更された際に記録される明示的なイベントです。通常、作業指図ヘッダーにリリース日時が記録されます。

記録

作業指図レコードの「リリース日」タイムスタンプから取得します。

イベントタイプ explicit
作業指図の作成
このアクティビティは、Oracle Manufacturing Cloudで製造指図(作業指図とも呼ばれます)が作成されたことを示します。特定の品目を指定数量だけ製造するための正式な指示であり、通常は基準生産計画または受注から作成されます。
重要な理由

生産プロセスの開始点となるこのアクティビティは、全体のリードタイムや、需要から生産指示までの遅れを測るうえで重要です。生産の必要性が正式な指示になるまでにかかる時間を特定できます。

入手先

作業指図の作成トランザクションから取得する明示的なイベントです。WIP_DISCRETE_JOBSなどの製造実行テーブルに記録された作業指図レコードの作成日時に該当します。

記録

作業指図エンティティの作成日から取得します。

イベントタイプ explicit
作業指図の完了
このアクティビティは、完成品の最終数量が製造され、製造指図に対して報告されたことを示します。このイベントをもって、指図に関するすべての生産作業が終了します。
重要な理由

生産が正常に完了したことを示す主要な終点です。生産全体のリードタイムの算出や、計画完了日に対するスケジュール遵守状況の測定に欠かせません。パフォーマンス分析の基盤となるアクティビティです。

入手先

完成品を在庫に移す完了トランザクションによって発生する明示的なイベントです。作業指図の完了日、またはステータスが「完了」に変わったことが記録されます。

記録

最終完了トランザクションのタイムスタンプ、または作業指図のステータスが「完了」に変わった日時から取得します。

イベントタイプ explicit
生産の開始
このアクティビティは、製造指図における最初の製造作業の開始を示します。製造現場で製品の実作業が始まる時点です。
重要な理由

この節目は、実際の生産サイクル時間や計画開始日の遵守状況を測るうえで重要です。生産前の遅延と製造実行中の遅延を区別できます。

入手先

作業者が最初の作業への着手を記録するなど、製造現場のトランザクションから明示的なイベントとして取得できます。また、指図のリリース後に記録された最初の労務トランザクションや資材消費の日時から推定することもできます。

記録

作業指図の作業工程に記録された最初の「移動」または「完了」トランザクションから取得します。

イベントタイプ explicit
作業工程の完了
作業指図の製造経路に含まれる個々の作業工程が完了したことを示します。通常、製造指図には製造工程の各段階に対応する複数の「作業工程の完了」イベントが記録されます。
重要な理由

連続する作業工程の完了間隔を分析すると、生産の流れを詳細に把握できます。ボトルネックとなる作業工程の特定や、各段階の仕掛品時間の算出に役立ちます。

入手先

製造現場での移動または完了トランザクションを通じて記録される明示的なイベントです。作業者が作業工程の完了数量を記録すると、日時付きのトランザクションレコードが作成されます。

記録

作業指図の個別の作業工程に対する完了トランザクションから取得します。

イベントタイプ explicit
作業指図のキャンセル
このアクティビティは、作成済みで、場合によってはリリース済みの製造指図がキャンセルされたことを示します。例外的な経路であり、以降の指図に関する作業はすべて停止します。
重要な理由

キャンセルを追跡することは、プロセス上の例外を把握するうえで重要です。理由を分析すると、需要予測、計画精度、設計変更に関する問題が明らかになることがあります。

入手先

ユーザーが作業指図のステータスを「キャンセル」に変更した際に発生する明示的なイベントです。ステータス変更の日時が記録されます。

記録

作業指図のステータスが「キャンセル」に変わった日時から取得します。

イベントタイプ explicit
作業指図の承認
このアクティビティは、計画担当者またはマネージャーが製造指図を確認し、承認したことを示します。特に高額製品や複雑な製品では、製造現場に指図をリリースする前に承認が必要な場合があります。
重要な理由

作成から承認までの時間を分析すると、生産前の事務手続きにおけるボトルネックを特定できます。承認に時間がかかると、製造開始が大幅に遅れる可能性があります。

入手先

通常、作業指図のステータス変更から推定されるイベントです。たとえば、「未承認」から「承認済み」への変更が該当します。Oracleでは、作業指図などのトランザクションオブジェクトのライフサイクル管理に、ステータス欄がよく使われます。

記録

作業指図のステータスが未承認から承認済み、またはリリース可能な状態に変わったことから推定します。

イベントタイプ inferred
品質検査の実施
製造作業中または完了後に実施する品質確認を示します。製品が仕様を満たしているかを確認するため、測定、目視検査、その他の試験を行います。
重要な理由

このアクティビティから品質管理プロセスを把握できます。検査の頻度や所要時間、合否結果を分析すると、品質に関するボトルネックや繰り返し発生する問題を特定できます。

入手先

Oracle Quality Managementモジュールに記録される明示的なイベントです。検査結果は品質収集計画に記録され、製造指図または特定の作業工程に関連付けられます。

記録

作業指図に関連付けられた品質収集結果テーブルのレコードから取得します。

イベントタイプ explicit
生産実績の分析
製造指図の完了後に、実績を計画目標と比較して分析することを示します。コスト、資材使用量、スケジュール遵守状況などを確認します。
重要な理由

このアクティビティは、継続的改善のサイクルがどの程度機能しているかを把握するうえで重要です。実績分析にかかる時間を測ることで、組織が生産の差異から学び、対応するまでの速さを確認できます。

入手先

システム上のトランザクションではなく、業務プロセスに基づいて算出するイベントです。差異レポートの作成日や実績メモ欄の更新から推定できますが、実際の方法は各組織の手順によって大きく異なります。

記録

関連する差異レポートの作成や、実績管理システムでのステータス更新を検出して算出します。

イベントタイプ calculated
生産計画の変更
リリース済みの製造指図について、必要数量や計画完了日などの主要な項目が変更された際に発生するアクティビティです。生産に確定した当初の計画から変更があったことを示します。
重要な理由

変更が頻繁に発生している場合、計画または実行プロセスが不安定な可能性があります。こうしたイベントを追跡すると、計画変更の頻度を把握し、需要の変動や生産上の問題などの根本原因を特定できます。

入手先

作業指図レコードの監査証跡や変更ログから取得できる明示的なイベントです。Oracle Cloudでは、主要な項目の変更について、変更者や変更日時が記録されることがあります。

記録

作業指図エンティティの監査ログまたは変更履歴テーブルから取得します。

イベントタイプ explicit
資材の在庫状況を確認
製造指図に必要なすべての部品が利用可能か、システムが確認した時点を示します。多くの場合、指図の作成後に自動で実行されますが、計画担当者が手動で開始することもあります。
重要な理由

このアクティビティを追跡すると、資材不足による遅延を分析できます。計画上の問題と実行上の問題を切り分けられるため、サプライチェーンのパフォーマンスが生産開始時刻に与える影響を把握するうえで重要です。

入手先

作業指図または部品所要量リストのステータス変更から推定されるイベントです。「部品待ち」から「部品利用可能」への変更や、資材ステータス欄への値の入力が、このイベントを示す可能性があります。

記録

作業指図に関連付けられた資材在庫状況のステータス欄の変更から推定します。

イベントタイプ inferred
資材の払い出し
このアクティビティは、在庫から特定の製造指図へ部品資材を払い出すトランザクションを示します。必要な原材料や半製品がピッキングされ、生産ラインへ移されたことを表します。
重要な理由

資材の払い出しを追跡すると、倉庫や物流業務の効率を分析できます。また、初期確認よりも正確に、生産開始直前の資材の準備状況を把握できます。

入手先

在庫管理モジュールで作業指図に関連付けて記録される、明示的な資材トランザクションです。各トランザクションには、日時と払い出された部品の詳細が記録されます。

記録

作業指図IDに関連付けられた資材トランザクションレコード(例:WIP部品払い出し)から取得します。

イベントタイプ explicit
推奨 任意

データ抽出ガイド

Oracle Manufacturing Cloudからデータを取得する方法

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