データテンプレート:請求処理

Sapiens ClaimsPro
データテンプレート:請求処理

保険金請求プロセス用データテンプレート

このテンプレートは、請求処理ワークフローの分析に必要なデータの集め方をまとめた実用ガイドです。Sapiens ClaimsProに合わせ、追跡すべき主要な属性やアクティビティ、抽出の実務ポイントを整理しています。データ収集を効率化し、有益なProcess Miningに向けた準備にご活用ください。
  • クレームデータ収集の推奨属性
  • クレームプロセスで追跡すべき主要アクティビティ
  • Sapiens ClaimsPro 向けデータ抽出の手順ガイド
イベントログについて初めての方へ: プロセスマイニングのイベントログ作成方法.

保険金支払業務の属性

保険金支払業務を網羅的に分析し、潜在的な非効率を見つけ出すために、イベントログに含めたい推奨データ項目は次のとおりです。
3 必須 6 推奨 11 任意
名前説明
アクティビティ名
ActivityName
請求プロセスの特定時点で発生した具体的な業務アクティビティまたは event の名称。
説明

この属性は、請求ライフサイクルで行われる個々のステップ/タスクを表します(例: 'Claim Submitted'、'Initial Review Performed'、'Payment Issued')。各アクティビティは開始時刻と、場合によっては終了時刻を持つ、プロセス上の独立したポイントです。

アクティビティ分析はプロセスマイニングの核です。プロセスマップの可視化、ステップ間のボトルネック特定、アクティビティ頻度の分析、プロセスのばらつきの把握を可能にします。特定の Claim ID におけるアクティビティの並びが、プロセスフローの基盤となります。

その重要性

プロセスの各ステップを定義するもので、プロセスマップの作成やボトルネック/非効率の特定に不可欠です。

取得元

通常、Sapiens ClaimsPro内のイベントログ、ステータス変更履歴、タスク完了テーブルなどから抽出します。ステータスコードやトランザクション種別のマッピングが必要になる場合があります。

請求の登録調査開始支払額を算出請求のクローズ
イベントのタイムスタンプ
EventTimestamp
特定のアクティビティまたはイベントが開始した正確な日時です。
説明

Event Timestamp は、請求プロセスにおける各 activity の開始時刻を記録します。イベントの順序を組み立て、間の所要時間を計算するために必要な時間的文脈を提供する、イベントログの時間的な基盤です。

Process Mining の分析では、この属性はサイクルタイム、待ち時間、activity の所要時間など、すべての時間系指標の計算に不可欠です。ボトルネックの発見、時間推移でのプロセス性能の分析、SLA 遵守の監視を、いつ何が起きたかという事実に基づいて可能にします。

その重要性

このタイムスタンプは、イベントを時系列に並べ、サイクルタイムやボトルネックなどの時間系指標を算出するために不可欠です。

取得元

Sapiens ClaimsPro のイベントまたはトランザクションログのテーブルに、アクティビティやステータス変更情報と併せて保存されています。

2023-10-26T10:00:00Z2023-10-26T14:35:10Z2023-10-27T09:15:00Z
請求ID
ClaimId
各保険金請求に付与される一意の識別子で、請求ライフサイクルを追跡するための主要なケースIDです。
説明

Claim ID は、1 件の保険金請求に紐づくすべての event と activity を結び付ける、基本となるケース識別子です。初回の申請から最終クローズまで、一連の流れを途切れずに再現・分析できるようにします。

Process Mining では、イベントログの各レコードが Claim ID と関連付けられている必要があります。これにより、各請求の経路を完全に追跡し、プロセスバリアントを可視化し、エンドツーエンドのサイクルタイムを算出し、標準 workflow からの逸脱やボトルネックを特定できます。Claim ID を軸にデータを分析することで、その一連の流れの全体像がつかめます。

その重要性

関連するアクティビティを1つのプロセスインスタンスにまとめ、クレームのライフサイクルをエンドツーエンドで分析するために欠かせません。

取得元

これは Sapiens ClaimsPro の主要な請求トランザクションテーブルにおけるプライマリーキーです。該当テーブル名とフィールド名はシステムのドキュメントを参照してください。

CL-2023-001234CL-2023-005678CL-2024-009101
イベントの終了時刻
EventEndTime
特定のアクティビティが完了した正確な日時です。
説明

Event End Time は activity の完了時刻を示します。event によっては瞬時に完了するもの(StartTime と EndTime が同一)もありますが、多くの activity には所要時間があります。この timestamp により、各ステップに要した時間を正確に測定できます。

この属性は、activity の「active time/processing time」と、activity 間の「waiting time」を分けて算出するために使います。これにより、請求に対して実際に作業していた時間と、キューで待機していた時間を区別できます。時間を要する具体的な activity の特定に不可欠です。

その重要性

各アクティビティの実処理時間を算出でき、付加価値時間と待ち時間を切り分けられます。

取得元

開始時刻と同じトランザクションログにある場合もあれば、後続イベントの開始時刻から推定が必要な場合もあります。詳細は Sapiens ClaimsPro のドキュメントをご確認ください。

2023-10-26T11:30:00Z2023-10-26T15:00:15Z2023-10-27T13:45:00Z
担当アジャスター
AssignedAdjuster
当該請求または特定の activity を担当する損害査定担当者の氏名または ID。
説明

この属性は、請求に対してアクションを実行したユーザー/リソースを特定します。担当アジャスターのトラッキングは、業務負荷の分布、個人パフォーマンス、リソース配分の把握に不可欠です。

分析では、アジャスターごとにプロセスマップをフィルタリングして処理の違いを可視化し、パフォーマンスを比較し、研修の機会を特定できます。'Adjuster & Department Activity Load' dashboard の構築や 'Adjuster Workload Balance' KPI の算出に不可欠です。

その重要性

リソース分析に不可欠で、業務量の偏り、ハイパフォーマー、教育ニーズの把握に役立ちます。

取得元

Sapiens ClaimsPro 内のユーザーアクティビティログまたはトランザクションテーブルにあり、レコードの作成者や最終更新者に紐づいています。

John Smithj.smithUSR-00451
担当部門
AssignedDepartment
特定の段階で当該請求を担当する部門またはチーム。
説明

この属性は、請求やアクティビティに割り当てられた部門/チーム(例: 'Initial Intake'、'Complex Claims'、'SIU (Special Investigations Unit)')を示します。部門の視点での分析を可能にします。

部門別の分析により、特定チームに固有のボトルネックの把握、部門間の引き継ぎの理解、効率の評価が可能になります。'Adjuster & Department Activity Load' dashboard に不可欠であり、より上位の組織レベルでのプロセス分析にも役立ちます。

その重要性

チーム間のハンドオフを含むプロセスのパフォーマンスを分析でき、組織的なボトルネックを明らかにします。

取得元

システム上のユーザープロファイルに紐づいているか、クレームオブジェクトに直接アサインされています。詳細は Sapiens ClaimsPro のドキュメントをご確認ください。

自動車保険金部門物損クレーム特別調査部門(SIU)
支払額
SettlementAmount
請求の解決として請求者に支払う最終金額。
説明

この属性は、支払い金額(Settlement Amount)を保持します。請求が財務に与える影響や、プロセス中の判断を反映する重要な成果指標です。

プロセス分析では、Settlement Amount を 'Claim Decision & Settlement Insights' dashboard で用い、プロセスのばらつきやアジャスターの行動が支払い結果にどう相関するかを分析します。さらに 'Settlement Amount Consistency Index' KPI の主要入力として、同種の請求における支払い判断の不整合を洗い出します。

その重要性

これは主要な成果指標です。プロセスのバリアントと突き合わせて分析することで、非効率や逸脱が財務結果に与える影響を明らかにできます。

取得元

Sapiens ClaimsPro の請求に紐づく財務・支払いトランザクションテーブルで確認できます。

5000.001250.75250000.00
請求の重大度
ClaimSeverity
請求の複雑さや潜在的な金銭的影響度の分類(例:低・中・高)。
説明

請求の重大度(Claim Severity)は、案件の複雑さ・リスク・金額影響の見込みを示す評価です。この指標により、求められる審査の厳しさや担当者の経験、適用されるワークフローが決まります。

この属性は「重大度別サイクルタイム分析」ダッシュボードで不可欠です。複雑な案件が効率的に処理されているか、または全体のリードタイムを過度に押し上げていないかを把握できます。高重大度の請求は低重大度より時間がかかるのが自然であり、パフォーマンス指標を正しく解釈するための重要な文脈を提供します。

その重要性

サイクルタイム分析に不可欠な文脈を提供し、なぜ特定のクレームは他より時間がかかるのか、複雑な案件が効率的に処理されているかを説明する助けになります。

取得元

これは Sapiens ClaimsPro において手入力のフィールド、または請求の特性に基づいて算出されるスコアである可能性があります。

複雑
請求種別
ClaimType
保険金請求のカテゴリー(自動車、財物、賠責など)。
説明

請求タイプ(Claim Type)は、種目や事故の性質に基づいて請求を分類する指標です。どのワークフローを通り、どのチームが関与するかを左右する基礎的なセグメント属性です。

請求タイプ別にプロセスを分析すると、事業ラインごとの効率や手順の違いを把握できます。たとえば自動車の請求は自動化が進み迅速な一方、企業財産の請求は複雑で時間を要することがあります。この属性は「支払金額一貫性指数」KPIの算出にも必要です。

その重要性

事業ライン横断でプロセスを比較でき、カテゴリ別のベストプラクティスや固有のボトルネックを特定できます。

取得元

Sapiens ClaimsPro の請求メインレコードにある標準項目です。あらゆる請求システムにとっての中核データ要素です。

自動車車両損害一般賠償責任保険労災補償企業財産
SLA状態
SlaState
クローズした請求が解決目標日に間に合ったかを示す計算済みフラグ。
説明

この属性は、'Claim Closed' アクティビティのtimestampと 'ResolutionTargetDate' を比較して導出されます。請求を『On-Time』や『Late』といった状態に分類し、SLA達成状況を即時に示します。

この計算フィールドは 'Claim Resolution SLA Compliance' dashboard の中核です。遅延請求を瞬時にフィルタリングし、遅延を招いた共通のプロセスパスやボトルネックを調査できるようにします。'On-Time Claim Resolution Rate' KPI を直接支えます。

その重要性

SLA遵守を直接測定し、期限超過で解決された請求の抽出と分析を容易にします。

取得元

この属性はソースシステムには存在しません。データ変換時に、'Claim Closed' アクティビティの 'EventTimestamp' と 'ResolutionTargetDate' を比較して計算されます。

期限内遅延
ソースシステム
SourceSystem
どのシステムからデータを抽出したかを示します(本ケースでは Sapiens ClaimsPro)。
説明

この属性は、プロセスデータの出所に関するコンテキストを示します。本データセットでは 'Sapiens ClaimsPro' のように固定値かもしれませんが、複数システムのデータを統合する環境では極めて重要です。

分析面では、データガバナンスやトラブルシューティングに役立ち、インサイトが適切なソースシステムに紐づくことを保証します。データリネージを維持し、プロセスの技術的背景を理解するための主要フィールドです。

その重要性

データのリネージとトレーサビリティを確保し、複数システムのデータを統合する場合や監査で特に重要です。

取得元

これは、レコードの出所を示すために、データ抽出・変換・ロード(ETL)時に付与される静的な値であることが一般的です。

Sapiens ClaimsProClaimsPro v10.1
最終データ更新
LastDataUpdate
ソースシステムからデータを最後に更新・抽出した時点を示すtimestampです。
説明

この属性は、Sapiens ClaimsPro から最新データを取得した日時を記録します。分析対象データの鮮度を把握するために不可欠で、単一のデータセット内では通常すべてのレコードで同一です。

あらゆる分析やdashboardで、このtimestampはデータの鮮度を示す重要な手掛かりになります。利用者はリアルタイム情報か履歴スナップショットかを判断でき、タイムリーな業務判断に直結します。

その重要性

データの鮮度に関する情報を提供し、分析がどの程度最新かをユーザーに伝えます。

取得元

この値はデータ抽出(ETL)時に生成され、データセットに書き込まれます。

2024-05-21T02:00:00Z2024-05-20T02:00:00Z
処理時間
ProcessingTime
請求プロセス内で連続する2つの event 間の所要時間(計算値)。
説明

Processing Time は、あるアクティビティの開始から次のアクティビティの開始までの経過時間を測ります。これはステップの総サイクルタイムを表し、実作業時間に加えて、次のステップが始まるまでの待機時間も含みます。

これは Process Mining における最も基本的な指標のひとつで、ボトルネック分析の中核です。プロセスマップ上で、アクティビティ間の矢印に平均 Processing Time を表示すると、クレームがどこで滞留しているかをすぐに把握できます。'Claims Activity Bottleneck Analysis' などの dashboard に不可欠です。

その重要性

この指標はボトルネック分析の基礎となり、請求が最も長く滞留しているステージを浮き彫りにします。

取得元

これは算出指標であり、Process Mining の分析時に各 'ClaimId' について連続するアクティビティ間の 'EventTimestamp' の差分として算出されます.

2日4時間30分15日間
受付チャネル
SubmissionChannel
請求が最初に提出された方法(例:オンラインポータル、代理店、郵送)。
説明

この属性は新規請求の受付チャネルを示します。チャネルの違いは初期データ品質に大きく影響し、その後のプロセス全体に波及します。

Submission Channel 別の分析は、効率と品質の検証に役立ちます。たとえば 'Claims Submission Channel Efficiency' dashboard では、オンラインポータル経由の請求が郵送提出に比べてサイクルタイムが短く、手戻り率が低いかを可視化できます。こうした示唆は、チャネル最適化やデジタル化投資の判断材料になります。

その重要性

どの受付チャネルが最も効率的かを特定し、自動化や顧客体験向上の余地を示します。

取得元

通常は最初の問い合わせ時に取得され、Sapiens ClaimsProの請求メインレコードのフィールドとして保存されます。

オンラインポータル担当者郵送電話番号
否認理由
ReasonForRejection
請求が否認された場合や支払いが却下された場合に記録される具体的な理由です。
説明

請求の決定が 'Denied' の場合、その根拠を示す属性です。標準化されたコード、または 'Policy Exclusion'、'Lack of Evidence'、'Fraud Suspected' のように否認理由を説明する自由記述が含まれます。

この情報は「Claim Decision & Settlement Insights」dashboardで非常に有効です。否認理由を分析することで、情報不足による否認が多いなどのパターンが見え、データ収集段階の課題を示唆します。否認の根本原因分析にも役立ちます。

その重要性

否認となったクレームに関する重要な文脈を提供し、否認率の低減と申請品質の向上に向けた原因分析を可能にします。

取得元

「請求却下」や「支払判断確定」と関連するアクティビティで、Sapiens ClaimsPro のステータス/理由コード項目に保持されている可能性があります。

免責条項補償対象外依頼した情報が未提出重複請求
手戻り
IsRework
手戻りループに該当するアクティビティを識別する計算済みのブール型フラグ。
説明

同一の請求でアクティビティ(またはその並び)が繰り返された場合、この属性は 'true' になります。たとえば、'Initial Review' から 'Additional Information Requested' を経て再び 'Initial Review' に戻った場合、二度目のレビューは手戻りとしてフラグされます。

手戻りのフラグ付けは、プロセスの非効率を定量化するうえで極めて重要です。'Claims Rework & Re-submission Trends' dashboard と 'Claim Rework Loop Frequency' KPI を支えます。手戻りループを分離・分析することで、初期データ品質の低さやガイドラインの不明確さなどの根本原因を特定し、ムダな工数を削減できます。

その重要性

繰り返し発生しているアクティビティを明示的にフラグし、非効率を定量化。的を絞った改善につなげます。

取得元

これはソースシステムには存在しません。単一のケース内でアクティビティの繰り返しシーケンスを検出し、Process Mining ツールが算出します。

truefalse
損害発生日
LossDate
請求の契機となった事故・事象が発生した日付。
説明

Loss Date(Date of Loss)は、実際の事故・損害発生日(例:交通事故、物損)を指します。顧客の視点では、請求ジャーニーの起点となる日付です。

この属性は、Loss Date から「Claim Submitted」までの期間、すなわち報告遅延(reporting lag)の算出に重要です。この遅延を分析することで、顧客行動の傾向を把握し、早期報告を促す施策の機会を見出せます。早期報告は、より良い結果につながることが多いです。

その重要性

保険金請求イベントの開始点を定義し、損害発生から請求提出までの遅延(レポーティングラグ)を分析できます。

取得元

請求のメインレコードにある中核項目で、First Notice of Loss (FNOL) の受理時に記録されます。

2023-10-202023-11-152024-01-05
解決目標日
ResolutionTargetDate
SLAに基づき、請求をクローズすべき目標日です。
説明

Resolution Target Date は請求クローズの期限で、請求種別、管轄、契約条件などから設定されます。SLAの遵守とパフォーマンスを測る基準です。

この日付は 'Claim Resolution SLA Compliance' dashboard と 'On-Time Claim Resolution Rate' KPI の基盤となります。実際の 'Claim Closed' 日と比較することで、システムが自動的に『On-Time』または『Late』に分類し、SLAの達成状況を明確に示します。

その重要性

SLA順守を測る基準となり、期限内解決率の算出や、遅延リスクのあるクレームの特定に役立ちます。

取得元

この日付は、Sapiens ClaimsPro の請求メインレコード、または関連するSLA管理モジュールに格納されている場合があります。

2024-01-152024-03-202024-06-01
証券番号
PolicyNumber
請求が提出された保険契約の一意のID。
説明

証券番号は、請求を契約者の保険契約と結び付ける識別子です。補償範囲、限度額、免責金額など、請求対応や判断に影響する重要な前提情報を提供します。

プロセスフローの分析で常に直接使うとは限りませんが、深掘りには不可欠な属性です。請求データと保険契約データを突合できるため、顧客関係やリスクプロファイルをより立体的に把握できます。契約単位で請求を集計し、問題のある契約やトレンドを特定することも可能です。

その重要性

クレームを保険契約に関連付け、補償範囲や限度額といった契約情報とプロセスデータを結び付けることで、より深い分析が可能になります。

取得元

Sapiens ClaimsPro の請求メインレコードにある標準項目で、ポリシー管理システムと紐づきます。

POL-987654321POL-123456789POL-555444333
請求ステータス
ClaimStatus
請求の現在のステータス(例:Open、Pending、Closed)。
説明

この属性は、ある時点における請求ケースの全体ステータスを表します。アクティビティがイベントであるのに対し、ステータスはそれらの結果としての状態です。ライフサイクル上の現在地を俯瞰できる要約情報です。

請求ステータスの分析は、未解決請求の滞留状況や現在の段階の把握に役立ちます。オペレーション系dashboardで有用であり、プロセス全体でステータスがどれだけ頻繁かつ意味のある形で更新されているかを追跡して 'Claim Status Transparency Score' KPI を算出します。

その重要性

クレームの現在の状態を俯瞰でき、進行中の業務量の把握や案件の進捗理解に役立ちます。

取得元

Sapiens ClaimsPro の請求メインレコードにある主要項目で、各種の業務トランザクションにより更新されます。

オープン保留(追加情報待ち)クローズ(支払済)クローズ - 不承認
必須 推奨 任意

保険金支払業務のアクティビティ

正確なプロセスディスカバリーとパフォーマンス測定のため、イベントログに記録すべき主なステップとマイルストーンは次のとおりです。
6 推奨 9 任意
アクティビティ説明
支払実行済み
確定した支払額の送金取引が実行されたことを示します。このイベントで、請求者または受取人へ資金が送金されます。
その重要性

これは顧客向けの重要なマイルストーンです。'Claim Decision Made' から本アクティビティまでの所要時間は、顧客満足度に大きく影響します。

取得元

財務モジュールの支払トランザクション記録(Claim ID に紐づく)のタイムスタンプから取得します。

取得

支払いトランザクションログ、または請求に紐づく財務システムのインターフェース記録に記載されたタイムスタンプ。

イベントタイプ explicit
調査完了
必要な調査活動がすべて完了し、結果が記録されたことを示します。これは最終判断の前提条件です。
その重要性

この重要なマイルストーンは、証拠収集フェーズの終了を示します。調査の効率と、それが意思決定時間に与える影響を分析できます。

取得元

ステータスが 'Investigation Complete' または 'Pending Decision' に変わった時点、もしくは最終調査タスクの完了タイムスタンプから推定します。

取得

調査の終了、または調査サブタスクがすべて完了に更新されたことを示すステータス変更のタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
請求のクローズ
請求案件がシステム上で正式にクローズされ、支払いまたは否認の連絡を含むすべての activity が完了したことを示します。これは主要な正常終了イベントです。
その重要性

このアクティビティはプロセスの終了を示し、各請求のエンドツーエンドの処理時間を算出できるようにします。

取得元

クレームのメインステータスが 'Closed' もしくは同等の最終ステータスに更新された時点のタイムスタンプから推定します。

取得

メインの請求ステータスが 'Closed' に変更されたタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
請求の提出
受付チャネルを問わず、契約者や第三者からのクレームを初めて受け付けた時点を示します。クレームライフサイクルの起点であり、システム連携や手入力で記録されることが多いイベントです。
その重要性

このアクティビティはプロセスの主要な開始イベントです。提出から登録までの所要時間を分析すると、データ入力や初期設定の遅延を洗い出せます。

取得元

初回のクレームレコード作成時のタイムスタンプ、またはメインのクレームテーブルにある特定の 'submission date' フィールドから取得されることが一般的です。

取得

システム上で請求レコードが作成された event です。多くの場合、First Notice of Loss(FNOL:初期事故通知)の登録に関連します。

イベントタイプ explicit
請求の決定
保険金請求について、承認/一部承認/否認のいずれかの正式な決定が、権限のあるアジャスターにより記録されました。プロセス上の重要なマイルストーンです。
その重要性

これは支払いかクローズか、その後のプロセス経路を左右する重要な意思決定ポイントです。意思決定までの時間を分析することは重要なKPIとなります。

取得元

これは、請求の決定フィールドが入力・保存されたタイミング(例:'Approved'、'Denied')で記録される独立したイベントである可能性が高いです。

取得

決定フィールド/ステータス(例:'Claim Status')が 'Approved' や 'Denied' などの最終決定に設定されたタイムスタンプ。

イベントタイプ explicit
請求の登録
Sapiens ClaimsPro 上で一意の Claim ID を正式に発番・付与することを表します。通常は初回の申請の後に行われ、当該請求が処理対象としてシステムに正式登録されたことを示します。
その重要性

社内処理の正式な開始を示します。'Claim Submitted' から本アクティビティまでの所要時間が、受付効率の指標になります。

取得元

請求レコードのステータスが予備状態(例:'pending')から 'registered' または 'open' に変わった時点のタイムスタンプから推定します。明示的なログエントリの場合もあります。

取得

請求ステータスが 'Registered'、'Open' などのアクティブ状態に変更されたタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
初期審査実施
アジャスター/請求担当が、提出された申請内容と資料の一次評価を完了した状態です。このステップで有効性の初期判断と次のアクションを決めます。
その重要性

このマイルストーンは、請求がどれだけ迅速にトリアージされるかを把握するうえで重要です。ここでの遅延は、全体のサイクルタイムや顧客満足に大きく影響します。

取得元

'Under Review' や 'Reviewed' へのステータス変更、または初期レビューのタスク/workflow ステップ完了に紐づくタイムスタンプから推定されるのが一般的です。

取得

「初期レビュー」タスクの完了タイムスタンプ、または請求のイベントログ/履歴テーブルにおけるステータス更新イベント。

イベントタイプ inferred
損害査定完了
損害の金額が正式に確定・記録された event。最終的な支払額の算定に不可欠なインプットです。
その重要性

このステップは、財務計画と引当金管理にとって不可欠です。損害評価の遅れは、支払い決定から支払いまでの一連のプロセス全体を滞らせます。

取得元

システム上で引当金や損害額のフィールドが確定または承認された時点のタイムスタンプとして記録されるのが一般的です。

取得

'Loss Amount' または 'Reserve Amount' フィールドの最終入力または承認に紐づくtimestampです。

イベントタイプ explicit
支払決裁済み
支払い実行のための社内承認が下りた状態です。通常は、マネージャーまたは財務チームのメンバーが内容を確認し、承認します。
その重要性

支払い可否が決まり、金額算出後の社内財務承認workflowで生じる潜在的な遅延を特定します。

取得元

これは、システムの workflow 上の承認アクション、またはステータスが 'Pending Payment' や 'Approved for Payment' に変更された際にトリガーされる明示的なイベントである可能性が高いです。

取得

支払承認が行われたことを示すイベントログの記録、またはステータス変更のタイムスタンプ。

イベントタイプ explicit
支払額を算出
支払い可否の決定後、請求者に支払う最終金額を算出します。このステップは、支払い実行の承認に先立って行われます。
その重要性

決定後の支払額計算ステップの効率を測定します。ここでのボトルネックは最終支払いを遅らせる要因になります。

取得元

システムの財務モジュールで『Settlement Amount』フィールドに値が入力され、確定した時点のタイムスタンプから推定します。

取得

請求レコードの 'Settlement Amount' フィールドが確定した時点のタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
調査開始
正式な調査フェーズの開始を示します。専門担当のアサイン、現地調査の手配、証拠収集などを伴います。
その重要性

このアクティビティは、重要かつ時間を要しがちなフェーズの開始を示します。調査に要した時間を測ることで、主要なボトルネックの特定につながります。

取得元

ステータスを 'Under Investigation' に変更した時点、または最初の調査関連タスク/アサインの作成日時から推定されるのが一般的です。

取得

請求ステータスが 'Investigation in Progress' などの状態に更新されたタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
請求の不承認
請求は正式に不承認となり、クローズ準備に入ります。これは "Claim Decision Made" の結果が "Denied" となった後に続くイベントです。
その重要性

重要な代替経路を示します。この経路を分析すると、不承認となった請求の傾向が分かり、適切な手続きが守られていたかを確認できます。

取得元

これは多くの場合 'Claim Closed' と同一のイベントですが、最終決定の属性によって区別されます。'Decision' フィールドの値が 'Denied' の場合、別アクティビティとしてモデリングできます。

取得

請求の最終決定属性が 'Denied' などの場合は、'Claim Closed' イベントから派生させます。

イベントタイプ calculated
請求再開
以前にクローズした請求が、再調査や追加対応のために再開されました。新情報や不服申し立てにより発生し得る例外的なイベントです。
その重要性

初期対応の例外や不備を可視化。再オープン率の高さは、判断の質や顧客コミュニケーションに課題があるサインです。

取得元

ステータスが 'Closed' から 'Open' または 'Under Review' に戻った時点から推定します。

取得

最終(クローズ)状態からアクティブ(オープン)状態へ変更された際のタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
追加情報の依頼
損害査定担当者が不足・不備情報を特定し、契約者または第三者に照会を送付した状態を表します。プロセス上の典型的な待機状態の起点です。
その重要性

このアクティビティは手戻りループの起点です。発生頻度が高い場合、初期データ収集に問題がある兆候で、遅延や手作業の増加を招きます。

取得元

通知送付時の明示的なイベントとして記録されている場合、またはステータスが「情報待ち」や「保留」に変わった履歴から推測できます。

取得

請求ステータスが 'Pending Information' 状態に変更された、または対外コミュニケーション送信のログが記録されたタイムスタンプ。

イベントタイプ inferred
追加情報の受領
依頼していた情報の受領を表し、請求処理を再開できる状態になります。このイベントにより、依頼から始まった再作業のループが解消されます。
その重要性

「追加情報の依頼」から本アクティビティまでの時間を分析すると、外的要因による遅延が見え、顧客期待のコントロールに役立ちます。

取得元

請求ステータスが 'Pending Information' から 'Open' や 'Under Review' などのアクティブ状態へ戻った時点から推定します。受領文書のログに紐づく場合もあります。

取得

ステータスが 'Pending' から 'Active' に変わったタイムスタンプ(多くはドキュメントのアップロードがトリガー)。

イベントタイプ inferred
推奨 任意

データ抽出ガイド

Sapiens ClaimsProからデータを取得する方法

このプロセスのデータ抽出方法は現在検証中です。後でもう一度お試しいただくか、 お問い合わせください サポートについてはお問い合わせください。