与信管理・債権回収のデータテンプレート

HighRadius
与信管理・債権回収のデータテンプレート

与信管理・債権回収のデータテンプレート

このテンプレートでは、与信管理・債権回収プロセスの分析に必要なデータを収集するための手順をまとめています。取得すべき属性や追跡する主要なアクティビティに加え、HighRadiusからデータを抽出する方法も説明します。テンプレートに沿って準備することで、プロセスマイニングに必要なデータを効率よく整えられます。
  • 収集を推奨する属性
  • プロセスの可視化に必要な主要アクティビティ
  • HighRadiusからのデータ抽出方法
イベントログを初めて作成する方はこちら: プロセスマイニング用イベントログの作成方法.

与信管理・債権回収の属性

与信管理・債権回収プロセスを詳しく分析するため、イベントログに含めることを推奨するデータ項目です。
3 必須 7 推奨 11 任意
名前 説明
アクティビティ名
ActivityName
請求書について、特定の時点で発生した業務イベントの名称です。
説明

アクティビティ名は、「請求書の作成」「期限超過の督促を送信」「入金を受領」など、与信・債権回収プロセスの各ステップを表します。これらのアクティビティの順序が、ケースごとのプロセスの流れを構成します。

この属性を分析すると、実際のプロセスマップを把握して可視化できます。ボトルネック、標準手順からの逸脱、手戻りの発生を特定するのに役立ちます。「債権回収の電話を記録」や「紛争を登録」などのアクティビティの頻度と順序から、プロセスの効率を把握できます。

重要な理由

この属性でプロセスの各ステップを定義し、請求書ごとのプロセスの流れを再構成して分析できます。

入手先

通常、HighRadiusプラットフォームの各モジュールにあるイベントログ、ステータス変更、または特定の操作レコードから導出します。

例
顧客への請求書送付督促手順を開始入金を受領紛争を解決
イベント時刻
EventTime
アクティビティが発生した日時を示すタイムスタンプです。
説明

イベント時刻には、プロセス内の各アクティビティが発生した正確な日時が記録されます。この時系列データはプロセスマイニングの基盤となり、イベントの正しい順序付けや、イベント間の所要時間の算出に使われます。

紛争解決、与信承認、入金転記のサイクルタイムなど、時間に関するすべての重要業績評価指標(KPI)の算出に使用します。また、時間の経過に伴うプロセスの実績分析、遅延の原因となるアクティビティの特定、サービスレベル合意の遵守状況の測定にも役立ちます。

重要な理由

すべてのアクティビティを時系列で把握できます。サイクルタイムの算出、ボトルネックの特定、プロセスの動きの理解に欠かせません。

入手先

HighRadiusの各取引レコードまたはイベントログには、通常「作成日」や「タイムスタンプ」などの項目に対応するタイムスタンプが記録されています。

例
2023-03-15T10:00:00Z2023-04-01T14:35:10Z2023-05-20T09:12:45Z
請求書番号
InvoiceNumber
請求書ごとに付与される一意の識別子で、与信から入金までのプロセスにおける主なケース識別子です。
説明

請求書番号は、1件の売掛取引に関連するすべてのアクティビティを結び付ける中心的なキーです。請求書の作成から、与信管理や債権回収に関する各種アクティビティを経て、最終的な決済または貸倒処理に至るまで、全体を追跡できます。

プロセスマイニング分析では、この属性を使って関連するすべてのイベントを1つのケースにまとめます。これにより、プロセス全体の流れを可視化し、売上債権回転日数(DSO)などのケース所要時間を算出できます。また、紛争解決や督促手順など、請求書がたどる経路の分析にも役立ちます。

重要な理由

プロセスのすべてのステップを結び付ける基本的な識別子です。請求書の作成からクローズまでの全体像を分析できます。

入手先

HighRadiusの主要項目で、通常は中核となる請求書または債権データオブジェクトにあります。

例
INV-2023-001239876543210SI-55482
回収担当者名
CollectorName
回収アクティビティを実施したユーザーまたは担当者の名前。
説明

この属性は、「回収電話の記録」や「紛争の解決」などの手動アクティビティを実施した回収担当者、与信アナリスト、その他のユーザーを特定します。

分析では、回収担当者やチーム間の実績を比較できます。業務量の分布を把握し、担当者ごとの回収電話成功率など、個々の施策の効果を評価できるほか、指導が必要な領域の特定にも役立ちます。リソース管理やキャパシティ計画にも欠かせない情報です。

重要な理由

プロセスのアクティビティを個人に紐付けることで、チームの実績や業務量、手動対応の効果を分析できます。

入手先

通常、この情報はHighRadiusのCollectionsモジュールにあるアクティビティログまたはユーザー操作記録に保存されています。

例
John SmithJane DoeEmily Jones
支払期日
DueDate
請求書の支払い期限として算出された日付。
説明

支払期日は、請求書が延滞と見なされないために支払いを済ませる必要がある具体的な日付です。通常、請求日と支払条件を基に算出されます。

延滞分析全般の基礎となる属性です。「延滞日数」の算出、督促手続きの開始、支払条件遵守率の重要業績評価指標(KPI)の測定に使われます。請求書の滞留期間や督促の効果に関するダッシュボードにも直接役立ちます。

重要な理由

請求書が期限内か延滞かを判断する基準日です。この日付を基に、その後の回収アクティビティや重要業績評価指標(KPI)が決まります。

入手先

HighRadiusの請求書レコードにある標準項目です。ソースERPから取り込む場合と、HighRadius内で算出する場合があります。

例
2023-04-142023-05-312023-06-20
支払条件
PaymentTerms
顧客が請求書を支払う期限を定めた合意条件。
説明

支払条件は、「30日後払い」「60日後払い」「受領時払い」など、支払いに関する条件を定めます。この属性を基に請求書の支払期日を算出します。

支払条件の遵守状況を確認するダッシュボードと重要業績評価指標(KPI)に欠かせない属性です。分析すると、標準的な条件が一貫して適用されているか、どの条件で支払いの遅延が多いかを特定できます。こうしたインサイトは、与信方針の見直しや顧客との交渉に役立ちます。

重要な理由

支払い予定の基準となるため、支払期日の算出や、顧客が合意した支払条件を守っているかの測定に欠かせません。

入手先

通常、HighRadiusまたはソースERPの請求書ヘッダーや顧客マスターデータにあります。

例
30日後払い60日後払い受領時払い
支払状況
PaymentStatus
未払い、支払済み、延滞、紛争中など、請求書の現在の財務状況。
説明

支払状況は、請求書の処理段階を示します。支払い待ちか、全額または一部が支払われたか、支払期日を過ぎているか、紛争により調査中かを確認できます。

請求書の支払状況と滞留期間を確認するダッシュボードの中心となる属性です。売掛金をすばやく分類して全体の財務状況を把握し、延滞中または紛争中の項目を優先して回収できます。

重要な理由

請求書を対応可能なグループに分類し、売掛金の状況をすぐに把握できるようにします。回収業務の優先順位付けにも役立ちます。

入手先

HighRadiusの請求書または売掛金レコードにある主要なステータス項目です。

例
未払い支払済み延滞紛争中償却済み
紛争理由
DisputeReason
顧客が請求書に異議を申し立てた際に提示する理由コードまたは説明。
説明

顧客が異議を申し立てる際には、「価格の誤り」「商品の破損」「請求書の重複」などの理由を提示します。この属性には、その理由が記録されます。

紛争理由の分析は、請求書の紛争解決時間を確認するダッシュボードに欠かせません。紛争の根本原因を特定し、価格設定、出荷、請求に関する組織的な問題への対処に役立ちます。発生源で紛争を減らすことで、資金回収を大幅に早められる可能性があります。

重要な理由

支払い遅延の根本原因を把握し、今後の紛争を防ぐための的を絞ったプロセス改善に役立てられます。

入手先

HighRadiusで紛争を記録する際に、紛争管理または控除管理モジュールに入力されます。

例
数量の誤り価格の不一致商品の破損請求の重複
請求金額
InvoiceAmount
請求書の合計金額。
説明

この属性は、請求書の合計請求額を示します。各ケースの金額を把握するための重要な財務指標です。

プロセスマイニングでは、金額の大きい延滞請求書を優先するなど、回収業務の優先順位付けに利用できます。売上債権回転日数(DSO)などの財務指標の算出に欠かせず、不良債権による財務上の影響を定量化する請求書償却分析ダッシュボードでも使われます。

重要な理由

各ケースの金額を把握できるため、金額に基づく分析や業務の優先順位付け、償却などの財務上の影響の定量化に役立ちます。

入手先

HighRadiusの請求書ヘッダーデータにある標準項目です。

例
5000.001250.7525000.50
顧客ID
CustomerId
請求書に関連付けられた顧客を識別する一意のID。
説明

顧客IDを使うと、請求書を特定の顧客に紐付け、顧客単位でプロセスデータを集計・分析できます。

この属性は、顧客や顧客セグメントごとの支払い傾向を分析するうえで欠かせません。支払いが遅れがちな顧客や、紛争を頻繁に申し立てる顧客を特定できます。支払条件の遵守状況などのダッシュボードで利用でき、顧客別に重要業績評価指標(KPI)を分析できます。

重要な理由

顧客ごとの支払い傾向や紛争の発生頻度、プロセスとの関わり方を分析し、回収施策の調整に役立てられます。

入手先

HighRadiusの請求書ヘッダーまたは顧客アカウントデータにある標準項目です。

例
CUST-001ACME-CORPGLOBEX-US
ソースシステム
SourceSystem
データの取得元となるシステムです。
説明

この属性は、イベントデータが生成されたソースシステムを示します。このプロセスビューでは、通常「HighRadius」が設定されます。

複数のシステムを使う環境では、データの流れを把握し、情報の取得元をたどるうえで重要な項目です。ERPと債権回収専用ツールなど、複数のプラットフォームにまたがるプロセスを区別できます。

重要な理由

データの取得元を明確にすることで、データガバナンスや検証、プロセスを支えるシステム環境の把握に役立ちます。

入手先

通常、データ抽出・変換時にデータセットを識別するために追加する固定値です。

例
HighRadiusHighRadius-債権回収HighRadius-入金消込
事業部門
BusinessUnit
販売または請求書を担当する社内の事業部門または部門。
説明

事業部門属性は、請求書を「小売」「卸売」「サービス」など、組織内の特定の部門に割り当てます。

事業セグメントごとに実績を分析できます。経営層は、事業部門間で売上債権回転日数(DSO)、紛争率、償却額などの重要業績評価指標(KPI)を比較し、優れた領域や改善が必要な領域を特定できます。各部門が売掛金の管理実績に責任を持つうえでも役立ちます。

重要な理由

組織内の部門間で実績を比較し、与信から入金までのプロセスが最も効果的に進んでいる部門を特定できます。

入手先

組織データの一部です。通常、HighRadiusまたはERPの請求書に記載されているか、関連する販売注文または顧客アカウントから取得されます。

例
事業部門:北米サービス部門製造
償却理由
WriteOffReason
請求書を回収不能な不良債権として償却した理由コードまたは説明。
説明

請求書が回収不能と判断されると、償却処理が行われます。この属性には、「顧客の破産」「未解決の紛争」「少額残高の償却」など、償却の理由が記録されます。

請求書償却分析ダッシュボードに欠かせない属性です。財務損失の根本原因を分析し、与信方針の見直し、紛争対応の改善、回収施策の調整を通じて、今後の償却を抑えるためのインサイトを得られます。

重要な理由

収益損失の理由を明らかにし、与信リスク評価や回収方針の改善に役立つ情報を提供します。

入手先

通常、HighRadiusの財務または回収モジュールで「請求書の償却」アクティビティを処理した際に記録されます。

例
破産消滅時効の成立回収費用が債権額を上回る
最終データ更新日
LastDataUpdate
このレコードのデータがソースシステムから最後に更新された日時。
説明

この属性は、データがいつ更新されたかを示します。HighRadiusから最後にデータを抽出または更新した日時を記録します。

分析では、インサイトの鮮度を把握するための情報として利用できます。ダッシュボードやレポートにデータの最新性を表示することで、最新のデータに基づいた業務上の意思決定を支援します。

重要な理由

データが適時に更新されているかを明らかにするため、分析への信頼を築き、十分な情報に基づいて意思決定するうえで重要です。

入手先

データの抽出時に、データ取り込みパイプラインによってこのタイムスタンプが生成され、各レコードに追加されます。

例
2023-06-10T02:00:00Z2023-06-11T02:00:00Z2023-06-12T02:00:00Z
国
Country
請求書に関連付けられた顧客の所在国。
説明

この属性は、顧客の所在国を示します。与信・回収プロセスを地域別に分類できます。

国別にデータを分析すると、支払い傾向や回収施策の効果、よくある紛争理由の地域差が明らかになります。地域ごとの方針を調整し、グローバル組織の経営報告を行ううえで重要な情報です。

重要な理由

地域別の分析により、支払い傾向の違いを把握し、地域に応じた回収施策の調整に役立てられます。

入手先

この情報は顧客マスターデータの一部で、通常はHighRadiusで確認できるか、ソースERPから同期されます。

例
USAドイツブラジル
延滞日数
DaysOverdue
請求書の支払期日を過ぎてからの日数。支払期日前、または期日どおりに支払い済みの場合は0です。
説明

延滞日数は、未払いの請求書では現在の日付、支払い済みの請求書では支払日と、請求書の支払期日との差を測る計算指標です。支払いの遅延状況を示す重要な指標です。

請求書の支払状況と滞留期間を確認するダッシュボードの基礎となり、売掛金を滞留期間別(例:1~30日、31~60日)に分類するために使われます。売上債権回転日数(DSO)の算出要素でもあり、延滞期間の長い債権を優先して回収する際にも役立ちます。

重要な理由

支払いの遅延日数を直接示す指標です。滞留期間分析や回収業務の優先順位付け、売上債権回転日数(DSO)の算出に欠かせません。

入手先

保存済みの項目ではありません。データ変換時に、支払期日と支払日または現在の日付を使って算出します。

例
1545092
支払約束日
PromiseToPayDate
延滞請求書について、顧客が支払いを約束した日付。
説明

回収担当者が顧客に連絡した際、顧客から特定の日までに支払うという約束を得ることがあります。この属性には、その約束の日付が記録されます。

このデータは、顧客の約束がどの程度守られるか、また回収担当者が確実な約束を取り付けられているかを評価するうえで重要です。約束履行率を追跡するために利用でき、回収チームの主要な業績指標となります。

重要な理由

回収アクティビティの重要な成果を記録し、フォローアップの効果や顧客の約束の信頼性を測定できます。

入手先

HighRadiusのCollectionsモジュールで「支払約束」アクティビティを記録した際に、この日付が保存されます。

例
2023-06-152023-07-012023-06-25
督促レベル
DunningLevel
延滞請求書に対して実施された自動督促プロセスの段階またはレベル。
説明

督促レベルは、回収活動の強度を示します。多くの場合、顧客に送信する自動リマインダーや通知の段階に対応しています。たとえば、レベル1は穏やかなリマインダー、レベル3は最終通知です。

督促戦略の効果を確認するダッシュボードに欠かせない属性です。どの督促レベルで支払いに至ることが多いかを分析し、顧客との関係を損なうほど強引にならず、効果的な督促ワークフローを整えられます。

重要な理由

回収アクティビティの段階的な強化を追跡し、どの督促戦略が支払いを促すうえで効果的かを分析できます。

入手先

HighRadiusの自動回収または督促ワークフローエンジンで管理されるステータス項目です。

例
123:最終通知法的手続きによる回収
終了時刻
EndTime
アクティビティが完了した日時を示すタイムスタンプ。
説明

終了時刻は、アクティビティが完了した時点を示します。回収業務の多くは、開始時刻と終了時刻が同じ瞬時のイベントですが、「紛争解決」のように、一定の時間を要するアクティビティもあります。

この属性が利用できる場合は、開始時刻と組み合わせて、個々のアクティビティの処理時間を算出します。アクティビティ間の待ち時間だけでなく、どの工程に最も時間とリソースがかかっているかを特定できます。

重要な理由

個々のアクティビティにかかる時間を正確に測定し、プロセスのどこで時間が費やされているかを詳しく把握できます。

入手先

HighRadiusの文書をご確認ください。開始状態と終了状態が記録される一部のアクティビティで利用できる場合があります。

例
2023-03-15T10:45:00Z2023-04-01T15:00:10Z2023-05-20T11:15:00Z
自動処理かどうか
IsAutomated
アクティビティがシステムによって自動で実行されたか、ユーザーが手動で実行したかを示す真偽値。
説明

この計算属性は、自動督促の実行による「延滞リマインダーの送信」などのシステム生成イベントと、「回収電話の記録」などの担当者による操作を区別します。

自動回収アクティビティ率の重要業績評価指標(KPI)の算出に欠かせない項目です。回収プロセスの自動化の度合いを測定し、さらなる自動化の機会を特定するとともに、自動対応と手動対応の効果を比較できます。

重要な理由

プロセスの自動化の度合いを測定し、自動システムと手作業の効率や効果を分析できます。

入手先

データ変換時に算出します。業務知識に基づき、特定のアクティビティ名を自動処理として識別するマッピングを作成する必要があります。

例
truefalse
通貨
Currency
請求金額の通貨コード。
説明

この属性は、請求書の通貨をUSD、EUR、JPYなどで示します。請求金額などの金額を正しく理解するために必要な情報です。

多国籍企業で正確な財務分析を行うには、この項目が欠かせません。金額を正しく解釈できるようにし、グローバルレポート用にデータを集計する際の適切な通貨換算を可能にします。

重要な理由

複数通貨を扱う環境で、金額の誤った解釈や財務計算・報告の誤りを防ぐために欠かせません。

入手先

請求書レコードの標準項目で、通常は請求金額の隣にあります。

例
USDEURGBP
必須 推奨 任意

与信管理・債権回収のアクティビティ

与信管理・債権回収プロセスを正確に把握して分析するため、イベントログに記録する主要なステップとマイルストーンです。
7 推奨 8 任意
アクティビティ 説明
入金を受領
顧客からの入金を受領したことを示します。銀行明細書やロックボックスファイルから記録されることがよくあります。資金は受領済みですが、特定の請求書にはまだ消し込まれていない状態です。
重要な理由

債権回収の計測を終了する重要な節目となることがよくあります。入金受領から消込までの遅延を把握する、入金受領から転記までの遅延に関する重要業績評価指標(KPI)の測定開始点です。

入手先

HighRadiusのCash Application Cloudにある入金レコードから取得します。銀行ファイルから取り込まれた入金バッチまたは取引ごとに、受領日が記録されます。

記録

入金が入金消込モジュールに取り込まれた時点、または入力された時点の入金レコードのタイムスタンプから記録します。

イベントタイプ explicit
紛争を登録
顧客が請求書に対する異議または控除を申し立て、その内容がHighRadiusに正式に記録された時点を示します。異議のある金額については、通常の債権回収プロセスが一時停止します。
重要な理由

紛争解決時間の平均を測定する際の開始イベントです。請求ミスや出荷上の問題など、根本原因に対処するには、紛争がいつ、なぜ発生したかを特定することが重要です。

入手先

ユーザーがHighRadiusのDeductions Cloudで請求書に関連付けられた紛争ケースを作成すると記録されます。この操作により、タイムスタンプ付きの紛争レコードが作成されます。

記録

請求書に関連付けられた紛争ケースレコードの作成タイムスタンプから記録します。

イベントタイプ explicit
紛争を解決
紛争管理プロセスが終了し、問題の調査と解決が完了したことを示します。請求書は入金処理または貸倒処理に進める状態になります。
重要な理由

紛争解決時間の平均を測定する際の終了イベントです。この段階に時間がかかると、入金が大幅に遅れ、プロセスの非効率さを示す場合があります。

入手先

紛争ケースのステータスが「解決済み」「クローズ」などの最終状態に変更された時点で記録されます。このステータス変更のタイムスタンプをアクティビティに使用します。

記録

紛争ケースのステータスが最終状態の「解決済み」に更新された時点のタイムスタンプから推定します。

イベントタイプ inferred
請求書の作成
債権回収プロセスにおける請求書のライフサイクルの開始点です。ERPシステムで請求書が作成され、債権管理のためにHighRadiusへ取り込まれたことを示します。
重要な理由

請求書から入金までのプロセス分析における主な開始イベントです。売上債権回転日数(DSO)などのサイクルタイムは、通常この時点から測定します。

入手先

HighRadius内の請求書レコードの作成日から明示的に記録されます。通常、SAPやOracleなどのソースERPシステムと同期されています。

記録

債権データにある請求書レコードの作成タイムスタンプから記録します。

イベントタイプ explicit
請求書の支払期日超過
現在の日付が請求書の支払期日を過ぎたときに発生する計算上のイベントです。ユーザーやシステムの操作を表すものではありませんが、債権回収プロセスを開始する重要な状態変化です。
重要な理由

以降の督促・債権回収アクティビティを開始する主なきっかけです。期日どおりの請求書と期限超過の請求書を区別し、債権回収方針の効果を分析できます。

入手先

このイベントは直接保存されません。請求書の支払期日と他のイベントのタイムスタンプを比較して算出し、プロセスマイニング用のデータ変換時に導出します。

記録

請求書のdue_dateと現在の日付またはイベントのタイムスタンプを比較して算出します(タイムスタンプ>支払期日)。

イベントタイプ calculated
請求書の決済完了
請求書のライフサイクルが正常に終了し、全額が支払われてクローズされたことを示します。このプロセスで目指す最終状態です。
重要な理由

プロセスにおける主な理想経路の終了イベントです。この結果に至る経路を分析すると、効果的な債権回収方針やベストプラクティスを特定できます。

入手先

通常、明示的なイベントとしては記録されません。請求書のステータスが「クローズ」または「消込済み」に変わり、残高がゼロになったことから推定します。最終入金の転記タイムスタンプがイベント時刻として使われることがよくあります。

記録

請求書のステータスが「クローズ」に変わった時点、または請求書残高の項目がゼロになった時点から推定します。

イベントタイプ inferred
請求書を貸倒処理
請求書のライフサイクルにおける別の終了形態で、債権が回収不能と判断され、貸倒損失として処理されたことを示します。望ましくない結果です。
重要な理由

貸倒処理を追跡することは、請求書の貸倒率の算出や損失の根本原因の分析に欠かせません。与信審査や債権回収の不備を特定するのに役立ちます。

入手先

請求書残高を貸倒処理する取引が転記された時点、または請求書のステータスが「貸倒処理済み」に変更された時点で記録されます。

記録

ステータスが「貸倒処理済み」に変わった時点、または請求書に対して特定の貸倒処理取引タイプが転記された時点から推定します。

イベントタイプ inferred
与信限度額の承認
与信審査が完了し、顧客に与信限度額が正式に付与されたことを示します。HighRadiusのプラットフォーム上で与信管理者が申請を承認した時点で記録されます。
重要な理由

販売プロセスを先に進めるための重要な節目です。このアクティビティを追跡することで、与信承認サイクルタイムの重要業績評価指標(KPI)を算出できます。

入手先

通常、与信限度額申請のステータスが「承認済み」に変わった時点で記録されます。システムの監査ログに明示的なイベントとして記録される場合もあります。

記録

与信申請のステータスが「承認済み」に変わった時点、または承認タイムスタンプの項目から推定します。

イベントタイプ inferred
与信限度額の申請
顧客の与信審査が始まったことを示すアクティビティです。通常、販売注文の確定前に発生し、新規または変更後の与信限度額の申請がシステムに入力された時点で記録されます。
重要な理由

申請から承認までの時間を分析すると、顧客の受け入れや販売サイクルにおけるボトルネックを特定できます。与信管理チームの業務効率を測るうえで、重要な起点となります。

入手先

このイベントは、顧客の与信プロファイルのステータス変更、またはHighRadiusの与信管理モジュールにおける与信限度額申請レコードの作成日から推定できます。

記録

与信限度額申請オブジェクトの作成タイムスタンプ、またはステータスが「承認待ち」に変更された時点から推定します。

イベントタイプ inferred
債権回収の電話を記録
期限超過の請求書について、債権回収担当者が顧客に電話で連絡したことを示します。担当者は電話の内容と結果をHighRadiusに直接記録します。
重要な理由

債権回収の電話成功率と回収活動の効率を評価するうえで重要なアクティビティです。自動の回収活動と手動の回収活動を区別できます。

入手先

HighRadiusの画面で、担当者が請求書または顧客アカウントの「電話を記録」または「アクティビティを追加」機能を使うと、明示的なイベントとして作成されます。記録にはタイムスタンプが含まれます。

記録

担当者が手動で行った操作を記録するアクティビティログテーブルから取得します。

イベントタイプ explicit
入金を転記
入金消込プロセスが完了し、受領した入金が特定の請求書と照合されて消し込まれ、未決済残高が解消されたことを示します。
重要な理由

入金処理サイクルの終了を示すアクティビティです。「入金を受領」から「入金を転記」までの時間から、入金消込プロセスの効率を把握できます。

入手先

請求書レコードの転記日または消込日の項目から取得します。入金消込が完了した時点で、このタイムスタンプが記録されます。

記録

請求書の会計明細項目にある「転記日」または「消込日」のタイムスタンプから記録します。

イベントタイプ explicit
支払約束を登録
顧客が将来の日付に請求書を支払うと約束し、債権回収担当者がその約束をシステムに記録した時点で発生します。途中段階で得られる望ましい結果です。
重要な理由

支払約束を追跡すると、キャッシュフローの予測や回収担当者の業務評価に役立ちます。約束した日までに入金されない、支払約束の不履行も分析できます。

入手先

担当者が請求書に関連付けられた「支払約束」レコードを作成すると、HighRadiusに明示的なイベントとして記録されます。このレコードには独自の作成タイムスタンプがあります。

記録

HighRadiusの「支払約束」オブジェクトの作成タイムスタンプから記録します。

イベントタイプ explicit
期限超過の督促を送信
期限超過の請求書について、顧客に自動または手動で督促を送ったことを示します。HighRadiusでは督促方針の一環として自動化でき、連絡履歴が記録されます。
重要な理由

督促効果率を測定するうえで欠かせないアクティビティです。入金までに必要な督促回数を分析できます。

入手先

HighRadiusのCollections Cloudで、請求書のアクティビティログまたは連絡ログに明示的に記録されます。送信した督促ごとに、対応する記録とタイムスタンプが残ります。

記録

請求書に関連付けられた、タイムスタンプ付きの連絡ログから記録します。

イベントタイプ explicit
督促手順を開始
期限超過の請求書に対して、正式な督促プロセス、またはそのプロセス内の特定段階が始まったことを示します。単発の督促より体系的な対応です。
重要な理由

督促手順の開始を追跡すると、支払いを促すうえで、債権回収方針や督促レベルごとの効果を分析できます。

入手先

通常、HighRadiusの請求書レコードに関連付けられた「督促レベル」または「回収方針」の項目の変更から推定します。

記録

変更ログまたはタイムスタンプ付きの履歴に記録された、請求書の督促レベルの変更から推定します。

イベントタイプ inferred
顧客への請求書送付
メールまたは顧客ポータルを通じて、請求書が顧客に送付された時点を示します。HighRadiusでは、この連絡イベントを自動化して記録できます。
重要な理由

顧客に請求書が速やかに届いているかを確認できます。請求書の作成から送付までの遅れは、支払いまでの期間や売上債権回転日数(DSO)に直接影響することがあります。

入手先

多くの場合、Collections Cloudモジュールで請求書に関連付けられた連絡履歴またはアクティビティ履歴に明示的に記録されます。自動連絡ジョブのステータスから推定できる場合もあります。

記録

メールまたはポータル経由で送付した時点で、請求書の連絡履歴に記録されます。

イベントタイプ explicit
推奨 任意

データ抽出ガイド

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